Solstice DiskSuite 4.2.1 リファレンス

DiskSuite ツールのメッセージ

この節では、DiskSuite のグラフィカルユーザーインタフェースである DiskSuite ツールで表示される状態メッセージ、エラーメッセージ、およびログメッセージについて解説します。

状態を表わす用語

DiskSuite ツールのダイアログボックスは、コンポーネントの状態を次のように表わします。

メタデバイスエディタのメッセージ

「メタデバイスエディタ」ウィンドウの一番下には、オブジェクトや動作に関する情報を表示するためのメッセージ行があります。表示されるメッセージには、次の 2 種類があります。

ダイアログボックスのエラーメッセージ

DiskSuite が「エラー」ダイアログボックスに表示するエラーメッセージについて説明します。これらのメッセージが表示された場合には、ダイアログボックスの「了解」ボタンのみを選択できます。実行しようとした動作は取り消されます。下記のエラーメッセージの説明を読んで、適切な処置を行なってください。


RAID には、確定操作のたびに再同期の実行が引き起こされるような操作を 1 つだけ設定できます。
 
A RAID can only have one operation that causes a resync per commit

RAID5 メタデバイスに 2 つの異なる変更内容を同時に適用しようとしました。変更操作に間違いはありませんが、1 つずつしか適用することはできません。たとえば、1 回の操作でスライスを交換して新しいスライスを追加しようとした場合に、このメッセージが表示されます。片方の変更を行って「確定」ボタンをクリックしてから、次の変更を行って「確定」ボタンをクリックしてください。


連結 dn にストライプがありません。
 
Concat dn has no stripes

ストライプを持たない単純連結を確定しようとしました。単純連結にストライプを追加しなければなりません。


使用中のメタデバイスを削除することはできません。
 
You cannot delete a metadevice that is in use.

ファイルシステムがマウントされているか、swap されているか、raw としてオープンされているメタデバイスを削除しようとしました。


dn にはコンポーネントがありません。
 
dn has no components.

スライスを持たない連結方式テンプレートを確定しようとしました。「確定」ボタンをクリックする前に、このオブジェクトにスライスを追加しなければなりません。


ミラー dn にはサブミラーがありません。
 
Mirror dn has no submirrors

サブミラーを持たないミラーを確定しようとしました。「確定」ボタンをクリックする前に、ミラーにサブミラーを追加しなければなりません。


RAID dn は等価なスライスが 3 つ以上必要です。
 
RAID dn must have at least three slices.

スライス数が 3 つに満たない RAID5 メタデバイスを確定しようとしました。必要なスライスを追加してから RAID5 メタデバイスを確定してください。


RAID デバイスに追加するスライスは、一番小さいスライスのサイズよりも大きいものでなければ
なりません。
 
Slices added to a RAID device must be at least
as large as the smallest original slice.

RAID5 メタデバイスにすでに登録されているスライスより小さいサイズのスライスを RAID5 メタデバイスに追加しようとしました。


スライス <スライス> はマウントされています。
すでにマウントされているスライスがあるので、<デバイス> には追加できません。
 
Slice <スライス> is mounted. You cannot add it to <デバイス>, it
is not the first mounted slice to be added.

すでに最低 1 つのスライスが登録されている連結方式に、ファイルシステムがマウントされているスライスを追加しようとしました。ファイルシステムがマウントされているスライスは、連結方式には最初に追加しなければなりません。


スライス <スライス> はマウントされています。
すでにマウントされているスライスがあるので、dn には追加できません。
 
Slice <スライス> is mounted. You cannot add it to dn, it already has a
mounted slice.

連結方式テンプレートに、ファイルシステムがマウントされているスライスを追加しようとしました。ファイルシステムがマウントされているスライスは、連結方式テンプレートには最初に追加しなければなりません。


スライス <スライス> はマウントされているので、RAID デバイスに追加することはできません。
RAID デバイスに対してマウントされているスライスを追加しようとすると
ファイルシステムが壊れてしまいます。
 
Slice <スライス> is mounted. You cannot add a mounted slice to a RAID
device, doing so would corrupt the file system.

RAID テンプレートに、ファイルシステムがマウントされているスライスを追加しようとしました。データが格納されていないスライスを選択してください。


スライス <スライス> は RAID デバイスで使用するには小さすぎます。
 
Slice <スライス> is too small to be used in a RAID device.

追加しようとしたスライスが小さすぎます。すでに RAID5 メタデバイスに登録されているスライスより小さいか、RAID5 メタデバイスで使用するには小さすぎます。


サブミラー dn には、ファイルシステムがマウントされているため先頭のサブミラーとして
追加する必要があります。
 
Submirror dn has a mounted file system, it should be the first
submirror added.

既存のミラーに、ファイルシステムがマウントされているサブミラーを追加しようとしました。このファイルシステムをミラー化するためには、このサブミラーを使用して 1 面ミラーを作成してから、何もデータが入っていないサブミラーを追加しなければなりません。


ミラー dn には、ファイルシステムをマウントしているコンポーネントが存在しています。
別のサブミラーを追加することはできません。
 
Mirror dn has a component with a file system mounted. You cannot
add another submirror.

