「Sun N1 System Manager ソフトウェアのインストール」に従って N1 System Manager ソフトウェアがインストールされている必要があります。
N1 System Manager 管理サーバーに root でログインします。
「/usr/bin/n1gcconfig」と入力して設定プロセスを起動します。
設定プロセスを継続するかどうかを問い合わせるメッセージが表示されます。「y」を入力して操作を続けます。
設定プロセスによってネットワークインタフェースが検出され、表示されてから、プロビジョニングネットワークのインタフェースの指定を求めるメッセージが表示されます。
プロビジョニングネットワークインタフェースのポートを指定します。
プロビジョニングネットワークにネットワークインタフェース eth0 を使用するには、「eth0」と入力します。
プロビジョニングネットワークにネットワークインタフェース eth2 を使用するには、「eth2」と入力します。
DHCP サーバーに使用する IP アドレスの範囲を指定するかどうかを問い合わせるメッセージが表示されます。
DHCP サーバーのアドレスを設定するかどうかを選択します。
指定した場合は、IP 範囲を使って N1 System Manager の DHCP サービスが設定されます。プロビジョニング可能なサーバーから、DHCP のサブネット、グループ、またはクライアント句を使って解決していない DHCP 要求を受け取ったとき、管理サーバーによってこの範囲から次の未使用のアドレスが割り当てられます。
管理サーバーの DHCP サービスを使うには、次の条件を満たしている必要があります。
DHCP ブロードキャスト範囲内で、DHCP 応答を期待していないすべてのノードが適切に処理されている。
管理サーバーの IP アドレスが、指定範囲内のどのアドレスとも一致しない。この規則によって、DHCP サーバーが、DHCP クライアント句を使って解決していないクライアントに、重複する IP を割り当てません。
指定範囲が、load group os コマンドの IP パラメータの一部として指定された範囲と重複しない。OS の配備中に割り当てられた静的 IP アドレスが、N1 System Manager の設定中に指定された IP 範囲と重複しない必要があります。この規則によって、管理サーバーの DHCP プロセスが、DHCP クライアント句を使って解決していないプロビジョニング可能なサーバーに、重複する IP アドレスを割り当てません。
プロビジョニング可能なサーバーに DHCP IP アドレス範囲を設定する必要がない限り、IP アドレスの範囲指定を行わないことを 推奨します。
DHCP サーバーに使う開始 IP アドレスを入力します。
各プロビジョニング可能なサーバーのサービスプロセッサに割り当てられている IP アドレスと重複しない IP アドレスを選択します。この手順で指定する IP アドレスの範囲がプロビジョニング可能なサーバーの Ethernet ポートに割り当てられます。
終了する IP アドレスの入力を求めるメッセージが表示されます。
DHCP サーバーに使う終了 IP アドレスを入力します。
ネームサーバーを設定するかどうかを問い合わせるメッセージが表示されます。
ネームサーバーを設定するかどうかを選択します。
ネームサーバーを設定します。
ネームサーバーの IP アドレスをスペースで区切って入力します。次に例を示します。
129.111.111.11 129.111.111.22 |
検索する接尾辞の一覧の入力を求めるメッセージが表示されます。
検索ドメインを指定します。
DNS と DHCP の検索に使うドメインの名前をスペースで区切って入力します。次に例を示します。
location-one.company.com location-two.company.com location-three.company.com |
SMTP サーバーでイベント通知を設定するかどうかを問い合わせるメッセージが表示されます。
SMTP でイベント通知を設定するかどうかを選択します。
SMTP サーバーの名前または IP アドレスを指定します。
SMTP サーバーの完全修飾名または IP アドレスを入力します。次に例を示します。
smtp.mycompany.com |
または
129.111.222.33 |
ログの設定を変更するかどうかを問い合わせるメッセージが表示されます。
ログの設定を変更します。
ログを設定します。
Return キーを押してデフォルトの「ALL」を使用するか、指定内容を入力します。topic.severity の値の入力を求めるメッセージが表示されます。
トピック重要度の値を指定します。
次のいずれかの操作を行います。
Return キーを押してデフォルト値の 0 を使用します。
0 = 不明
1 = その他
2 = 情報
3 = 警告
4 = マイナー
5 = メジャー
6 = 重大
7 = 致命的
重要度の指定を中止するには「q」を入力します。ログの設定は行われません。
ジョブのタイムアウトの設定を変更するかどうかを問い合わせるメッセージが表示されます。
ジョブのタイムアウトの設定を変更するかどうかを選択します。
一部の OS ディストリビューションは非常に大きく、サーバーのプロビジョニングを行うときにデフォルトの時間よりも長い時間を要する場合があります。大きな OS ディストリビューションのプロビジョニングを行う場合は、タイムアウト値を延長します。
ジョブのタイムアウトの設定を変更する場合は、「y」を入力します。
ジョブのタイムアウト値の説明が表示されます。別のタイムアウト値を入力します。
ジョブのタイムアウトの設定を変更しない場合は、「n」を入力します。
サーバー起動時に N1 System Manager (N1SM) を起動するかどうかを問い合わせるメッセージが表示されます。
サーバー起動時に N1 System Manager システムを起動するかどうかを選択します。
サーバー起動時に N1 System Manager システムを起動するには、「y」を入力します。
管理サーバーの再起動後に N1 System Manager システムを手動で起動する場合は、「n」を入力します。N1 System Manager を起動するには、コマンド「service n1gcinit start」を入力します。
コマンド「service n1gcinit start」を実行して N1 System Manager を起動するには、N1 System Manager の設定が適切に完了している必要があります。
設定プロセスによって、システム設定の変更内容が表示されます。設定を適用するかどうかを問い合わせるメッセージが表示されます。
設定を確認します。
設定を適用するには、「y」を入力します。
Enter キーを押して N1 System Manager を起動します。
設定が正しくない場合は、「n」を入力します。
N1 System Manager が正常に機能するには、設定をやり直し、適用する必要があります。設定プロセスが終了し、システムプロンプトが表示されます。N1 System Manager を設定するには、n1gcconfig コマンドを再び実行します。
次の節に従って、N1 System Manager システムを実稼働させる準備を行います。