Sun N1 System Manager 1.2 管理ガイド

サーバーおよびサーバーグループの管理の概要

N1 System Manager では、1 つのインタフェースを使用して何百台もの異機種サーバーを管理できます。N1–ok シェルは、サーバーの特定、管理、プロビジョニング、または再プロビジョニングのための、簡単なコマンドセットを提供します。

プロビジョニング可能なサーバーの管理を開始するには、discover コマンドを使用します。このサーバー検出プロセスによって、N1 System Manager に「検出」ジョブが作成されます。「検出」ジョブは、管理 IP アドレスとデフォルトのセキュリティー資格を使用して、各物理サーバーを特定します。検出プロセスは、ジョブの結果を表示して確認できます。

検出ジョブが正常に終了すると、サーバーはその管理名で識別されます。当初、サーバーの管理名には、そのサーバーの管理 IP アドレスが設定されます。検出したサーバーの管理名は、いつでも変更できます。

ファームウェアアップデートを一括インストールするため、検出された (「プロビジョニング可能」な) サーバーの型やモデルごとにグループを作成できます。その後、オペレーティングシステム (「OS プロファイル」) や OS アップデートを一括インストールするため、機能グループを作成することができます。プロビジョニング可能なサーバーは複数のグループに属することができるため、一括保守のための新しいサーバーグループを作成することができます。

この章の各節では、サーバーおよびサーバーグループの保守作業の実行に関する必要条件と手順を説明します。各節で説明する操作の実行には、「表示の選択」メニュー、「アクション」メニュー、およびサーバー名のリンクを使用します。

次の図は、「表示の選択」メニュー、「アクション」メニュー、およびサーバー名のリンクを示しています。

図 4–1 ブラウザインタフェースのメニューおよびリンク

この図は、「表示の選択」メニュー、「アクション」メニュー、およびサーバー名のリンクを示しています。

サーバーおよびサーバーの状態の確認

ここでは、show server コマンドに all キーワードを付けて実行した場合、あるいは show group コマンドを実行した場合に、各サーバーについて N1 System Manager が報告する情報について説明します。

サーバーの電源状態

サーバーの電源は次の状態で示されます。

ハードウェアの健全性の状態

サーバーのハードウェアの健全性は次の状態で示されます。

サポートされるサーバーの操作

サーバーに対して次の一括操作がサポートされています。