すでに別のサブミラーにファイルシステムがマウントされているミラーに、ファイルシステムがマウントされているサブミラーを追加しようとしました。このミラーには、何もデータが入っていないサブミラーを追加しなければなりません。


サブミラー dn が小さすぎます。
 
Submirror dn is too small.

ミラーの現在のサイズより小さいサブミラーを追加しようとしました。既存のサブミラーと同じサイズ以上のサブミラーを追加しなければなりません。


ルートファイルシステムは複数のストライプによって構成される連結方式のデバイス上にマウント
することができません。
 
The root file system may not be mounted on
a concat with more than one stripe.

ルートファイルシステムを含むスライスを連結方式テンプレートにドロップしようとしました。既存のスライスからいずれかのストライプを削除してください。


ルートファイルシステムはトランスデバイスにマウントできません。
 
The root file system may not be mounted on a trans device.

ルートファイルシステムを含むスライスをトランスメタデバイスのテンプレートにドロップしようとしました。ルートファイルシステムは、トランスメタデバイスには配置できません。


トランス dn にマスターがありません。
 
Trans dn has no master

マスターデバイスを持たないトランスメタデバイスを確定しようとしました。マスターデバイスを追加してからトランスメタデバイスを確定してください。


初期化中の RAID デバイスには <デバイス> を追加できません。
 
You cannot add <デバイス> to a RAID device while it is initializing 

確定済みで初期化中の RAID5 メタデバイスにスライスまたはホットスペア集合を追加しようとしました。デバイスの初期化が完了するまで待ってください。


初期化中の RAID デバイスのスライスは交換できません。
 
You cannot replace a slice in a RAID device while it is
initializing.

確定済みで初期化中の RAID5 メタデバイスにスライスを追加しようとしました。デバイスの初期化が完了するまで待ってください。


入力した値 <値> が大きすぎます。
入力できる値は <新しい値> 未満で、デバイスで利用できるサイズより
小さい値でなければなりません。
 
The value you entered <値> is too large.
You should use a value less than <新しい値>, which is the
maximum possible device size.

「スライスフィルタ」ウィンドウのいずれかのサイズフィールドに、大きすぎる値を入力しました。


ホットスペア集合名を hspnnn から hspnnn へ変更する操作は、次の理由で失敗しました :
 
Your attempt to change the name of Hot Spare Pool hspnnn
to hspnnn failed for the following reason:

ホットスペア集合名をすでに存在する名前または無効な名前に変更しようとしました。


RAID コンポーネント <コンポーネント><コンポーネント> のサイズが異なっています。
大きい方のコンポーネントの余剰部分は使用されないまま無駄な領域として残ります。
 
RAID component <コンポーネント> is not the same size as component
<コンポーネント>. Extra space on the larger component will be wasted.

RAID5 メタデバイスに、既存のスライスとは異なるサイズのスライスを追加しようとしました。


初期化中の RAID デバイスにはホットスペア集合を追加できません。
 
You cannot change the hot spare pool for a RAID device while it
is initializing.

RAID5 メタデバイスの初期化中に、現在のホットスペア集合を変更しようとしました。初期化が完了してから、ホットスペア集合を変更してください。


RAID デバイスの初期化に失敗しました。このデバイスは交換不可能なので削除してください。
 
The RAID device has failed to initialize. It cannot be repaired
and should be deleted.

RAID5 メタデバイスの初期化中にエラーが発生しました。不良スライスを修復してから、デバイスを削除して作成し直してください。


作成したストライプ中のスライスは、そのストライプがサブミラーの要素でない場合には、
交換することができません。
 
A slice in a created stripe may not be replaced unless the stripe
is part of a submirror with redundancy.

データの冗長性が提供されている場合にのみ、スライスを交換することができます。


ストライプ中のスライスは、そのストライプがサブミラーの要素でない場合には、
有効化することができません。
 
A slice in a stripe may not be enabled unless the stripe is part
of a submirror with redundancy.

データの冗長性が提供されている場合にのみ、スライスを有効にすることができます。


スライス <スライス> の追加後にメタデバイスの状態データベースが確定されていません。この
スライス上の複製は復元できません。
 
The metadevice state database has not been committed since slice
<スライス> was added. You cannot restore replicas on the slice.

障害スライスを有効にする前に、MetaDB オブジェクトを確定しなければなりません。


パス名 <パス> に対応するファイルシステムをマウントしているデバイスがありません。
 
There is no device with a mounted file system which matches
the path name <パス>.

ストレージマネージャから「メタデバイスエディタ」ウィンドウのキャンバスにファイル名をドラッグしましたが、DiskSuite ツールはファイルシステムを含むデバイスを識別できませんでした。


ディスクセットが解放されました
<ホスト名> は、ディスクセット <セット名> の所有者ではありません。
<セット名> を継続することができませんので終了してください。
 
Disk Set Released
<ホスト名> no longer owns the <セット名> disk set.
<セット名> cannot continue; you must exit.

