Mozilla は、各種の賞を受賞したオープンソースのクロスプラットフォームインターネットアプリケーションスイートであり、多彩な国際サポートを備えた Web ブラウザ、電子メールクライアント、アドレス帳、Web ページ作成ツール、チャットアプリケーションなどから構成されています。特に注目すべき機能は次のとおりです。プロファイルローミング機能およびアクセシビリティー機能です。詳細は、www.sun.com/mozilla をご覧ください。 リリースノート 新機能 (前バージョンとの相違点およびアップグレードする利点) コミュニティー版 Mozilla との相違点 インストールガイド Sun Java™ Desktop System (Solaris オペレーティングシステム版) Mozilla 1.7 をインストールする手順の説明 トラブルシューティング 技術的な困難に直面した場合は、「トラブルシューティング」を参照してください。 フィードバック サポート Copyright 2005 Sun Microsystems, Inc., 4150 Network Circle, Santa Clara, California 95054 U.S.A. All rights reserved. Sun、Sun Microsystems、Java、SunOS、OpenWindows、および Solaris は、米国およびその他の国における米国 Sun Microsystems, Inc. (以下、米国 Sun Microsystems 社とします) の商標もしくは登録商標です。すべての SPARC 商標は、米国 SPARC International, Inc. のライセンスを受けて 使用している同社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。SPARC 商標が付与された製品は、米国 Sun Microsystems, Inc. が開発したアーキテクチャに基づくものです。 新機能 Sun Mozilla チームは、パフォーマンス、安定性、Web サイトとの互換性、標準のサポート、および操作性の改善のために変更された新しいリリースを皆様にご提供できるよう常に努力しています。 非標準の Web サイトマネージャー 一部の Web ページは W3C 標準に準拠していません。このような Web ページは適切に表示される場合もあれば、適切に表示されない場合もあります。非標準 Web 要素の多くを安全に処理する機能が、Sun の Mozilla に導入されました。 アクセシビリティー Mozilla は、障害をお持ちのユーザーが使用しても高い生産性を保てるように設計されています。Mozilla では、キーボードだけで完全な操作を行えるようになっているほか、GNOME アクセシビリティーアーキテクチャーを使用したユーザー補助テクノロジ (特に、Gnopernicus のスクリーンリーダーとスクリーンマグニファー、および GNOME のオンスクリーンキーボード) がサポートされています。
セキュリティー Kerberos (GSSAPI) と NTLM によるクロスプラットフォーム認証のサポート。 印刷 電子メールメッセージに含まれる添付ファイルのリストの印刷が、サポートされるようになりました。 ローミング パーソナライズされた設定情報 (ブックマーク、設定、アドレス帳など) にどこからでもアクセスできます。 パフォーマンス サイズとパフォーマンスが劇的に改善されました。 メール ユーザーからの要望が最も多かった Mozilla メール機能の 1 つである、スレッド区画内の受取人欄と差出人欄を分離するオプションが実装されました。 Java 異なる JRE バージョン間の容易な切り替え。 LiveConnect ドメインをまたがる LiveConnect のサポートと信頼性の向上。 詳細 詳細については、http://wwws.sun.com/software/solaris/browser/ または http://www.mozilla.org/ を参照してください。 Sun 版 Mozilla とコミュニティー版 Mozilla の相違点 システムへの統合化 UI のシームレスな統合化ファイルの関連付け - Mozilla 内からほかのプログラムを直接呼び出すことで、メール受信時またはブラウズ時に受け取ったファイルを開くことができます。 メニューバー - メニューバーから直接 Mozilla を起動できます。 ローミング パーソナライズされた設定情報にどこからでもアクセスできます。 互換性 - Java エンタープライズサーバーおよび標準 FTP サーバーとの互換性をもち、HTTP、LDAP、FTP の各プロトコルをサポートします。 高可用性 - ユーザー自身のブックマーク、設定情報、アドレス帳にいつでもどこからでもアクセスできます。 信頼性 - 何らかの変更が行われた場合、複数アクセスの問題が発生しないように衝突の解決が図られます。 非標準 Web サイトマネージャー よりスムーズなネットサーフィン サイトマネージャー: この新機能は、標準に準拠していない Web ページの閲覧をより簡単に行えるように追加されました。エンドユーザーは、これらの拡張機能の有効/無効をサイト単位で切り替えることができます。 アクセシビリティー Mozilla Web ブラウザの全機能を利用する自由を、すべてのユーザーに対して提供 視覚 - Gnome に準拠した大きなフォントおよびハイコントラストなテーマをサポートします。 キーボード操作 - マウスを使わず、キーボードだけで Mozilla ブラウザの全機能にアクセスできます。 ユーザー補助テクノロジ - 今後リリースされる GNOME デスクトップに搭載される予定のユーザー補助テクノロジ (スクリーンリーダー、スクリーンマグニファー、オンスクリーンキーボードなど) との連携動作が可能になるように、GNOME アクセシビリティーフレームワークをサポートしています。 印刷 True Type 印刷- Sun Mozilla では、非西ヨーロッパ言語の印刷時に追加の設定を必要としないポストスクリプトファイルが生成されます。 バグフィックス Sun の Mozilla - 数百のバグフィックスが含まれています。これらはコミュニティー版には含まれていません。 既知の問題点 CDE 発色数を 256 色 (8 ビット) に設定した場合、UI が正しく表示されません。 発色数を 24 ビット以上に設定した場合、この問題は発生しません。 注: 現在の設定を確認するには、fbconfig -prconf を使用します。 現在の設定を変更するには、fbconfig -depth <変更後の発色数> を使用します。 Real Player 特定の Solaris パッチを適用している場合、Real Player 8.0 プラグインがハングアップします。バグ 126310 を参照してください。 Linux のパッケージファイル (.rpm) を直接クリックすると、Web サーバーと Mozilla の両方が .rpm を RealPlayer メディアとして登録しているため、Mozilla がクラッシュします。