Sun N1 System Manager 1.1 管理ガイド

Procedureサーバーまたはサーバーグループにファームウェアアップデートをロードする

ここでは、ブラウザインタフェースを使用してファームウェアアップデートをロードする手順を説明します。この説明のあとに、同じ操作をコマンド行で行う場合の例を示しています。

始める前に

注 –

Sun Fire V20z サーバー用のファームウェアバージョン 2.2 以上は、PIC ファームウェアアップグレードをサポートしていません。PIC ファームウェアのアップグレードは失敗し、ジョブの手順で次のような内容のエラーメッセージが表示されます。“This operation is not supported on server. Refer to the log file for more information.”


手順
  1. N1 System Manager にログインします。

    詳細は、「N1 System Manager のブラウザインタフェースにアクセスする」を参照してください。

  2. 「表示の選択」メニューから「すべてのサーバー」を選択します。

    サーバー表が表示されます。

  3. アップデートするサーバーを選択します。

    チェックマークが表示されます。

  4. 「アクション」メニューから「ファームウェアのロード」を選択します。

    「ファームウェアのロード」ダイアログが表示されます。

  5. 「ファームウェア」メニューから適切なファームウェアを選択します。

  6. 一覧のロード先サーバーにファームウェアアップデートを適用してもよければ、「了解」をクリックします。

    ダイアログが閉じます。

  7. 「ジョブ」タブをクリックします。

    「ジョブ」表に「ファームウェアのロード」ジョブが表示されます。

  8. ジョブ ID をクリックします。

    「ジョブの詳細」ページが表示されます。ジョブの手順に進行状況と結果が表示されます。「ジョブの詳細」ページの「結果」セクションの情報で、更新に成功したサーバーを確認します。


    注 –

    完了すると、ハードウェアによって実際のバージョン番号が報告され、ファームウェアのバージョン番号が更新されます。報告されたバージョン番号が元のバージョン番号と異なる場合は、ログに警告が記録されています。


  9. インストールが成功したことを確認します。


    N1-ok> show server server
    

例 3–18 コマンド行でのサーバーへのファームウェアのロード

次のコマンド例は、ファームウェアアップデートの準備のためにサーバーを停止する方法を示しています。


N1-ok> stop server server

次の例は、load コマンドを使用し、サーバーにファームウェアアップデートをインストールする方法を示しています。


N1-ok> load server server1,server2 firmware v20z-bios.sp force

詳細は、『Sun N1 System Manager 1.1 コマンド行レファレンスマニュアル』「load server」を参照してください。

デフォルトでは、ファームウェアアップデートのモデルおよびベンダーの設定は、インストール用に選択されたプロビジョニング可能な各サーバーと一致する必要があります。一致しない場合、アップデートは失敗します。force オプションを指定し、このチェックを回避することができます。ただし、互換性のないファームウェアをインストールするとサーバーが使用できなくなる可能性があります。



例 3–19 コマンド行でのサーバーグループへのファームウェアのロード

次のコマンド例は、ファームウェアアップデートの準備のためにサーバーグループを停止する方法を示しています。


N1-ok> stop group group

次のコマンド例は、load コマンドを使用し、サーバーグループにファームウェアアップデートをインストールする方法を示しています。


N1-ok> load group devgroup firmware bios.sp

詳細は、『Sun N1 System Manager 1.1 コマンド行レファレンスマニュアル』「load group」を参照してください。