ディスクセットが変更されました
ディスクセット <セット名> に対して外部より変更操作が行われました。
 
Disk Set Changed
An external change has occurred to the <セット名> disk set.

ディスクセットロードエラー
次のディスクセットをロードできません:<セット名>
 
Disk Set Load Failed
Unable to load disk set setname.

ディスクセットに対して DiskSuite ツールを実行している間にコマンド行からそのディスクセットを変更した場合には、上記の 3 つのメッセージが表示されます。


統計情報ウィンドウは、コントローラ、トレイおよびスライスでは利用できません。
 
Statistics sheets are not available for controllers, trays or
slices.

コントローラ、トレイ、またはスライスに対して「デバイス統計情報」ウィンドウを表示しようとしました。「デバイス統計情報」ウィンドウは、メタデバイスおよびディスクに対してのみ有効です。


NVRAM の同期処理はバッテリーが動作している SPARCstorage Array のコントローラ、トレイ
およびディスクに対してのみ有効です。
 
Sync NVRAM is only available for SPARCstorage Array controllers,
trays and disks with working batteries.

SPARCstorage Array ではないデバイス上で NVRAM を同期させようとしたか、バッテリー障害が発生している SPARCstorage Array デバイス上で NVRAM を同期させようとしました。


高速書き込みは、バッテリーが動作している SPARCstorage Array のコントローラ、トレイお
よびディスクに対してのみ有効です。
 
Fast Write is only available for SPARCstorage Array controllers,
trays and disks with working batteries.

バッテリー障害が発生している SPARCstorage Array デバイス上で高速書き込みを有効にしようとしました。


ディスクの予約操作は、SPARCstorage Array のコントローラ、トレイおよびディスクに対して
のみ有効です。
 
Reserve Disks is only available for SPARCstorage Array
controllers, trays and disks.

SPARCstorage Array ではないデバイス上でディスクの予約を実行しようとしました。


ディスクの解放操作は、SPARCstorage Array のコントローラ、トレイおよびディスクに対し
てのみ有効です。
 
Release Disks is only available for SPARCstorage Array
controllers, trays and disks.

SPARCstorage Array ではないデバイス上でディスクの解放を実行しようとしました。


ディスクの利用開始操作は、スライスに適用できません。
 
Start Disks is not available for slices.

スライスを直接起動することはできません。ディスクを起動してください。


ディスクの利用停止操作は、スライスに適用できません。
 
Stop Disks is not available for slices.

スライスを直接停止することはできません。ディスクを停止してください。


再同期中のサブミラーは切断できません。
 
You may not detach a submirror while it is resyncing.

再同期中にサブミラーを切断することはできません。


メタセット <セット名> のロック予約中にエラーが発生。
 
Error while trying to reserve lock for metaset <セット名>.

メタセット <セット名> のロックが取得できませんでした。他の DiskSuite ツールインスタンスか、コマンド行インタフェースがロックを所有しています。


飛び越しの値は範囲外です。
 
Interlace value is out of range.

ストライプ方式メタデバイスまたは RAID5 メタデバイスに対して、無効な飛び越し値を入力しました。


メタデバイス dndn の交換に失敗しました。
 
Failed trying to exchange metadevices dn and dn.

使用中のメタデバイスのメタデバイス名を交換することはできません。


dn から dn へ名前の変更ができませんでした。
 
Failure trying to rename dn to dn.

使用中のメタデバイスの名前を変更したり、メタデバイス名を既存の名前に変更したりすることはできません。


メタデバイス名が次の範囲を越えています : dn - dn
 
Metadevice name not in range dn - dn.

メタデバイスに、現在定義されている範囲外の名前を付けようとしました。必要であれば、/kernel/drv/md.conf ファイルの nmd 値を大きくしてください。


ホットスペア集合名が次の範囲を越えています: hsp000 - hsp999
 
The hot spare pool name not in the range hsp000 - hsp999.

ホットスペア名は hspnnn の形式で指定しなければなりません。nnn には 000 〜 999 の数字が入ります。


ホットスペア集合 hspnnn は、すでに存在しています。
 
The hot spare pool hspnnn already exists.

既存のホットスペア集合名を使用して、新しいホットスペア集合を作成しようとしました。


ロギングデバイスが接続しているマウント済みのトランスデバイスは削除できません。
 
You cannot delete a mounted trans device that has an attached
logging device.

このトランスメタデバイスを削除するには、先のロギングデバイスを切断してください。


現在、メタデバイス "dn" の状態は、オープン状態、スワップデータを持っている状態、もしくは
マウントされた状態にあります。このメタデバイスを削除すると、メタデバイスの名前が子に移動
し、子のメタデバイス名が変更されます。
 
The metadevice dn is currently either opened, swapped on, or
mounted. Deleting it will cause the name to be pushed down.