RealPlayer プラグインは、無効な rpm ファイルを正しく処理できず Mozilla をクラッシュさせます。ユーザーは、リンクを右クリックしポップアップメニューから [リンクに名前を付けて保存...] を選択することでこの問題を回避できます。次のバグを参照してください。 http://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=215999 プロファイル プロファイルが破損していると、Mozilla で予想外のエラーが発生する可能性があります。 そうした状況が発生した場合、新しいプロファイルを作成してください。 国際ドメイン名 (IDN) & ブックマーク IDN を使用した場合、ブックマークが正しく表示されない可能性があります。その場合、URL ブックマーク経由でその URL にアクセスできません。 この問題を解決するには、ブックマークを手動で編集してください。 ヒンディー文字 どのダイアログボックスにおいても、数値情報はヒンディー文字で表示されません。 システム要件 最小要件 OS - Solaris 8 オペレーティングシステム デスクトップ - GNOME 2.0 または共通デスクトップ環境 (Common Desktop Environment、CDE) メモリー: 128M バイト ディスク容量: SVR4 - ディスク上の確定サイズ 74M バイト (インストール中は 254M バイトが必要、容量は回復可能) ライブラリ - GTK2 ライブラリ 注: GNOME 2 デスクトップには GTK 2 ライブラリが含まれます。GTK 2 ライブラリは Mozilla インストーラとともにインストールすることも可能です。 Java - JRE 1.4.2_02 パッチ システムに以下のパッチを適用することを強く推奨します。 Solaris 8 SPARC 108652-66、108921-16、112003-03、108773-18、111310-01、112472-01、 108714-07、111111-03、112396-02、108940-54、108987-13、108528-22、 108989-02、110380-04、110934-10、109147-24、111308-03、112438-01、 110386-03、111023-02、108993-22、108434-14、108435-14、109159-03、 109704-03、111721-04、113261-02、114542-01 Solaris 8 x86 108653-55、108922-16、108774-18、111307-04、111311-01、112473-01、 112439-01、108715-07、111112-03、112397-02、108941-54、108988-13、 108529-22、108990-02、110403-04、110935-10、109148-24、111309-03、 110400-01、111024-02、108994-22、108436-13、109160-03、109705-03、 112757-01、113262-02、114543-01 パッチは以下の場所から入手できます。 http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/show.pl?target=patchrpts/8 または、 http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/show.pl?target=patches/patch-access Solaris 9 SPARC 111711-08、111712-08、111722-04、112661-06、112785-34、112963-10、 113902-03、114276-02、114641-02 Gnome 2.0.0 用 SPARC パッチ ID: 114686-02 Gnome 2.0.2 用 SPARC パッチ ID: 115738-03 Solaris 9 x86 111713-06、111728-03、112662-04、112786-22、113986-06、113903-03、 114277-02、114642-02 Gnome 2.0.0 用 Intel パッチ ID: 114687-02 Gnome 2.0.2 用 Intel パッチ ID: 115739-03 パッチは以下の場所から入手できます。 http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/show.pl?target=patchrpts/9 または、 http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/show.pl?target=patches/patch-access 注: その 1: JRE 1.5 の推奨パッチおよび必須パッチはここに一覧表示されていませんが、バンドルされた JRE 1.5.0_05 のインストールを選択する場合は、SunSolve の Web サイト上で提供されている推奨パッチおよび必須パッチをダウンロードして利用できます。
その 2: パッチを検索する場合、最新バージョンを取得できるようにするため、バージョン番号を入力せずに主なパッチ番号だけを入力してください。たとえば、108664 -02 では -xx がバージョン番号を表すため、108664 を使用します。 パッチを適用する場合、-xx が一番低いバージョンであれば最新のパッチも適用できます。 Solaris OS 用 Mozilla 1.7 のインストール方法 - Web Start 版 Mozilla をダウンロードしたあとで、次の手順を実行してインストールします。 1. 次のコマンドを使用してファイルを抽出します。 % unzip <インストールパッケージ名>.zip 2. Mozilla のインストールディレクトリに移動します。 % cd MOZinstaller 3. GTK2 ライブラリがシステムに存在しない場合、手順 4 から手順 7 を実行してライブラリをインストールしてください。 修正する必要がない場合は、手順 8 に進みます。 4. まだ root になっていない場合、su と入力してから root パスワードを入力して root ユーザーになります。 5. GTK2 ディレクトリに移動します。 # cd GTK2 6. GTK2 ライブラリのインストールスクリプトを実行します。 # ./GTK2install 7. Mozilla のインストールディレクトリに移動します。 # cd .. 8. Mozilla 1.7 のインストールスクリプトを実行します。 # ./installer 9. 英語以外の言語パッケージをインストールする場合は、[カスタムインストール] を選択する必要があります
