N1 System Manager 環境のパフォーマンスを最適化するには、次のガイドラインおよび推奨事項に従ってください。
プロビジョニング可能なサーバーの検出を行う前に、サーバーの数に基づいて N1 System Manager を調整します。調整方法については、「N1 System Manager のパフォーマンスを向上させる」を参照してください。
OS ディストリビューションの作成ジョブを同時に実行しないようにします。OS ディストリビューションの作成時には、CPU とディスクの使用率が非常に高くなります。また、多数の監視サーバーへのオペレーティングシステム、ファームウェア、および OS 管理エージェントのプロビジョニング時にも、CPU とディスクの使用率が非常に高くなります。これらのジョブは、同時に実行する数を制限することで、パフォーマンス上の問題を回避します。
システムで同時に実行されるジョブの数を 10 個以下に制限します。実行中のジョブの合計数を確認するには、コマンド行インタフェースまたは n1sh シェルで、コマンド「show job state running」を入力します。
n1sh シェルの非対話型コマンドを必ずフォアグラウンドで実行します。
グループあたりのサーバー数を最大にし、多数の個別のサーバーではなく、グループに対して操作を実行します。グループに対して操作を実行すると、管理する必要のあるグループの数と、特定の作業を行うために実行する必要のあるジョブの数を最小限に抑えることができます。
遠隔コマンド実行やオペレーティングシステムのアップデートのインストールなど、オペレーティングシステムレベルを対象とした操作を実行するときは、サーバーの OS の健全性が「不明」以外であることを事前に確認します。
ファームウェアのアップデートなど、サービスプロセッサ (SP) を対象とした操作を実行するときは、サーバーのハードウェアの健全性が「不明」以外であることを事前に確認します。
プロビジョニング可能なサーバーに対する操作を実行するときは、対象となるサーバーで必要なインタフェースのネットワーク接続の状態が「アクセス不能」以外であることを事前に確認します。
次の節では、N1 System Manager システムを調整する手順を示します。