使用中のミラーまたはトランスメタデバイスを削除しようとしました。これらのデバイスを削除すると、デバイス名は、そのいずれかのサブデバイス名に置き換わります。ミラーの場合は、いずれかのサブミラー名に置き換わります。トランスメタデバイスの場合は、マスターデバイス名に置き換わります。


複数のサブミラーで構成されている、マウントされている状態にあるミラーディスクを削除するこ
とはできません。
 
You cannot delete a mounted mirror with more than one submirror.

ミラーを削除する場合には、先に 1 面ミラーに変更しておきます。


マスターディスクがメタデバイスでない、マウントされている状態にあるトランスデバイスを削除
することはできません。
 
You cannot delete a mounted trans device whose master is not a
metadevice.

マスターデバイスがスライスであるマウント済みのトランスメタデバイスを削除しようとしました。トランスメタデバイスを削除するには、先にマウントを解除してください。


<デバイス> の NVRAM をパージできません。ディスクは別のホストで予約されています。
<デバイス> の NVRAM を同期処理できません。ディスクは別のホストで予約されています。
<デバイス> を予約できません。ディスクは別のホストで予約されています。
<デバイス> を解放できません。ディスクは別のホストで予約されています。
<デバイス> を起動できません。ディスクは別のホストで予約されています。
<デバイス> を停止できません。ディスクは別のホストで予約されています。
<デバイス> の高速書き込みを無効にできません。ディスクは別のホストで予約されています。
<デバイス> の高速書き込みを有効にできません。ディスクは別のホストで予約されています。
<デバイス> の高速書き込みを有効にして同期的書き込みを行うことができません。ディスクは
別のホストで予約されています。
 
Cannot purge the NVRAM for <デバイス>. Disk is reserved by another host.
 
Cannot sync the NVRAM for <デバイス>. Disk is reserved by another host.
 
Cannot reserve <デバイス>. Disk is reserved by another host.
 
Cannot release <デバイス>. Disk is reserved by another host.
 
Cannot start <デバイス>. Disk is reserved by another host.
 
Cannot stop <デバイス>. Disk is reserved by another host.
 
Cannot disable fast write for <デバイス>. Disk is reserved by another
host.
 
Cannot enable fast write for <デバイス>. Disk is reserved by another
host.
 
Cannot enable fast write for synchronous writes for <デバイス>. Disk
is reserved by another host.

これらのメッセージは、他のホストがデバイス <デバイス> を予約していることを示します。希望する操作を実行するためには、最初に予約を解除してください。


すでに使用されているサブミラーの交換、有効化または接続処理の保留中には、そのサブミラーを
切断することはできません。
 
You cannot detach an existing submirror while a replace, enable
or attach is pending.

交換、有効化、または接続の処理中であるサブミラーを切断しようとしました。処理が完了するのを待ってから、サブミラーを切断してください。


ミラー再同期中はスライスを有効化することができません。
 
You cannot enable a slice in a mirror while the mirror is
resyncing.

ミラーの再同期中に、サブミラーのスライスを有効にしようとしました。処理が完了するのを待ってから、サブミラーを有効にしてください。

ダイアログボックスの警告メッセージ

DiskSuite が「警告」ダイアログボックスに表示する警告メッセージについて説明します。これらのメッセージが表示された場合には、ダイアログボックスの「継続」ボタンまたは「取消し」ボタンを選択できます。下記の警告メッセージの説明を読んで、適切な処置を行ってください。


状態データベースの複製がすべて同一コントローラに接続されています。
 
All of the state database replicas are on the same controller.

MetaDB テンプレートに、すべて同じコントローラに接続されているスライスを追加しようとしました。コントローラが故障すると、メタデバイスはすべてアクセスできなくなります。


新しい連結方式のデバイス dn には、マウントされているファイルシステムの存在するスライスが
あります。"/etc/vfstab" 中にこのファイルシステムのエントリが存在する場合、この連結方式
のデバイスに対して確定操作を行うことによりそのエントリが更新されますので、次回からは新し
いデバイスを使用してファイルシステムがマウントされます。このマウントの設定を有効にするた
めには、システムをリブートする必要があります。
 
The new Concat/Stripe device dn has a slice with a mounted file
system. If an entry for its file system exists in
"/etc/vfstab" it will be updated when the Concat/Stripe is
committed so that the next mount of the file system will use the
new device. The system must be rebooted for this device mount to
take effect.

連結方式テンプレートに、ファイルシステムがマウントされているスライスを追加しようとしました。ファイルシステムがマウントされているスライスは、連結方式テンプレートには最初に追加しなければなりません。ファイルシステムがマウントされているスライスを RAID5 メタデバイスに追加することはできません。


メタデバイス <デバイスの種類> "dn" を削除します。データは失われます。
本当に削除しますか ?
 
Metadevice device_type dn will be deleted.
Data could be lost.
Really delete it?

確定したメタデバイスを削除しようとしました。データが保護されていることを確信している場合にのみ、動作を継続してください。


ストライプコンポーネント "dn" と "dn" のサイズが異なっています。大きい方のコンポーネン
トの余剰部分は使用されないまま無駄な領域として残ります。
 
Stripe component dn is not the same size as component
dn. Extra space on the larger component will be wasted.