10. Mozilla をインストールするディレクトリを指定します。 標準設定では、ホームディレクトリに [Mozilla] ディレクトリが作成され、 Mozilla はそのディレクトリにインストールされます。 11. インストールする言語パッケージを選択します。 12. 画面に表示される指示に従って、インストールを行います。 表示される [インストールの一覧] ウィンドウで、 インストールが成功したかどうかを確認してください。 13. [終了] をクリックして、インストーラを閉じます。 14. Mozilla を起動するには、インストールディレクトリに移動して、 次のプログラムを実行します。 % ./mozilla & システムに GTK2 ライブラリが存在せず、Mozilla インストーラスクリプトを一般ユーザーとして実行した場合は、次のメッセージが表示されます。 [Sun Mozilla 1.7 requires the GTK2 library, you can install GNOME 2.0 which includes GTK2 or install GTK2 only] [To install GTK2 only, you should go to the GTK2 directory and run GTK2install as root.] Solaris OS 用 Mozilla 1.7 のインストール方法 - SVR4 パッケージ GNOME2 (GTK2 を含む) がシステムにインストールされているか、または GTK2 ライブラリがシステムに別個にインストールされていることを確認してください。 1. ファイルを解凍する前に、ファイルの配置先ディレクトリを作成してそのディレクトリに移動し、upzip コマンドを使用してファイルを解凍します。
% mkdir <新しいディレクトリ名>
% cd <新しいディレクトリ名>
% unzip <インストールパッケージ名>.zip 2. まだスーパーユーザーになっていない場合は、su と入力してから root パスワードを入力して root ユーザーになります。 3. インストールスクリプトを実行して、Mozilla をインストールします。 # ./mozinstall 注 - Mozilla 1.7 パッケージは、ワークステーションの /usr/sfw/lib/mozilla ディレクトリにインストールされます。4 言語パッケージをインストールします。 インストーラは、インストール可能な言語のリストを表示します。該当する言語パッケージの番号を入力し、Enter キーを押します。 追加する言語ごとにこの手順を繰り返します。0 を入力し Enter キーを押してインストールを続行します。 5. プロンプトに exit と入力してスーパーユーザーを終了します。 6. Mozilla を起動するには、インストールディレクトリに移動して、 次のプログラムを実行します。 % ./mozilla &
Mozilla 1.2.1 または 1.4 から Mozilla 1.7 へのアップグレード SVR4 - Mozilla 1.2.1 または 1.4 SVR4 パッケージ (pkgadd バージョン) をインストールしている場合、まず root ユーザーになり pkgrm を使用して Mozilla 1.2.1 または 1.4 を削除してから Mozilla 1.7 をインストールしてください。 注: Mozilla の以前のバージョンからアップグレードする場合、互換性が失われる問題を避けるため、インストールディレクトリが空でない場合にはディレクトリを削除するよう、Mozilla インストーラによりプロンプトが表示されます。個人のプロファイルや個人的なファイルをインストールディレクトリに保存している場合には [いいえ] を選択します。選択しない場合にはファイルは削除されます。プロファイルを標準設定の場所に保存しているユーザーへの影響はありません。 Netscape 4.7x から Mozilla 1.7 への移行 Solaris OS 用 Mozilla 1.7 を試用する際、Netscape 4.7x の使用が影響を受けることはありません。両方のアプリケーションを同時に実行できます。 ただし、同時に 2 つのメールクライアントを使用することはお勧めしません。 Netscape 4.7x と Solaris 用 Mozilla 1.7 は、ユーザー情報 (設定、キャッシュファイル、およびブックマーク) をそれぞれ異なるディレクトリに記述します。 Netscape 4.7x - ~/.netscape ディレクトリ下 Solaris 用 Mozilla 1.7 - ~/.mozilla ディレクトリ下 Netscape 4.7x の設定 (ブックマーク、プロキシサーバー、電子メール設定など) の移行中に、設定ファイル、電子メール設定、およびローカルメールフォルダのコピーがデフォルトで作成されます。 ローカルメールフォルダのコピーは、多くのディクス容量を浪費するいわば不要物です。ローカルメールフォルダの移行動作を制御するために、 次の 2 つのオプションが用意されています。 オプション 1: Netscape 4.7x で作成されたローカルメールフォルダを再利用します。これにより、ディスク容量を節約できるだけでなく、Netscape 4.7x と Mozilla 間でメールプログラムを切り替えることができます。 注: Netscape 4.7x と Mozilla のメールプログラムを、同じ共有ローカルメールフォルダを使用して同時に実行すると、ローカルメールフォルダのデータが破壊される可能性があります。 オプション 2: (標準設定) Netscape 4.7x と Solaris 用 Mozilla 1.7 で異なるローカルメールフォルダを使用して、Netscape 4.7x と Mozilla のメールプログラムを同時に実行できるようにします。 このオプションでは、追加のディスク容量が必要となりローカルメールフォルダが分割されますが、ローカルメールフォルダに格納された全データは維持されます。 上記のオプションは、Netscape 4.7x から Mozilla 1.7 にはじめて移行するユーザーに提供されます。システム管理者と企業内の管理者は、多岐にわたるユーザーに合わせてオプションを決定できます。 管理者は、デフォルト設定をユーザー向けに変更したり、以下の設定を使用して、ユーザーによるデフォルト変更を許可するか (または不許可にするか) を選択することができます。 オプション 1 を選択して、ユーザーによる標準設定の変更を不許可にする場合は、次のようにファイル <Mozilla のインストールディレクトリ>/defaults/pref/mailnews.js を編集します。 pref("mail.migration.copyMailFiles", false); pref("mail.migration.copyMailFilesPopupWindow", false); オプション 1 を選択して、ユーザーによる標準設定の変更を許可する場合は、次のようにファイル <Mozilla インストールディレクトリ>/defaults/pref/mailnews.js を編集します。 pref("mail.migration.copyMailFiles", false); pref("mail.migration.copyMailFilesPopupWindow", true); Netscape 6 または 7 から Mozilla 1.7 への移行 Netscape 7 とともに Mozilla 1.7 を安全にインストールできます。