N1 System Manager を使ってプロビジョニング可能なサーバーを検出するには、各プロビジョニング可能なサーバーを次のように設定する必要があります。
各プロビジョニング可能なサーバーの管理ポートに IP アドレスを割り当てる必要があります。
管理 IP アドレスの割り当てについては、プロビジョニング可能なサーバーのマニュアルを参照してください。サーバーのマニュアルは、オンライン (http://sunsolve.sun.com/handbook_pub/Systems/) で入手できます。
SPARC アーキテクチャーのプロビジョニング可能なサーバーの管理プロセッサ用に、telnet アカウント資格を設定する必要があります。
SPARC アーキテクチャーサーバーの管理プロセッサの telnet 資格の設定方法については、ご使用のプロビジョニング可能なサーバーのマニュアルを参照してください。
Sun Fire V20z サーバーと V40z サーバーが工場出荷時の設定になっている場合は、資格の自動設定が可能です。Sun Fire V20z または V40z の検出にログインアカウントとパスワードを指定すると、検出プロセスによって指定された資格を使用してSun Fire V20z または V40z が構成されます。
サーバーの管理ポートに IP アドレスが割り当てられていない場合、プロビジョニング可能なサーバーの検出は失敗します。
管理プロセッサの telnet 資格が設定されていない場合、SPARC アーキテクチャーのプロビジョニング可能なサーバーの検出は失敗します。
検出の実行時にプロビジョニング可能なサーバーの資格が指定されない場合、検出プロセスはデフォルトの資格を使用します。デフォルトの資格を次の表に示します。
表 2–7 SPARC アーキテクチャーのプロビジョニング可能なサーバーのデフォルトの資格
タイプ |
Telnet ログイン |
Telnet パスワード |
---|---|---|
Netra 240 および 440 |
admin |
admin |
Sun Fire V210、V240、V440 |
admin |
admin |
Sun Fire T1000 および T2000 |
admin |
admin |
表 2–8 x86 アーキテクチャーのプロビジョニング可能なサーバーのデフォルトの資格
タイプ |
SSH ログイン |
SSH パスワード |
IPMI ログイン |
IPMI パスワード |
SNMP 読み取りコミュニティー文字列 |
---|---|---|---|---|---|
Sun Fire V20z および V40z |
admin |
admin |
- |
admin |
public |
Sun Fire X2100 |
- |
- |
Admin |
admin |
- |
Sun Fire X4100 および X4200 |
root |
changeme |
root |
changeme |
public |
x86 アーキテクチャーのプロビジョニング可能なサーバー用に資格が 1 つだけ指定された場合は、不足している資格は上記のいずれかのデフォルトに設定されます。
ALOM ベースのプロビジョニング可能なサーバーは、SNMP をサポートしていません。したがって、ハードウェア通知の N1 System Manager への送信には管理サーバーのメールサービスを使用します。
Sun Fire X2100 は、SNMP をサポートしていませんが、X2100 は IPMI イベントの SNMP V1 トラップを生成する IPMI プラットフォームイベントトラップ (PET) をサポートしています。N1 System Manager は、X2100 の IPMI イベントを待機します。