Solstice DiskSuite 4.2.1 ユーザーズガイド

シングルユーザーモードへのブートがミラーに与える影響

ルート (/)、/usr、および swap 用のミラーを備えたシステム (いわゆる「ブート」ファイルシステム) がシングルユーザーモードでブートされる (boot -s) と、これらのミラーだけではなく、おそらくシステム上のすべてのミラーが、metastat コマンドで見ると「Needing Maintenance」状態として表示されます。その上、これらのスライスに書き込みが行われた場合、metastat はミラー上にダーティリージョンが増えることを明らかにします。

これは危険なように見えるかもしれませんが、心配する必要はありません。metasync -r コマンドは、通常はミラーを再同期するためにブート処理時に実行されますが、システムがシングルユーザーモードでブートされたときには、実行を中断します。システムがリブートされると、metasync -r が実行されて、すべてのミラーを再同期します。

これが心配な場合、metasync -r を手動で実行します。