Mozilla は Netscape 7 からのユーザーデータをインポートできます。Netscape 7 から Mozilla へ移行する場合、Mozilla をインストールしユーザーデータの移行を終了した後に Netscape 7 をアンインストールするようお勧めします。 Netscape 6 または 7 のプロファイルは、Mozilla で利用可能です。ただし、Netscape 6 または 7 と Mozilla でプロファイルを共有すると、問題が発生します。 Mozilla では、複数のプロファイルが存在する場合はプロファイルを選択するようプロンプトが表示されますが、そうでない場合は自動的に Netscape のプロファイルが使用されます。誤って Netscape のプロファイルで Mozilla を開くことを避けるため、Mozilla をインストールする前に Netscape の [プロファイルマネージャ] を使用して新規の追加プロファイルを作成してください。 注: Netscape 6 または 7 からアップグレードする場合、以前のバージョンとの互換性が失われる問題を避けるため、インストールディレクトリが空でない場合にはディレクトリを削除するよう、Mozilla インストーラによりプロンプトが表示されます。個人のプロファイルや個人的なファイルをインストールディレクトリに保存している場合には [いいえ] を選択します。選択しない場合にはファイルは削除されます。プロファイルを標準設定の場所に保存しているユーザーへの影響はありません。 注: Mozilla と Netscape 6 または 7 との間では、プロファイルを共有しないよう強くお勧めします。 パスへの Mozilla の追加 PATH 変数がどこに設定されているか確認して、ユーザーのパスに Mozilla ディレクトリを追加すると、端末ウィンドウで mozilla と入力して Mozilla を起動できます。パスは、.dtprofile、.login、.bashrc または .cshrc ファイルのいずれかに設定できます。 bash シェルの場合: export PATH=$PATH:<Mozilla インストールディレクトリ> csh シェルの場合: setenv PATH ${PATH}:<Mozilla インストールディレクトリ> プラグイン プラグインをダウンロードし、Mozilla の plugin ディレクトリにインストールします Mozilla のプラグインディレクトリ Mozilla は以下のディレクトリのプラグインを検索します: 1) 標準設定のプラグインディレクトリは
<Mozilla インストールディレクトリ>/plugins 2) 標準設定のユーザープラグインディレクトリは $HOME/.mozilla/plugins 3) ユーザー定義のプラグインディレクトリは、環境変数 [env: MOZ_PLUGIN_PATH] で設定可能 例: "export MOZ_PLUGIN_PATH=~/download/plugins" Java Java プラグインは、Mozilla 1.7 では標準設定で有効です。 Java プラグインが動作しない場合、プラグインディレクトリ内に次のファイルへのシンボリックリンクが存在することを確認してください。 SPARC: $JAVA_PATH/plugin/sparc/ns7/libjavaplugin_oji.so x86: $JAVA_PATH/plugin/i386/ns7/libjavaplugin_oji.so 注: シンボリックリンクを作成せずにファイルをコピーすると、Java がクラッシュします。 Real Player Macromedia Flash Adobe Acrobat Reader 解決方法 トピック | 問題 | 解決方法 | インストール | | | パッチ | [Warning: Required patches are not installed on the system] が表示される | 必要なパッチをインストールします。最新のパッチは次の場所にあります。 http://sunsolve.sun.com/pub-cgi/show.pl?target=patchpage | パッチ | 必要なパッチ 106300 がインストールされない。 | このパッチは 64 ビットの C++ 用の共有ライブラリパッチです。パッケージの SUNWlibCx がシステムに必要です。SUNWlibCx パッケージをインストールするか、パッチ 106300 をインストールせずに、パッチのインストールを継続します。 | 起動 | | | 何も起こらない | リモートマシンから Mozilla を起動したときにウィンドウが表示されない。 | DISPLAY 環境変数にユーザーのマシンのディスプレイを設定します。 例: [setenv DISPLAY <host name>:0.0] | 何も起こらない | ウィンドウが表示されない (以前は Netscape 4.X を使用) | Solaris 用 Mozilla 1.7 は、初回起動時に Netscape 4.X の設定の移行を試みます。Netscape Communicator 4.X の設定が適正に移行されなかったために、エラーが発生した可能性があります。~/.mozilla ディレクトリを ~/.mozilla.old に移動してください。効果がない場合は、~/.netscape デイレクトリを ~/.netscape.old に移動して、アプリケーションを再起動します。 | 何も起こらない | Solaris 2.6 で起動すると ウィンドウが表示されない | Mozilla は Solaris 2.6 ではサポートされません。 Solaris 8 以降だけです。 | 間違ったブラウザ | Mozilla から Netscape または FireFox のウィンドウが起動する | Mozilla の起動時に「-P」などのパラメータを指定します。 | エラー | 起動時 エラーメッセージ: [Internal error: unavailable temporary resources.] | 次の手順を実行して、ユーザーのコンピュータのスワップ領域を増やします。 Solaris: - 端末ウィンドウを開きます。
- su コマンドを使用して、root になります。
- 次のコマンドを入力します。mkfile -v 100m swapfile_name
- 次のコマンドを入力します。swap -a swapfile_name
Linux: - 端末ウィンドウを開きます。
- su コマンドを使用して、root になります。
- 次のコマンドを入力します。dd if=/dev/zero of=/swapfile bs=1024 count=65536
- 次のコマンドを入力します。mkswap /swapfile
- 次のコマンドを入力します。swapon /swapfile
