N1 System Manager では、ジョブの種類ごとに重みが関連付けられます。重みは、システムリソースに対してジョブが生む負荷を反映しています。システムにかけることができる負荷総量に対するグローバル制限もあります。次の表は、各種ジョブ (ユーザーレベル) の重みをまとめています。最大許容負荷は 1000 です。
表 1–1 ジョブの重み値
作業 |
重み |
---|---|
OS 配備 |
500 |
パッケージ配備 |
500 |
パッケージのアンインストール |
500 |
検出 |
200 |
ファームウェアの配備 |
500 |
リモートコマンドの実行 |
200 |
ジョブの削除 |
400 |
OS の作成 |
1000 |
サーバーのリセット |
200 |
サーバーの電源オフ |
200 |
サーバーの電源オン |
200 |
サーバーの情報更新 |
200 |
サーバー機能の設定 |
200 |
サーバーの削除 |
100 |
サーバーの追加 |
100 |
負荷総量は、実行しているすべてのジョブの負荷の合計です。システムは、次の時点で現在の負荷総量と最大許容負荷を比較します。
新しいジョブをキューに入れたあと
ジョブの実行を完了または停止したあと
現在の負荷総量と最大許容負荷との間に十分な差があり、ジョブキューの先頭にあるジョブを処理できる状態の場合、そのジョブは実行中の状態に格上げされ、そうでない場合は、待ち状態のままになります。システム上で同時に実行可能なジョブの組み合わせは、現在の負荷総量によって決まります。
たとえば OS 配備のジョブは、2 つだけ同時に実行でき (500 + 500 ≦ 1000)、OS 配備のジョブが 1 つの場合は、2 つのサーバー電源オフのジョブを同時に実行できます(500 + 200 + 200 ≦ 1000)。