ストライプに登録されているスライスとは異なるサイズのスライスを連結方式 (またはストライプ) に追加しようとしました。異なるサイズのスライスをストライプに追加すると、大きなスライスの領域が無駄になります。


スライス "dn" はスライス "dn" と同じコントローラに接続されています。
同じコントローラに接続している複数のサブミラーのスライスを利用することはお勧めできません。
 
Slice dn is on the same controller as slice dn.It is not advisable
to have slices from multiple submirrors on the same controller.

すべて同じコントローラに接続されたスライスで構成されているサブミラーでミラーを作成しようとしました。コントローラが故障すると、ミラーはデータを保護できなくなります。


スライス "dn" と "dn" は、同じディスクにあります。同じディスクに接続している複数のサブ
ミラーのスライスを利用することは、お勧めできません。
 
Slice dn is on the same disk as slice dn.It is not advisable to
have slices from multiple submirrors on the same disk.

すべて同じディスクに属するスライスで構成されているサブミラーでミラーを作成しようとしました。ディスクが故障すると、ミラーはデータを保護できなくなります。


サブミラー "dn" と "dn" のサイズが異なっています。大きい方のサブミラーの余剰部分は使用
されないまま無駄な領域として残ります。
 
Submirror dn is not the same size as submirror dn.
Extra space on the larger submirror will be wasted.

サイズが異なるサブミラーを使用してミラーを作成しようとしました。大きなサブミラーでは、領域が無駄になります。


サブミラー "dn" のコンポーネントが不良です。
 
Submirror dn has an erred component.
Its data will not be valid after it is detached.

スライス報告エラーがあるサブミラーを切断するか、オフラインにしようとしました。


最後に変更が更新されてから、メタデバイス "dn" にマウントされていたファイルシステムがマ
ウント解除されています。
 
The file system mounted on metadevice dn has
been unmounted since the last status update.

マウント解除されたメタデバイスを削除しようとしました。デバイスはマウント解除についての情報を表示しません。「メタデバイスエディタ」ウィンドウの「ファイル」メニューから「構成の再走査」を選択して、情報を更新してください。


以下のコンポーネントはエラー状態にあります : dn
修復作業中は、RAID コンポーネント "dn" の交換はできません。
 
The following components are in the erred state: dn
You may not replace RAID component dn until they are fixed.

エラーを報告した (最終エラー状態にある) RAID メタデバイスのコンポーネントを交換しようとしています。他の RAID5 メタデバイスコンポーネントもエラーを報告している場合には、この操作は実行できません。


以下のコンポーネントはエラー状態にあります : dn
RAID コンポーネント "dn" と交換されるコンポーネントのデータは信頼性がありません。
 
The following components are in the erred state: dn
The data for the component replacing RAID component dn may be
compromised.

エラーを報告した RAID5 メタデバイスコンポーネントを交換または有効にしようとしています。他のコンポーネントもエラーを報告した (最終エラー状態にある) 場合には、この操作は危険です。新しいコンポーネントのデータは、正確ではなくなる場合があります。


以下のコンポーネントが last_erred 状態にあります : dn
RAID コンポーネント "dn" のデータは信頼性がありません。
 
The following components are in the last_erred state: dn
The data for RAID component dn may be compromised.

エラーを報告した RAID5 メタデバイスコンポーネントを交換または有効にしようとしています。他のコンポーネントもエラーを報告した (最終エラー状態にある) 場合には、この操作は危険です。新しいコンポーネントのデータは、正確ではなくなる場合があります。


以下のコンポーネントがエラー状態になりました : dn
RAID コンポーネント "dn" のデータは再同期処理されません。
 
The following components have erred: dn
The data for RAID component dn WILL NOT BE RESYNCED.

2 つ以上のコンポーネントがエラーを報告している RAID5 メタデバイスで、コンポーネントを交換しようとしました。データを作成し直す方法がないため、コンポーネントを交換することはできません。処理を継続する場合には、バックアップコピーからデータを取得しなければなりません。


ディスク "dn" のフォーマット情報が変更されています。変更を反映させるために metatool を
再起動する必要があります。
 
The format of disk dn has changed.
You must restart metatool to incorporate the changes.

メタデバイス、ファイルシステム、または状態データベースの複製が格納されていたディスクを書式化し直して、「メタデバイスエディタ」ウィンドウの「ファイル」メニューから「構成の再走査」を選択しました。ディスクが使用中でなければ、新しい情報が DiskSuite に読み取られて、適切なウィンドウ (「スライスブラウザ」ウィンドウや「ディスク表示」ウィンドウなど) に表示されます。


トランス "dn" のログデバイスは、トランスのマウントを解除するかシステムをリブートしない
かぎり切断することができません。
 
The log device for Trans dn cannot be detached until
the Trans is unmounted or the system is rebooted.