| エラー | シェル出力に次の警告メッセージが表示される: [Gdk-WARNING **:shmat failed!] | このメッセージが表示されるのは、mozilla -debug 起動スクリプトを実行している場合だけです。このメッセージは、アプリケーション用の共有メモリーが足りないことを示しています。アプリケーションは実行できますが、少し遅くなります。 | 表示 | | | アイコン | アイコンが正しく表示されない | テーマをリセットします: [表示] -> [テーマを適用] でテーマを選択し、Mozilla を再起動します。 | クラッシュする | | | Solaris 9v4 | クラッシュする | Solaris 9 update 4 の gtk+-2.0 ライブラリにはバグがあり、ブラウザがクラッシュします。 パッチ 115738-03 以降を入手して修正してください。 | Flash | 複数の Flash ムービーを再生中にクラッシュする | システムファイル (/etc/system) 内に以下の行を追加します。 "set shmsys:shminfo_shmseg=your-number-here" これでクラッシュしなくなりますが、Flash ファイルの再生は遅いままです。 | 印刷 | | | サイズ | 大きなページをランドスケープ形式で印刷できない。 | 1. スケールのみを使用します。 2. Xprint システムを使用します。詳細については、xprint.mozdev.org を参照してください。 | 言語 | 非西ヨーロッパ言語の Web ページを印刷する際に、文字の代わりに空白のブロックが印刷されることがある。 | フォントの検索パス「pref("font.directory.truetype.1", path)」 を、ユーザーのホームディレクトリ配下の「.mozilla」ディレクトリに格納されている「prefs.js」ファイルに追加します。 | スクリプト | | | Javascript | ウィンドウを閉じる関数を実行してもタブが閉じない。 | prefs.js 内の設定を次のように変更します。 pref("dom.allow_scripts_to_close_windows", true); | メール | | | IMAP | IMAP サーバーの中には、混在タイプのフォルダをサポートしないものもあります。このため、そのような種類のサーバー上のフォルダには、メッセージ、サブフォルダのいずれか一方だけしか格納できません。ところが、Mozilla のメールは混在フォルダをデフォルトでサポートします。したがって、フォルダを作成および削除する際に何らかの問題が発生する可能性があります。 | [編集] -> [Mail
& Newsgroup アカウントの設定] -> [サーバ設定] を開きます。「Advanced」をクリックします。「Server supports folders that contains sub-folders and messages」のチェックボックスをオフにします。 | プロファイル | | | 読み込み中 | プロファイルの読み込み時にクラッシュする (以前のバージョンの Mozilla を実行した場合)。 | このディレクトリ内のいくつかのファイルの形式が変更されているため、互換性の問題が発生します。この問題を解決するには、次の手順を実行します。 - 端末ウィンドウを開きます。
- 次のコマンドを入力します。mv ~/.mozilla ~/.mozilla.old
- ブラウザを再起動します。
| 全般
| Mozilla が正しく動作しない。
| プロファイルが破損していると、Mozilla が正しく動作しない可能性があります。そのような場合は、新しいプロファイルを作成してください。
| プラグイン
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|
| Java
| 互換性関連の問題
| 詳細は、http://java.sun.com/j2se/1.5.0/compatibility.html を参照してください。
| Java
| 1.4.2 より前のアプレットをどのようにしてアップグレードすればよいか。
| 以下の操作を実行することをお勧めします。 - 1.4.2 より前のアプレットは、J2SE1.4.2 でデフォルトのオプションを使用して (つまり「-target 1.4.2」を使用せずに) 再コンパイルする必要があります。
- それらはすべてのプラットフォーム (Solaris/Linux/Windows) 上で正しく動作するはずです。ただし、1.4.2 API に依存している場合はその限りではありません。
| チャット
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| IP の解決
| サーバーのアドレスを解決できない。
| 代わりに IP アドレスを使用してください。
| Web Start アンインストール Web Start を使用して Mozilla 1.7 をインストールした場合、以下の手順を実行します。 % cd <インストールディレクトリ名> % ./uninstaller SVR4 アンインストール SVR4 パッケージ (pkgadd バージョン) から Mozilla 1.7 をインストールした場合、Mozilla を削除するには pkgrm を使用してください。 %pkgrm<インストールパッケージ名> 注: オプションのパッケージは個別に削除し、スーパーユーザーとしてログインする必要があります。
X-print 印刷 x-print 印刷を Mozilla 用に設定する方法 Xprt は、プリンタやファックスなどの非表示デバイス向けの、X Window システムのバージョン 11 用 Xprint プリントサーバーです。 Xprint は、X11 アプリケーションでプリンタや FAX を使用したり、PostScript、PCL、PDF などのフォーマットでのドキュメント作成を可能にする高度な印刷システムです。これは、Mozilla などのクライアントから使用できます。 クライアント側で Xprint を設定する方法クライアント側には、Xprint を制御する環境変数 (env vars) があります。 環境変数 ${XPSERVERLIST} は (空白で区切られた) ディスプレイ識別子のリストを含み、 X-print サーバーの検索場所を Mozilla に指示します。 例: %export XPSERVERLIST="littlecat:80 bigdog:72" これは、マシン「littlecat」上のディスプレイ 80 とマシン「bigdog」上のディスプレイ 72 で X-print サーバーを検索するようにアプリケーションに指示しています。 Xprint サーバーの設定方法 Solaris では、Xprint サーバーは標準でインストールされます。 Xprt [ -ac ] [ -audit level ] [ -pn ] [ -fp fontpath ] [ -XpFile file ] [ -XpSpoolerType spoolername ] [ : display ] : display X サーバーは、指定されたディスプレイ上で稼働します。