Sun N1 System Manager 1.2 サイト計画の手引き

プロビジョニング可能なサーバーの設定

N1 System Manager を使ってプロビジョニング可能なサーバーを検出するには、各プロビジョニング可能なサーバーを次のように設定する必要があります。

Sun Fire V20z サーバーと V40z サーバーが工場出荷時の設定になっている場合は、資格の自動設定が可能です。Sun Fire V20z または V40z の検出にログインアカウントとパスワードを指定すると、検出プロセスによって指定された資格を使用してSun Fire V20z または V40z が構成されます。

サーバーの管理ポートに IP アドレスが割り当てられていない場合、プロビジョニング可能なサーバーの検出は失敗します。

管理プロセッサの telnet 資格が設定されていない場合、SPARC アーキテクチャーのプロビジョニング可能なサーバーの検出は失敗します。

検出の実行時にプロビジョニング可能なサーバーの資格が指定されない場合、検出プロセスはデフォルトの資格を使用します。デフォルトの資格を次の表に示します。

表 2–7 SPARC アーキテクチャーのプロビジョニング可能なサーバーのデフォルトの資格

タイプ 

Telnet ログイン 

Telnet パスワード 

Netra 240 および 440 

admin 

admin 

Sun Fire V210、V240、V440 

admin 

admin 

Sun Fire T1000 および T2000 

admin 

admin 

表 2–8 x86 アーキテクチャーのプロビジョニング可能なサーバーのデフォルトの資格

タイプ 

SSH ログイン 

SSH パスワード 

IPMI ログイン 

IPMI パスワード 

SNMP 読み取りコミュニティー文字列 

Sun Fire V20z および V40z 

admin 

admin 

admin 

public 

Sun Fire X2100 

Admin 

admin 

Sun Fire X4100 および X4200 

root 

changeme 

root 

changeme 

public 

x86 アーキテクチャーのプロビジョニング可能なサーバー用に資格が 1 つだけ指定された場合は、不足している資格は上記のいずれかのデフォルトに設定されます。

ALOM ベースのプロビジョニング可能なサーバーは、SNMP をサポートしていません。したがって、ハードウェア通知の N1 System Manager への送信には管理サーバーのメールサービスを使用します。

Sun Fire X2100 は、SNMP をサポートしていませんが、X2100 は IPMI イベントの SNMP V1 トラップを生成する IPMI プラットフォームイベントトラップ (PET) をサポートしています。N1 System Manager は、X2100 の IPMI イベントを待機します。