ログを切断してトランスオブジェクトを確定しようとしました。ログマスターがマウントされている状態では、切断を実行することはできません。トランスメタデバイスは、切断の保留状態に入っています。


トランス dn のマスターデバイス (dn) にはマウントされているファイルシステムがあります。
このファイルシステムのロギングを有効にするためには、"/etc/vfstab" ファイルを更新して
新しいデバイス名を登録し、システムをリブートする必要があります。
このファイルシステムのエントリが存在している場合は、トランス "dn" の確定操作を行うと、
"/etc/vfstab" が自動的に更新されます。
 
The master device dn for Trans dn has a mounted file system.
 
In order for logging of
this file system to be activated, the file
/etc/vfstab must be updated with the
new device name and the system rebooted.
 
Committing Trans dn will update
/etc/vfstab automatically if an entry exists
for the file system.

ファイルシステムがマウントされているメタデバイスをトランスマスターとして追加しようとしました。DiskSuite は、そのファイルシステムに対応する /etc/vfstab ファイルのエントリを自動的に変更します。そのファイルシステムに対応するエントリが /etc/vfstab ファイルに存在しない場合には、手作業で作成しなければなりません。 このメッセージは、システムをリブートするように指示しています。


トランス "dn" のマスターデバイス (dn) にはマウントされているファイルシステムがあります。
"/etc/vfstab" 中にこのファイルシステムのエントリが存在する場合、そのエントリは、この
ファイルシステムをマウントするための新しいデバイスに更新されます。
このデバイスのマウントを有効にするためには、システムをリブートする必要があります。
 
The master device dn for Trans dn has a mounted file system.
 
If an entry for its file system exists in "/etc/vfstab," it will
be updated with the new device to mount for the file system.
 
The system must be rebooted for this
device mount to take effect.

ファイルシステムがマウントされているメタデバイスをトランスマスターとして追加しようとしました。DiskSuite は、そのファイルシステムに対応する /etc/vfstab ファイルのエントリを自動的に変更します。そのファイルシステムに対応するエントリが /etc/vfstab ファイルに存在しない場合には、手作業で作成しなければなりません。 このメッセージは、システムをリブートするように指示しています。


最後に変更が更新されてから、メタデバイス "dn" は、swap デバイスとなったため除去されま
した。
 
The metadevice dn has been removed as a swap device
since the last status update.

swap デバイスを削除しようとしました。デバイスの状態は swap になっています。デバイスの状態を更新するには、「メタデバイスエディタ」ウィンドウの「ファイル」メニューから「構成の再走査」を選択してください。


新しいミラーデバイス "dn" にはマウントされているファイルシステムの存在するサブミラーがあ
ります。
"/etc/vfstab" 中にこのファイルシステムのエントリが存在する場合、そのエントリイルはこのファ
システムをマウントするための新しいデバイスに更新されます。
このデバイスのマウントを有効にするためには、システムをリブートする必要があります。
 
The new Mirror device dn
has a submirror with a mounted file system.
 
If an entry for its file system exists in /etc/vfstab, it will
be updated with the new device to mount for the file system.
 
The system must be rebooted for this
device mount to take effect.

ファイルシステムがマウントされている連結方式をミラーに追加しようとしました。DiskSuite は、そのファイルシステムに対応する /etc/vfstab ファイルのエントリを自動的に変更します。そのファイルシステムに対応するエントリが /etc/vfstab ファイルに存在しない場合には、手作業で作成しなければなりません。 このメッセージは、システムをリブートするように指示しています。


状態データベースには複製がありません。
システムをリブートすると、すべてのメタデバイスが破壊されます。
 
The state database will have no replicas.
If the system reboots, all metadevices will
be corrupted.

MetaDB テンプレートから、状態データベースとすべての複製を削除しようとしました。確定後にリブートすると、いずれのメタデバイスにもアクセスできなくなります。


サブミラー "dn" には、マウントされているファイルシステムの存在するスライスがあります。
このファイルシステムのミラー化を有効にするためには、新しいデバイス名を使用して
 "/etc/vfstab" ファイルの記述を更新し、システムをリブートする必要があります。
このファイルシステムのエントリが存在している場合には、ミラー "dn" の確定操作を行うと
 "/etc/vfstab" は自動的に更新されます。
 
The submirror dn has a slice with a mounted
file system.
 
In order for mirroring of
this file system to be activated, the file
/etc/vfstab must be updated with the
new device name and the system rebooted.
 
Committing Mirror dn will update
/etc/vfstab automatically if an entry exists
for the file system.

ファイルシステムがマウントされているサブミラーをミラーに追加しようとしました。DiskSuite は、そのファイルシステムに対応する /etc/vfstab ファイルのエントリを自動的に変更します。そのファイルシステムに対応するエントリが /etc/vfstab ファイルに存在しない場合には、手作業で作成しなければなりません。 このメッセージは、システムをリブートするように指示しています。


このログはミラー化されていません。局所的な障害を回避するために、ログをミラー化することを
お勧めします。
 
This log is not mirrored. It is recommended that you mirror logs
whenever possible to avoid single points of failure.

