Netscape Messaging Server 4.15 このリリース ノートは、2000 年 4 月 7 日に更新されました。 |
このリリース ノートには、Netscape Messaging Server 4.15 Patch 1 に関する重要情報が記載されています。製品の使用前に、このリリース ノートをお読みください。 重要: Messaging Server 4.15 Patch 1 は、パッチ バージョンとコンプリート バージョンの 2 種類のバージョンをご利用いただけます。Messaging Server 4.15 Patch 1 のコンプリート バージョンは、以前の Messaging Server のどのバージョンにでもインストールして使用できますが、パッチ バージョンは Messaging Server 4.15 にのみインストール可能です。バージョン 4.15 より古いバージョンの Messaging Server を使用している場合に Messaging Server 4.15 Patch 1 のパッチ バージョンをインストールするには、お使いの Messaging Server のバージョンを 4.15 にアップグレードする必要があります。 Messaging Server 4.15 Patch 1 は、次のプラットフォームで使用できます (必須パッチおよび推奨パッチについては、「Messaging Server チューニング ガイド」を参照してください)。
Messenger Express からアクセスする場合は、Messaging Server 4.15 Patch 1 では Javascript をサポートするブラウザが必要になります。性能をより高くするために、Netscape では次のブラウザの使用をお勧めしています。
Netscape Messaging Server 4.15 Patch 1 のインストールに関しては、http://docs.iplanet.com/docs/manuals/messaging/nms41/install/contents.htm を参照してください。 このリリース ノートの内容は次のとおりです。 |
このリリースの新機能 |
Netscape Messaging Server 4.15 Patch 1 を使用すれば、インターネット拡張サービス プロバイダ (ESP) やインターネット サービス プロバイダ (ISP) はビジネス クラスのメッセージング サービスを迅速に構築でき、すべての従業員、パートナ、仕入先や顧客と通信や商取り引きを行うことができます。 |
機能
Messaging Server 4.15 Patch 1 の機能は次のとおりです。
Messaging Server 4.15 の機能は次のとおりです。
追加された設定オプション 各種の設定オプションが追加され、柔軟性が向上するとともに、既知の障害に対する対処法も強化されました。 注: パラメータを設定または変更した後は、必ずサービスを停止して再起動するか (MTA の場合)、リフレッシュするように (IMAP、POP、HTTP の場合) してください。
各種の修正が 4.15 Patch 1 に加えられました。この修正には、4.15 に固有の修正はもちろん、4.05 Patch 1 や 4.1 Patch 2 での修正も含まれます。 次の修正が加えられました。
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個人用アドレス帳 | |||||||||||||||||||||
概要 個人用アドレス帳を使用すると、ユーザは、個人やグループを含む個人用アドレス帳のエントリの管理が可能になり、メール メッセージを作成する時にこれらのエントリにアドレスを指定できるようになります。 注: 個人用アドレス帳は、Solaris プラットフォーム以外ではサポートされていません。 ユーザはアドレス帳のエントリおよびグループを作成、編集、削除できます。 Messenger Express のメイン ウィンドウで、[アドレス] タブをクリックするとアドレス帳ウィンドウが開きます。このウィンドウで、次の操作を行うことができます。
インストール Messaging Server 4.15 Patch 1 をまだインストールしていない場合、インストール手順の詳細は http://docs.iplanet.com/docs/manuals/messaging/nms41/install/contents.htm を参照してください。 注: Messaging Server 4.15 Patch 1 によって個人用アドレス帳のビットがインストールされますが、設定作業は一切実施されません。 個人用アドレス帳を実行するには、Messaging Server 4.15 Patch 1 のインストールに成功した後で次の作業を行う必要があります。
個人用アドレス帳の設定 perl スクリプトの pabinst.pl は、<serverroot>/bin/msg/install/bin ディレクトリにあります。このスクリプトを、次のように -d オプションを指定して perl で実行します。 # <serverroot>/install/perl <serverroot>/bin/msg/install/bin/pabinst.pl -d <serverroot> 次の一連の質問が尋ねられます。指示に従って質問に答えてください。
個人用アドレス帳のディレクトリ サーバの設定 pabinst.pl スクリプトを実行して個人用アドレス帳を設定した後で、dssetup ユーティリティを使用して個人用アドレス帳のディレクトリ サーバを設定する必要があります。dssetup.tar ファイルを untar コマンドで処理して dssetup 実行可能ファイルを入手します。 # tar -xvf dssetup.tar 注: dssetup ユーティリティを Messaging Server 4.15 Patch 1 アーカイブ ファイルから個別にダウンロードすることも可能です。dssetup-4.15p1.tar.gz アーカイブ ファイルをダウンロードする場合は、このファイルの圧縮解除を行ってから、ファイルに含まれる dssetup.tar ファイルを untar コマンドで処理してください。必要となる dssetup バージョンが SunOS5.6 サブディレクトリに配置されます。 # gunzip dssetup-4.15p1.tar.gz すべてのファイルを抽出したら、ディレクトリ サーバがインストールされているマシン上で (/msg と /SunOS5.6 サブディレクトリのどちらかから) dssetup を実行し、個人用アドレス帳スキーマを更新します。次の質問が表示されるので、指示に従って答えてください。