ホスト上で複数の X サーバーが同時に稼働している場合、各サーバーは一意のディスプレイ番号を保持する必要があります。通常、標準の X サーバー (ビデオ表示用) はディスプレイ:0 で稼働します。 例: ディスプレイ 99 で Xprint サーバーを起動するには: %Xprt :99 -fp fontpath フォントの検索パスを設定します。このパスは、コンマで区切られたディレクトリのリストです。Xprt は、このパス内でフォントデータベースを検索します。 例: %Xprt :99 -fp \ /usr/X/lib/X11/fonts/TrueType/,\ /usr/X/lib/locale/zh/X11/fonts/TrueType/ & Xprint サーバーの設定方法の詳細は、http://xprint.mozdev.org/docs/Xprt.html またはマニュアルページ (Solaris の場合は "man Xprt" コマンド) を参照してください。 非西ヨーロッパ言語のフォントを含む Web ページを Mozilla から印刷する方法 非西ヨーロッパ言語のフォントを含むページは正しく印刷されない場合があります。TrueType 印刷を使用すれば問題は解決します。 TrueType 印刷について Mozilla は、FreeType ライブラリを使って True Type フォントを CID type 1 フォントに翻訳します。次に、CID Type 1 フォントをポストスクリプトファイルに埋め込みます。 TrueType 印刷の設定方法 TrueType
印刷はデフォルトで使用不可能になっています。TrueType
印刷は、greprefs/all.js にある all.js
ファイルに以下のような設定を行うことで使用可能になります。
1. 「font.FreeType2.printing」 の設定を true にします。
この機能を使用するには、freetype2 ライブラリのサポートが必要です。
2. 「font.FreeType2.shared-library」 の設定を freetype
ライブラリのパスにしてください。
それぞれのフォントセットへのパスが all.js
ファイルに記述されている必要があります。 新しい True Type フォントを検索するパスを all.js ファイルに追加できます。 以下に、標準設定を示します。 pref("font.directory.truetype.1", "/usr/X/lib/locale/zh/X11/fonts/TrueType"); pref("font.directory.truetype.2", "/usr/X/lib/locale/zh.GBK/X11/fonts/TrueType"); pref("font.directory.truetype.3", "/usr/X/lib/locale/zh_CN.EUC/X11/fonts/TrueType"); pref("font.directory.truetype.4", "/usr/X/lib/locale/zh_CN.GB18030/X11/fonts/TrueType"); pref("font.directory.truetype.5", "/usr/X/lib/locale/zh_TW/X11/fonts/TrueType"); pref("font.directory.truetype.6", "/usr/X/lib/locale/zh_TW.BIG5/X11/fonts/TT"); 新規フォントパスを追加する場合も、同じ書式で記述します。 pref("font.directory.truetype.<number>", "<path/ folder location>"); 韓国語の例 pref("font.directory.truetype.7", "/usr/X/lib/locale/ko/X11/fonts/TrueType "); Mozilla がクラッシュした場合
Mozilla がクラッシュした場合、以下の手順に従ってデバッグにご協力ください。 これは、 Sun Mozilla バージョン 1.4 およびそれ以降のバージョンだけで行うことができます。Mozilla バージョン 1.2 およびコミュニティーバージョンでは行えません。 コアダンプファイルとは何かコアダンプファイルには、デバッグに関するすべてのプロセス情報 (ハードウェアレジスタの内容、プロセスの状態、およびプロセスデータ) が含まれています。 どこを検索するかプロセスがクラッシュすると、オペレーティングシステムはコアイメージをコアダンプというファイルに書き込みます。通常コアダンプファイルは、(通常のアクセス制御が適用される場合) Mozilla を起動したディレクトリに書き込まれます。 コアダンプファイルが書き込まれないのはなぜか 可能性は 2 つあります。 1. プロセスには、Mozilla を起動したディレクトリに対する書き込み権がない 解決方法: 書き込み権のあるディレクトリから Mozilla を起動します。 2. コアダンプファイルが、標準設定の最大サイズを超えている 解決方法: ファイルサイズの制限を ulimit -c unlimited を使用して削除します。 コアファイルをどうするか ファイルを直接 mozillafeedback@sun.com にお送りいただくか、ファイルを取得できる場所をご連絡ください。プラットフォームに関する完全な情報を含めるようにしてください。 完全な情報は、uname -a で取得できます。 コアファイルの送信が困難な場合は、ファイルを検査して結果を連絡することもできます。 Solaris には、コアファイルの検査に使用できる次のようなツールがあります。 /usr/bin/pstack ./core /usr/bin/pmap ./core /usr/bin/pldd ./core 標準テキスト形式の出力を、mozillafeedback@sun.com までお送りください。 Mozilla - デバッグオプション Mozilla で問題が発生した場合、デバッグスイッチを指定して Mozilla を実行すると、管理者がその問題を診断しやすくなる可能性があります。通常のモードでは表示されないエラー/警告メッセージが、2 つのスクリプトで表示されます。「-debug」を指定して mozilla を起動した場合、debuginfo.sh と checkpatches.sh が実行されます。debuginfo.sh はいくつかのシステム情報を出力し、checkpatches.sh は Mozilla が必要とするすべてのパッチがインストールされているかどうかをチェックします。 