Solstice DiskSuite 4.2 ユーザーズガイド

サブミラー内のスライスを有効にする方法 (DiskSuite ツール)

この作業は、「エラー状態」にあるサブミラー内のスライスを有効にするために使用します。

  1. 前提条件 (「DiskSuite オブジェクトを保守するための前提条件」) を満たし、概要 (「ミラーと RAID5 メタデバイスにおけるスライスの交換と有効化の概要」) と予備情報 (「ミラーと RAID5 メタデバイス内のスライスを交換および有効にするための予備情報」) を読んだことを確認する。

  2. オブジェクトリストから、エラーの発生したミラーオブジェクトをダブルクリックする。

    オブジェクトがキャンバスに表示されます。サブミラーはエラー状態を表示します。

  3. 状態が「重大な障害」となっているサブミラーのストライプ矩形の内部をクリックする。さらにオブジェクトのポップアップメニューを表示し、「情報」を選択する。

    「ストライプ情報」ウィンドウが表示されます。

  4. 「ストライプ情報」ウィンドウで「重大な障害」状態のスライスを選択し、「有効」をクリックしてから、「閉じる」をクリックする。

    スライス状態は、「重大な障害」から「有効」に変化します。サブミラーの状態は、「重大な障害 (エラー状態)」から「重大な障害 (未確定)」に変化します。

  5. ミラーオブジェクトの内部をクリックしてから、「確定」をクリックする。

    ミラーの再同期が始まります。サブミラーの状態は「コンポーネント再同期」に変化します。

  6. 再同期が終了したら、ミラーの状態が「正常」であることを確認する。

  7. データの妥当性をチェックする。


    注 -

    スライスを有効化した後でも DiskSuite が「エラー状態」のスライスを通知する場合は、「サブミラー内のスライスを交換する方法 (DiskSuite ツール)」を参照してください。