設定 個人用アドレス帳の機能を有効にする場合は、local.service.pab.enabled パラメータを 1 に設定します。この機能を無効にする場合は、このパラメータを 0 に設定します。このパラメータはデフォルトで 1 に設定されています。 configutil を使用して local.service.pab.enabled パラメータを設定できます。例えば、このパラメータを 1 に設定する場合は、次のコマンドを使用します。 # ./configutil -o local.service.pab.enabled -v 1 その他の設定変数は次のとおりです。
保守 pabdelete ユーティリティは shared/bin にインストールされています。このユーティリティは、ユーザを削除した場合などにそのユーザのアドレス帳のデータを削除するために使用します。また、個人用アドレス帳をアンインストールする際に、アドレス帳のすべてのデータを削除する場合にも使用できます。 注: uninstall ユーティリティを実行する場合は、pabdelete ユーティリティを実行してアドレス帳のデータを削除する必要があります。pabdelete ユーティリティは、uninstall からは実行されません。 重要: pabdelete ユーティリティを実行する前に、このユーティリティに正しいアクセス権限が適用されているかどうかを確認してください。pabdelete のモードは 755 である必要があります。これ以外の場合は、次のコマンドを使用して pabdelete の権限を変更してください。 # chmod 755 pabdelete pabdelete ユーティリティの構文は次のとおりです。 # ./pabdelete -D <binddn> -w <password> [options] <uid> <binddn> および <password> パラメータは、それぞれバインド DN およびバインド パスワードを表します。また、<uid> は、削除する個人用アドレス帳の所有者のユーザ ID を表します。uid パラメータに ALL を使用すると、すべてのユーザが指定されますが、個人用アドレス帳の root は削除されません。 オプションの各パラメータは、次のとおりです。
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いくつかの使用例を次に示します。 # pabdelete -H |
既知の制限と問題点 |
Messaging Server 4.15 Patch 1 には、次の制限と問題点があります (製品の機能と使用法に影響する恐れのある、その他の問題点については、この文書の後半にある「発生の可能性のある障害と解決策」も参照してください)。 |
インストールとアップグレードに関する問題点
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発生の可能性のある障害と解決策 |
この節では、Messaging Server 4.15 Patch 1 リリースの既知の障害と解決策が詳細に説明されています。障害の後にバグ報告番号が記載されている場合は、テクニカル サポートに連絡する際にその番号を知らせてください。 製品の機能や使用法に影響する恐れがあるその他の問題点については、前節の「既知の制限と問題点」および次節の「文書の訂正箇所」を参照してください。 |
インストールとアップグレードに関する障害と解決策
解決策: Messaging Server のコマンドにて、Shared folder の機能を Off にする事により回避。 configutil -o local.store.sharedfolders -v off http://help.netscape.com/kb/corporate/19991014-1.html 注意: Shared folder の機能を Off にするこのコマンドは、実際に Shared folder の機能を使用不能にするのではなく、ユーザが LIST% を行った場合の検索機能を停止します。Shared folder 自体の機能は下記 URL 中の telnet command を手動で入力することにより可能。 http://help.netscape.com/kb/corporate/19991013-5.html を参照
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文書の訂正箇所 |
Messaging Server 4.1 および 4.15 の文書には次のような訂正箇所があります。
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障害の報告方法 |
http://iplanet.com/support/index.html のテクニカル サポート サイトを参照してください。 |
関連項目 |
Messaging Server 4.15 Patch 1 のインストールの手順に関しては、http://docs.iplanet.com/docs/manuals/messaging/nms41/install/contents.htm を参照してください。 「Administrator痴 Guide」および関連文書は、http://developer.iplanet.com/docs/manuals/messaging.html に掲示されています。 すべての Netscape サーバのインストール手順とリリース ノートは、http://developer.iplanet.com/docs/manuals/index.html に掲示されています。 必要な情報が見つからない場合は、テクニカル サポートまでご連絡ください。 |
法律に関する通告 |
Messaging Server 4.15 Patch 1
Messaging Server 4.15 Patch 1 を使用するには、付属のライセンス契約で述べられている規約に合意する必要があります。 NSPR 3.1.x、NSS 2.6.2、LDAP SDK 3.1
Messaging Server 4.15 Patch 1 は次のソフトウェア モジュールで構成されています。NSPR 3.1.x、NSS 2.6.2、LDAP SDK 3.1。これらのモジュールのソース コードは、Sun Microsystems, Inc や Netscape Communications Corporation が制作したアップデートと同様に、Mozilla Public License (MPL) の条件のもとに Mozilla.org の Web サイトから入手できます。
この製品のライセンスは MPL とは異なります。MPL と異なる本製品のライセンス条件は、Sun Microsystems, Inc および Netscape Communications Corporation から提供されたもので、「初期開発者」や「貢献者」から提供されたものではありません (そのような条件は MPL に規定されています)。 |