ミラー化されていないログを使用してトランスメタデバイスを作成しようとしました。ログをミラー化しておかないと、データが損失したときに復旧できなくなります。


トランス "dn" にはログデバイスがありません。
 
Trans dn has no log device.

トランスログを持たないトランスメタデバイスを確定しようとしています。ログを追加してからトランスメタデバイスを確定してください。ログを追加しないと、ロギング機能は有効になりません。

ダイアログボックスの情報メッセージ

DiskSuite が「情報」ダイアログボックスに表示する情報メッセージについて説明します。これらのメッセージは、よくある間違いを指摘したり、役に立つヒントを教えます。このダイアログボックスの左側には、大きな"i"の文字 (information の頭文字) が表示されます。このダイアログボックスには、「了解」ボタンしかありません。


ファイルシステム file_system のマウント先メタデバイス metadevice_type に使用可能な領域
が追加されました。追加された領域を利用するためには、ファイルシステムの拡張が必要です。
拡張処理は後で (手動で) 行うこともできます。今すぐ拡張する場合、アプリケーションは拡張
処理が完了するまで使用不可になります。
実行されるコマンドは次のとおりです:
"growfs -M file_system /dev/md/rdsk/dn"
今拡張しますか ? それとも後で拡張しますか ?
 
You added additional capacity to the metadevice metadevice_type on
which file system file_system is mounted. You have the
option of growing this file system to take advantage of
this additional space either now or later (by hand).
If you choose to grow it now, the application will be
disabled until the growth process completes.
 
The command that will be run is:
 
    "growfs -M file_system /dev/md/rdsk/dn"
 
Do you want to grow the metadevice now or later?

file_system はファイルシステム名、metadevice_type はメタデバイスの種類をそれぞれ示します。連結方式メタデバイスにスライスを追加しようとしました。メタデバイスを確定した後は、『Solstice DiskSuite 4.2.1 ユーザーズガイド』に記載されている説明にしたがってファイルシステムを拡張することができます。


メタデバイス "dn" にマウントされているファイルシステム <ファイルシステム> を拡張中です。
 
The file system <ファイルシステム> mounted on metadevice dn
is now being grown.

ファイルシステムを拡張しています。


統計情報ウィンドウは、メタデバイスの状態データベース (metadb)、ホットスペア集合および
スライスでは利用できません。
 
Statistic sheets are not available for the Metastate
database (metadb), Hot Spare Pools or slices.

メタデバイス状態データベース、ホットスペア集合、またはスライスに対して「デバイス統計情報」ウィンドウを表示することはできません。

「メタデバイスエディタ」ウィンドウのメッセージ

「メタデバイスエディタ」ウィンドウでオブジェクトポインタを合わせているときに表示されるメッセージについて説明します。以下に、メッセージのサンプルを示し、意味を説明します。


新たに <オブジェクト> のデバイスを作成するには、このアイコンをクリックするか、
またはキャンバスにドラッグしてください。
 
Click or drag to create a new <オブジェクト> device

5 つのテンプレートアイコンのいずれかにポインタを合わせています。<オブジェクト> は、トランスメタデバイス、RAID5 メタデバイス、ミラー、連結方式、またはホットスペア集合のいずれかです。


component_type dn: サイズ = size、使用状況 = use、状態 = status
 
component_type dn: size=size, use=use, status=status

キャンバス上でオブジェクト (component_type) にポインタを合わせています。component_type は、トランスメタデバイス、RAID5 メタデバイス、ミラー、連結方式、またはホットスペア集合のいずれかです。メタデバイス名は dn として報告されており、n のデフォルトは 0 〜 127 の数値です。size はメタデバイスの容量 (例:500 M バイト) です。use は、「未割り当て」、「サブミラー」、または /filesystem のいずれかとして報告されます。status は、「正常」、「注意」、「緊急」、または「重大な障害」のいずれかとして報告されます。


この作業領域にオブジェクトをドラッグして、参照や変更を行なってください。
 
Drag objects into this work area to look at or modify them...

「メタデバイスエディタ」ウィンドウの空白のキャンバスまたはデバイスリストにポインタを合わせています。


hspnnn: 状態 = status
 
hspnnn: status=status

キャンバス上のホットスペア集合にポインタを合わせています。ホットスペア集合名は hspnnn として報告されます。nnn には 000 〜 999 の数字が入ります。status は、「正常」、「注意」、「緊急」、または「重大な障害」のいずれかとして報告されます。


スライス cntndnsn: サイズ = size、使用状況 = use、状態 = status
 
Slice cntndnsn: size=size, use=use, status=status

キャンバス上でディスクスライスにポインタを合わせています。スライス名は、cntndnsn の形式で報告されます。size はスライスの容量 (例:5 M バイト) です。use は、「未割り当て」、または「コンポーネント」のいずれかとして報告されます。status は、「正常」、「注意」、「緊急」、または「重大な障害」のいずれかとして報告されます。


マウスの左もしくは中央ボタンを使用して、作業領域の表示部位を適切な位置に移動してください。
 
Use Button2 to pan the viewport over the work area ...

