この節では、次の作業について説明します。
検出ジョブが正常に終了すると、サーバーはその管理名で識別されます。当初、サーバーの管理名には、そのサーバーの管理 IP アドレスが設定されます。検出したサーバーの名前は、いつでも変更できます。
ファームウェアアップデートを一括インストールするには、ベンダー (製造元) およびモデルに従って、検出された、すなわち、「プロビジョニング可能」なサーバーのグループを作成します。そのあとで、オペレーティングシステム、すなわち「OS プロファイル」や OS アップデートを一括インストールするための機能グループを作成することができます。プロビジョニング可能なサーバーは複数のグループに属することができるため、必要に応じて、一括保守のための新しいサーバーグループを作成することができます。
サーバーグループを作成するには、 create コマンドを group キーワードを付けて使用します。グループにサーバーを追加するには、add コマンドを group キーワードと server サブコマンドを付けて使用します。
グループを作成してサーバーを追加する操作を 1 度に行うには、 create コマンドを、group キーワードと server サブコマンドを付けて使用します。この作業は、サーバーの検出中に行うこともできます。その場合は、discover コマンドにオプションを追加すると、新しいグループを作成してその新しいグループにサーバーを追加できます。手順については、「新しいサーバーを検出する」を参照してください。
構文およびパラメータの詳細については、N1–ok コマンド行で、 help create groupまたは help add groupと入力してください。
ここでは、検出されたサーバーまたはプロビジョニング可能なサーバーのグループを作成する手順を説明します。プロビジョニング可能なサーバーは複数のグループに属することができるため、必要に応じて、一括保守のための新しいサーバーグループを作成することができます。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のコマンドを入力します。
N1-ok> create group group |
新しいグループが作成されます。詳細は、『Sun N1 System Manager 1.1 コマンド行レファレンスマニュアル』の「create group」を参照してください。
次のコマンド例では、dev という名前のグループを作成し、server1 および server2 という名前のサーバーを追加する方法を示しています。そのあとの show group コマンドの出力は、dev グループ内のサーバーの一覧です。
N1-ok> create group dev server server1,server2 N1-ok> show group dev Name Hardware Power Health OS Usage server1 V20z On Good -- server2 V20z On Good RH30 |
サーバーは、複数のグループに属することができます。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のコマンドを入力します。
N1-ok> add group group server server |
グループにサーバーが追加されます。詳細は、『Sun N1 System Manager 1.1 コマンド行レファレンスマニュアル』の「add group」を参照してください。
グループからサーバーを削除するには、remove コマンドを group キーワードとserver サブコマンドを付けて使用します。構文とパラメータの詳細については、 N1–ok コマンド行で、help remove group 入力してください。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のコマンドを入力します。
N1-ok> remove group group server server |
グループからサーバーが削除されます。詳細は、『Sun N1 System Manager 1.1 コマンド行レファレンスマニュアル』の「remove group」を参照してください。