この節では、次の作業について説明します。
サーバーまたはサーバーグループの電源を入れるには、start コマンドに、server または group キーワードを付けて使用します。サーバーは、ブート PROM が組み込まれている場合に起動します。また、起動の操作は、「グループ別のサーバー」ページの「アクション」メニューを使用して行うこともできます。次の図に、「アクション」メニューを示します。
構文とパラメータの詳細は、N1–ok コマンド行で help start server または help start group と入力してください。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のいずれかのコマンドを入力します。
N1-ok> start server server |
サーバーの電源が入り、ブート PROM が組み込まれている場合は、サーバーが起動します。構文の詳細は、『Sun N1 System Manager 1.2 コマンド行レファレンスマニュアル』の「start server」を参照してください。
N1-ok> start group group |
サーバーグループの電源が入り、ブート PROM が組み込まれている場合は、グループ内のサーバーが起動します。サーバーグループが大きいほど、ジョブの完了に時間がかかります。構文の詳細は、『Sun N1 System Manager 1.2 コマンド行レファレンスマニュアル』の「start group」を参照してください。
次のコマンド行の例は、ネットワークからサーバーを起動する方法を示しています。
N1-ok> start server 10.5.7.2 netboot=true |
次のコマンド行の例は、ネットワークからサーバーグループを起動する方法を示しています。
N1-ok> start group dev netboot=true |
サーバーまたはサーバーグループを停止して電源を切るには、stop コマンドに server または group キーワードを付けて使用します。サーバーまたはサーバーグループを停止すると、物理サーバーのオペレーティングシステムが正常終了した後、電源オフされます。サーバーに OS がインストールされていないか、サーバーが停止しない場合は、force サブコマンドを使用して強制的にサーバーグループの電源をオフにできます。
次の図は、「グループ別のサーバー」ページの「アクション」メニューを使用するか、または stop group コマンドを実行することによって、グループを停止する方法を示しています。
構文とパラメータの詳細は、N1–ok コマンド行で help stop server または help stop group と入力してください。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のいずれかのコマンドを入力します。
N1-ok> stop server server |
サーバーが停止します。構文の詳細は、『Sun N1 System Manager 1.2 コマンド行レファレンスマニュアル』の「stop server」を参照してください。
N1-ok> stop group group |
サーバーグループが停止します。構文の詳細は、『Sun N1 System Manager 1.2 コマンド行レファレンスマニュアル』の「stop group」を参照してください。
次のコマンド行の例は、OS を強制的に停止する方法を示しています。
N1-ok> stop server 10.0.7.2 This operation is not supported. Please use the force option. N1-ok> stop server 10.0.7.2 force=true Server 10.0.7.2 powered off. |
次のコマンド行の例は、サーバーグループの OS を強制的に停止する方法を示しています。
N1-ok> stop group dev This operation is not supported. Please use the force option. N1-ok> stop group dev force=true Group dev powered off. |
force オプションを使用する場合は、サーバーの再起動の際に、クライアントに対して次のいずれかのファイルシステムチェックコマンドを、サービスプロセッサからアクセスしたコンソールで実行してください。
Solaris OS の場合 : fsck を実行
Linux の場合 : reiserfsck または e2fsck を実行
プロビジョニング対象のサーバーで fsck コマンドを実行する方法については、「サーバーおよびサーバーグループへのリモートコマンドの実行」を参照してください。
オペレーティングシステムを正常に停止してから物理サーバーまたはサーバーグループの電源を切るには、reset コマンドに server または group キーワードを付けて使用します。このあと、サーバーの電源が入り、ブート PROM が構成されている場合はサーバーが再起動します。サーバーに OS がインストールされていないか、サーバーが停止しない場合は、force サブコマンドを使用して強制的にサーバーまたはサーバーグループを再起動できます。
構文とパラメータの詳細は、N1–ok コマンド行で help reset server または help reset group と入力してください。
N1 System Manager にログインします。
詳細は、「N1 System Manager のコマンド行にアクセスする」を参照してください。
次のいずれかのコマンドを入力します。
N1-ok> reset server server [force=true] |
サーバーが再起動します。詳細は、『Sun N1 System Manager 1.2 コマンド行レファレンスマニュアル』の「reset server」を参照してください。
N1-ok> reset group group [force=true] |
グループ内のサーバーが再起動します。詳細は、『Sun N1 System Manager 1.2 コマンド行レファレンスマニュアル』の「reset group」を参照してください。
次のコマンド行の例は、OS を強制的にリセットする方法を示しています。
N1-ok> reset server 10.5.7.2 force=true |
OS が正常に停止しない場合は、次のコマンド行の例を使用し、グループ内のサーバーのオペレーティングシステムを強制的にリセットできます。
N1-ok> reset group dev force=true |
次のコマンド行の例は、ネットワークからサーバーを再起動する方法を示しています。
N1-ok> reset server 10.5.7.2 netboot=true |
次のコマンド行の例は、ネットワークからサーバーグループを再起動する方法を示しています。
N1-ok> reset group dev netboot=true |
コマンド例にあるいずれかの force コマンドを使用する場合は、サーバーの再起動の際に、サービスプロセッサで次のどちらかのファイルシステム検査のコマンドを実行してください。
Solaris OS の場合 : fsck を実行
Linux の場合 : reiserfsck または e2fsck を実行
プロビジョニング対象のサーバーで fsck コマンドを実行する方法については、「サーバーおよびサーバーグループへのリモートコマンドの実行」の説明を参照してください。