redx(1M)
名前 | 形式 | 注意 | 機能説明 | オプション | 使用例
名前
- redx- リモートエミュレーションデバッガ
形式
-
redx [-chnlq?] [file [arg]...]
redx [-q] -x redx_interpreter_cmd...
注意
ソフトウェアのインストールと更新の場合を除き、このコマンドは購入先の技術者のみが使用します。サンから提供されたインストールの説明書にこのコマンドの使用法が指示されている場合は、説明のとおりに実行してください。このコマンドの使用を誤ると、オペレーティングシステムに重大な障害を引き起こす場合があります。
機能説明
redx は Sun Enterprise 10000 システムをデバッグし保守するためのサポートプログラムです。redx は POST プログラムと関係していますが、他の低レベルのハードウェアやファームウェアのデバッグにも使用されます。
コマンドインタプリタ redx は、スクリプトから、あるいは -x オプションを指定した場合にはコマンド行から、コマンドを対話式に読み込みます。redx には詳細なオンラインヘルプが備わっています。プログラム内部からヘルプを呼び出すには、help または ? を入力してください。使用することができるコマンド名の一覧と、他のヘルプ機能に関する説明が表示されます。
起動時に、 redx はオプションのスタートアップスクリプト .redxrc を読み込みます。このファイルがカレントディレクトリに存在しない場合は、ユーザーのホームディレクトリを探します。どちらのディレクトリにもファイルが存在しない場合、あるいは -n オプションが指定されている場合は、スクリプトは使用されません。
オプション
- -c
-
入出力用の curses ライブラリ関数を使用しません。このモードでは、コマンドの履歴機能とスクロール可能な出力ウィンドウ機能は使用できません。redx を -c 付きでを使用するのは、SSP へのシンプルな tty 接続が可能な場合に限ってください。
- -h
-
ヘルプリストを出力します。
- -l
-
Local モードを指定します。このモードでは JTAG へのアクセスは行われません。このオプションは、関数を構文解析する場合や、安全のためにハードウェアのダンプファイルを オフラインで調べる場合に使用します。
- -n
-
スタートアップファイル .redxrc を読み込みません。
- -q
-
省略 (Quiet) モードを使用し、通常の画面出力を抑止します。
- -x redx_interpreter_cmd ...
-
指定したインタプリタコマンドをコマンド行から実行し、そして終了します。シェル固有の文字はエスケープする必要があります (sh(1) を参照)。このオプションは -n の使用を前提とします。
- -?
-
ヘルプリストを出力します。
ダッシュ付きの引数は、-qn の ようにグループ化するか、あるいは -q -n のように個々に指定することができます。 -x を除き、引数の順番は任意です。 -x はダッシュ付き引数の最後に指定してください。数値引数は 10 進法で表記しますが、先頭に 0x または x を付けることによって 16 進数で表記することもできます。
使用例
SSP 3.5 最終更新日 1999 年 8 月 1 日- © 2010, Oracle Corporation and/or its affiliates