例: bash-2.03$ /usr/sfw/bin/mozilla -debug ------- Running Mozilla 1.7 debug mode------- USER: work HOSTNAME: eri0 = overhead IP ADDRESS: eri0 = 129.158.217.54 ARCH: sparc FRAME BUFFER(S): unknown SunOS RELEASE: 5.8 KERNEL ID: Generic_108528-22 MEMORY: 512MB SWAP: 879.0MB total, 374.6MB used, 504.3MB available LOAD AVERAGE: 0.07, 0.02, 0.03 DNS DOMAINNAME: ETHERNET ADDRESS: 0:3:ba:d:b8:f0 HOSTID: 830db8f0 Checking for recommended patches 108652-66 108921-16 112003-03 108773-18 111310-01 112472-01 108714-07 111111-03 112396-02 108940-54 108987-13 108528-22 108989-02 110380-04 110934-10 109147-24 111308-03 112438-01 110386-03 111023-02 108993-22 108434-14 108435-14 109159-03 109704-03 111721-04 113261-02 114542-01... The following patches were not detected on this system: 114542-01 or higher 113261-02 or higher 111721-04 or higher 109704-03 or higher 109159-03 or higher 108435-14 or higher 108434-14 or higher 108714-07 or higher 112003-03 or higher You may need to install the missing patch(es) on this system. NOTE: The patch list above was created on Dec. 09, 2004 and a full patch bundle is available on the Mozilla 1.7 for the Solaris OS download site. Certain patches may have been updated since that date. For best performance, we recommend that you use the patch bundle available with the product download, rather than pulling those patches (or patch updates) individually from sunsolve.sun.com. Please refer to the Mozilla 1.7 for the Solaris OS installation documentation for more information. The document is available at: http://www.sun.com/software/solaris/browser
プロファイルサーバーの手動実装 このマニュアルでは、既存サーバー上ではなく専用サーバー上に、プロファイルサーバーを実装するものと仮定します。専用プロファイルサーバーの使用をお勧めします。これにより、パフォーマンスが高くなり、ほかのアプリケーションとの相互作用も最小化されるからです。このマニュアルでは、Java Enterprise Web Server (バージョン 6.1 以降) または Java Enterprise Directory Server (バージョン 5.2) 上でプロファイルサーバーを実装する手順について説明します。プロファイルサーバーは Java Enterprise サーバーの独自機能には依存していないため、ほかのサーバーでも動作するはずですが、Sun ではその確認を行っておりません。 どの種類のサーバーを使用すればよいかプロファイルデータは、HTTP サーバー、FTP サーバー、LDAP サーバーのいずれにも格納できます。選択すべきサーバーの種類は主に、ユーザーの既存のインフラストラクチャーと、必要とされるプロファイルデータの管理制御レベルによって決まります。HTTP と FTP の場合、設定が比較的簡単ですが、LDAP で可能なすべての管理機能を使えるわけではありません。 HTTP プロファイルサーバーの設定方法 HTTP プロファイルサーバーの「リモートファイル操作」を有効にする - 管理サーバーを起動し、「Administration Server」ページに移動します。
- 「Class Manager」ビューに変更します。
- 「Content Mgmt」タブをクリックします。
- 左側の区画で「Remote File Manipulation」を選択します。
- 「Activate file manipulation commands」というラベルの下にある「Yes」項目のチェックボックスをオンにします。
- 変更を適用します。
プロファイルローミングユーザーの規則を追加する - 「Server Manager」ビューに変更します。
- 「Preferences」タブをクリックします。
- 左側の区画で「Restrict Access」を選択します。
- ACL ファイルを編集し、アクセス制御規則を追加します。
注: ローミングアクセスファイルが保存されているディレクトリに対するアクセス特権がユーザーにあることを確認してください。
LDAP プロファイルサーバーの設定方法 -
ディレクトリサーバーを停止します。
- プロファイルサーバーのスキーマ (以下のリストを参照) を LDAP サーバーに追加します。
注: Java Enterprise LDAP Server にはスキーマが標準設定で含まれています。
スキーマを表示 # ns-mcd-li-schema.conf # # Profile Server schema # attribute nsLIPtrURL | 2.16.840.1.113730.3.1.399 | ces | attribute nsLIPrefs
| 2.16.840.1.113730.3.1.400
| ces
| attribute nsLIProfileName
| 2.16.840.1.113730.3.1.401
| cis
| attribute nsLIData
| 2.16.840.1.113730.3.1.402
| bin
| attribute nsLIElementType
| 2.16.840.1.113730.3.1.403
| cis
| attribute nsLIServerType
| 2.16.840.1.113730.3.1.404
| cis
| attribute nsLIVersion
| 2.16.840.1.113730.3.1.405
| integer
| attribute nsServerPort
| 2.16.840.1.113730.3.1.280
| cis
