1


Sun Fire ハイエンドソフトウェアの概要

Sun Fire ハイエンドシステムは、Sun Fire E25K/E20K/15K および 12K システムと総称される Sun Fire ハイエンドサーバーシステムファミリに含まれる製品です。現在は System Management Services (SMS) 1.5 の Sun Fire ハイエンドシステムソフトウェアは、Solaris オペレーティングシステムで実行します。Solaris オペレーティングシステムについては、第 4 章を参照してください。

Sun Fire ハイエンドシステムは、「プラットフォーム」と呼ばれます。プラットフォーム内にあるシステムボードは、個別に起動できる複数のシステム (動的システムドメインまたは単にドメインと呼びます) に論理的にグループ化できます。単一のプラットフォーム上に同時に存在できるドメインの数は、E25K および 15K システムでは 18 個まで、E20K および 12K システムでは 9 個までです。

Sun Fire ハイエンドシステムのシステムコントローラ (SC) は、Sun Fire システムの操作および制御に必須の重要なサービスと資源を提供します。SC にインストールされた SMS ソフトウェアを使うと、プラットフォーム自体と同様にドメインも制御および監視の対象にすることができます。SMS では、さまざまな機能をコマンド行インタフェース (CLI) から利用できます。新しいシステムの場合は、SMS ソフトウェアは出荷前にインストールされています。以前のシステムを使用されている方には、アップグレードをお勧めします。SMS ソフトウェアについては、第 5 章を参照してください。

SMS の多くのコマンドの代わりとして使用できるグラフィカルユーザーインタフェース (GUI) は、Sun Management Center ソフトウェアにより提供されます。Sun Management Center ソフトウェアについては、第 7 章を参照してください。

動的再構成 (DR) ソフトウェアを使用すると、ドメインを動的に再構成することで、ドメインをマルチユーザーモードで実行している間に、現在インストールされているシステムボードをオペレーティングシステムと論理的に接続したり切り離したりすることができます。システムボードは、システムがマルチユーザーモードで実行されている場合でも、ドメインに接続されていなければ物理的に交換できます。動的再構成ソフトウェアについては、第 6 章を参照してください。


新機能

SMS 1.5 では、次の新機能が導入されます。