この節では、プロビジョニング可能なサーバーのサポートされているファームウェアのバージョンの一覧、およびプロビジョニング可能なサーバーのファームウェアを確認、ダウンロード、およびアップデートする手順を示します。
次の表に、サポートされているファームウェアのバージョンをマシンの種類別に示します。
最小 |
推奨 |
|
---|---|---|
Sun Fire V20z および V40z SP |
2.1.0.5 |
2.3.0.11 |
Sun Fire V20z BIOS |
なし |
1.33.5.2 |
Sun Fire V40z BIOS |
なし |
2.33.5.2 |
Sun Fire X4100 および X4200 |
1.0 |
1.0 |
ALOM 機能付き SPARC サーバー |
1.4 |
1.5.3 |
プロビジョニング可能なサーバーのファームウェアのバージョンを確認するには、『Sun N1 System Manager 1.1 管理ガイド』の「プロビジョニング可能なサーバーにインストールされているファームウェアアップデートを一覧表示する」の手順に従います。
N1 System Manager でファームウェアのバージョンを確認できない場合は、次のいずれかまたはすべてが原因になっている可能性があります。
プロビジョニング可能なサーバーの管理プロセッサの IP アドレスが設定されていないので、サーバーを検出できない。
管理プロセッサの IP アドレスが設定されているかどうかを確認し、設定されている場合は N1 System Manager からアクセス可能かどうかを確認します。
管理プロセッサの IP アドレスが正しくない場合は、ハードウェアのマニュアルに従ってプロセッサに IP アドレスを割り当てます。
IP アドレスが正しい場合は、次の項目に進みます。
プロビジョニング可能なサーバーの管理プロセッサのアカウント資格 (ログインアカウントとパスワード) が N1 System Manager で認識されない。N1 System Manager で使われている資格を確認し、プロビジョニング可能なサーバーの管理プロセッサのアカウントにアクセスしてみます。プロセッサのアカウントについては、「工場出荷時状態のサーバーの検出」を参照してください。
管理プロセッサにアクセスできない場合は、ハードウェアのマニュアルに従ってプロビジョニング可能なサーバーを工場出荷時の設定にリセットし、プロビジョニング可能なサーバーの管理プロセッサに IP アドレスを割り当て直します。プロビジョニング可能なサーバーのリセットを終了したら、『Sun N1 System Manager 1.1 管理ガイド』の「サーバーの検出」に従ってサーバーに対して検出を実行します。
正常に検出できた場合は、『Sun N1 System Manager 1.1 管理ガイド』の「プロビジョニング可能なサーバーにインストールされているファームウェアアップデートを一覧表示する」に従ってファームウェアのバージョンを確認します。まだ N1 System Manager でファームウェアのバージョンを確認できない場合は、ハードウェアのマニュアルに従ってファームウェアをサポートされているバージョンにアップデートします。