| objectclass nsLIPtr oid 2.16.840.1.113730.3.2.74 requires objectclass allows nsLIPtrURL, owner objectclass nsLIProfile oid 2.16.840.1.113730.3.2.75 requires objectclass, nsLIProfileName allows nsLIPrefs, uid, owner objectclass nsLIProfileElement oid 2.16.840.1.113730.3.2.76 requires objectclass, nsLIElementType allows owner, nsLIData nsLIVersion objectclass nsLIServer oid 2.16.840.1.113730.3.2.77 requires objectclass, serverhostname allows description, cn, nsServerPort, nsLIServerType, serverroot - ディレクトリサーバーを再起動します。
- ルートエントリを作成します。このエントリの配下にプロファイルを格納します。すべてのユーザープロファイルを単一のルートエントリ配下に格納できます。これにより、プロファイルローミングの設定と管理が単純化されます。作成したルートエントリには任意のオブジェクトクラスを格納できますが、通常はオブジェクトクラス「orgazinationalUnit」を格納します。
- ルートプロファイルエントリのアクセス制御を設定します。具体的には、このエントリとそのサブノードに対する読み取りアクセス権と書き込みアクセス権の両方を、ユーザーに許可します。読み取りアクセス権があれば、ユーザーは自身のプロファイルデータをローカルコンピュータにコピーできます。このようにして、単一のアクセス制御規則を使ってすべてのユーザーに認証済みアクセスを許可できます。以下に例を示します。
例:(target="ldap:///ou=Roaming,o=mcom.com")(targetattr!="nsLIPrefs")(version 3.0; acl "Roaming"; allow (all) userdnattr ="owner"; ) - また、使用するサーバーの種類によっては、個別の管理ツールを使って ACL 設定を行える場合もあります。
- プロファイルルートの下に、ユーザーごとにプロファイルを作成します。具体的には、nsLIProfile エントリを作成します。以下に、pete という名前のユーザーに対するプロファイルエントリを作成するための LDIF の例を示します。
例: dn: nsLIProfileName=pete,ou=Roaming,o=myCompany changetype: add objectclass: top objectclass: nsLIProfile nsLIProfileName: pete owner: uid=pete,ou=People,o=myCompany
- ブラウザが認証するユーザーのユーザーエントリを作成します。下の例に示すようにユーザー用の新しいエントリを作成するか企業のディレクトリからプロファイルサーバーにユーザーエントリをレプリケートできます (推奨)。
例: dn: uid=pete,ou=People,o=myCompany changetype: add objectclass: top objectclass: inetOrgPerson cn: pete userpassword: myPassword
プロファイルローミングの設定 プロファイルサーバーに含まれる新しい一連のブラウザ設定を使えば、この機能のさまざまな側面を制御できます。たとえば、この機能を有効にする設定を変更またはロックしたり、プロファイルサーバーや企業サーバーの場所を設定したり、ユーザーとサーバー間で転送可能なファイルの種類を定義したりできます。 プロファイルローミングの設定は、次の 2 箇所で行えます。 - プロファイルサーバー上 (プロファイルサーバーコントロールを使用)
- ブラウザの設定ウィンドウ内 (ユーザーによる設定)
ブラウザは、すべてのプロファイルサーバー設定をアクティブユーザープロファイル内の特殊なファイル「prefs.js」内に格納します。なお、このファイルには、プロファイルサーバー経由で提供されるその他のユーザー設定も含まれています。 次の表は、ユーザーが設定可能なプロファイルサーバー設定の完全な一覧です。なお、サーバー上でプロファイルサーバーコントロールを使って設定を行う場合、設定を直接操作する必要はありません。代わりに、プロファイルサーバーコンソールのグラフィカルユーザーインタフェースを使用できます。 設定
| 設定によって転送が許可または禁止されるファイル
|
|
| roaming.files.abook.mab
| アドレス帳
| roaming.files.history.mab
| 集積アドレス帳
| roaming.files.bookmarks.html
| ブックマーク
| roaming.files.cookies.txt
| Cookie
| roaming.files.hostperm.1
| Cookie 許可
| roaming.files.history.dat
| ブラウザ履歴
| roaming.files.mimeTypes.rdf
| ヘルパーアプリケーションの設定
| roaming.files.panels.rdf
| Sidebar パネル リスト
| roaming.files.localstore.rdf
| ウィンドウ設定
| roaming.files.liprefs.js
| ユーザー設定
| roaming.files.mailViews.dat
| メールの表示設定
| roaming.files.training.dat
| ジャンクメールの振り分け
| roaming.files.filter
| メールの振り分け
|
| 注: プロファイルサーバーコンソールのグラフィカルユーザーインタフェースを使用することもできます。
| 注: アドレス帳、ブラウザの履歴などのファイルはサイズが大きくなる場合があります。 それらのファイルの転送がネットワークのパフォーマンスに悪影響を及ぼす場合は、サーバー側で対応する設定を無効にすることを検討してください。
詳細機能 プロファイルサーバーは以下の機能もサポート - レプリケーション - パフォーマンスの向上とデータの完全性を保ち、[プロファイルのローミング] はレプリケートされた LDAP サーバーと互換性があります。ブラウザクライアントにおいてレプリケートされたサーバーを指定するだけで、マスターサーバーへの書き込みは自動的に処理されます。(DNS ラウンドロビン技術を使用して、負荷をレプリケートされたサーバー間で分散させることが可能)
- サーバーサイド設定 - [プロファイルのローミング] の LDAP プロファイルエントリを読み込む場合、ブラウザは、管理者が nsLIPrefs 属性で設定する設定内容を引き出すこともできます。
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