ここでは、サーバーのエージェント IP を変更する手順を説明します。エージェント IP は、管理サーバーで監視されるプロビジョニング可能なサーバーのデータネットワークインタフェースの IP アドレスです。このエージェント IP は、サーバーの管理ネットワーク IP アドレスとは異なります。
次の図は、ジョブで生成されたテーブルにあるサーバーのエージェント IP アドレスが、「ジョブ」タブに表示された状態を示しています。サーバーのエージェント IP アドレスが、サーバーの IP アドレスとは異なっていることが分かります。
プロビジョニング可能なサーバーの IP アドレスおよび資格を変更した場合、または N1 System Manager の外部から手動でなんらかのサービスを削除した場合は、サービスの有効化は成功しません。N1 System Manager の外部から OS を任意に変更した場合は、再検出し、基本管理機能と OS 管理機能を追加しなおす必要があります。
load server または load group コマンドを使用してプロビジョニング可能なサーバーにソフトウェアをインストールする場合は、プロビジョニング可能なサーバーの networktype 属性を dhcp に設定できます。このように設定すると、サーバーは DHCP を使用してプロビジョニング対象ネットワークの IP アドレスを取得します。システムが再起動し、load コマンドまたは add server コマンドで agentip パラメータに使用したものとは異なる IP アドレスを取得した場合、次の機能が動作しなくなります。
show server コマンドの「OS の監視」の内容(OS の監視なし)
load server server update および load group group update コマンド
start server server command コマンド
set server server threshold コマンド
set server server refresh コマンド
この場合は、set server server agentip コマンドを使用し、この手順で示したサーバーのエージェント IP アドレスに訂正してください。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のコマンドを実行します。
N1-ok> set server server agentip IP |
エージェント IP が変更されます。コマンド構文の詳細は、『Sun N1 System Manager 1.2 コマンド行レファレンスマニュアル』の「set server」を参照してください。この操作では、プロビジョニング可能なサーバーに接続します。