パン領域にポインタを合わせています。中央のボタンを押しながらマウスをドラッグすると、キャンバスを別の表示領域に移動させることができます。

オブジェクトのドラッグ中に表示されるメッセージ

「メタデバイスエディタ」ウィンドウでオブジェクトをドラッグしているときに表示されるメッセージについて説明します。以下に、メッセージのサンプルを示し、意味を説明します。


ミラーデバイスのサブミラーとなっている連結方式デバイスだけがホットスペア集合を使用でき
ます。
 
Concatenations must be part of a mirror
for hot spare pools to function

ホットスペア集合を単純連結上にドラッグしています。このメッセージは、連結方式がミラーの一部ではないと、ドロップしようとしているホットスペア集合が機能しないことを告げています。


ミラーに連結方式のデバイスをドロップしてください。
 
Drop a concatenation into mirror dn

連結方式をミラー上にドラッグしています。ここにドロップすると、連結方式はミラーの一部となります。


連結方式のアイコンをドロップしてこのサブミラーを交換します。
 
Drop a concatenation to replace submirror dn

連結方式のアイコンをサブミラー上にドラッグしています。サブミラーを表わす矩形内にドロップすると、連結方式はサブミラーを交換します。


ここにドロップしてホットスペア集合をサブミラーに追加してください。
 
Drop a hot spare pool to assign it to concatenation dn

ホットスペア集合を単純連結上にドラッグしています。ここにドロップすると、ホットスペア集合は単純連結に関連付けられます。


ここにドロップして、この RAID のホットスペア集合を交換してください。
 
Drop here to associate a hot spare pool with this RAID

ホットスペア集合を RAID5 メタデバイス上にドラッグしています。ここにドロップすると、ホットスペア集合は RAID5 メタデバイスに関連付けられます。


ログにメタデバイスまたはスライスをドロップしてください。
 
Drop a metadevice or slice into trans log

メタデバイスまたはスライスをトランスメタデバイス上にドラッグしています。ここにドロップすると、メタデバイスまたはスライスはトランスメタデバイスの一部となります。


マスターにメタデバイスまたはスライスをドロップしてください。
 
Drop a metadevice or slice into master

メタデバイスまたはスライスをトランスメタデバイスのマスター上にドラッグしています。ここにドロップすると、メタデバイスまたはスライスはトランスメタデバイスのマスターに追加されます。


スライスをホットスペア集合にドロップしてください。
 
Drop a slice into hot spare pool dn

スライスをホットスペア集合上にドラッグしています。ここにドロップすると、スライスはホットスペア集合に追加されます。


ここにドロップして、新しいスライスを RAID に追加してください。
 
Drop a slice into RAID dn

未使用のスライスを RAID5 メタデバイス上にドラッグしています。ここにドロップすると、スライスは RAID5 メタデバイスの一部となります。


同じサイズのスライスをドロップして現在のスライスと交換してください。
 
Drop a slice of the same size to replace the current slice

スライスを、確定された RAID5 メタデバイスまたは複数のサブミラーを持つミラー上にドラッグしています。ここにドロップすると、新しいスライスで既存のスライスが交換されます。


スライスをドロップして現在のスライスと交換してください。
 
Drop a slice to replace current slice

未使用のスライスを、連結方式、RAID5 メタデバイス、またはトランスメタデバイス上にドラッグしています。現在のポインタ位置のスライスを交換するには、中央ボタンを放してスライスをドロップします。


スライスをここにドロップして連結方式デバイスに追加してください。
 
Drop a slice into stripe dn or commit

未使用のスライスを 1 つまたは複数のスライスを持つ連結方式上にドラッグしています。連結方式にスライスを追加するか、連結方式 (ストライプ) を選択してから確定を実行してください。


スライスをドロップして新しい複製を追加します。少なくとも 3 つの複製が必要です。
 
Drop a slice to add new replicas; you should have at least
three replicas.

スライスを MetaDB オブジェクト上にドラッグしています。ここにドロップすると、別の状態データベースの複製が作成されます。MetaDB オブジェクトには、最低 3 つのスライスを登録しなければなりません。


1 つ以上の連結方式のデバイスをミラーにドロップしてください。
 
Drop at least one concatenation into mirror dn

連結方式をミラー上にドラッグしています。ミラーには、最低 1 つの連結方式をドロップしなければなりません。


ストライプには 1 つ以上のスライスをドロップしてください。
 
Drop at least one slice into stripe dn

未使用のスライスを、スライスが 1 つも登録されていない連結方式上にドラッグしています。連結方式 (ストライプ) には、最低 1 つのスライスを登録しなければなりません。


RAID パリティグループを作成するためには、3 つ以上のスライスをドロップしてください。
 
Drop at least three to create the RAID parity group

未使用のスライスを RAID5 メタデバイス上にドラッグしています。RAID5 メタデバイスには、最低 3 つのスライスを登録しなければなりません。


スライスをドロップして新しい複製を追加します。
 
Drop a slice to add a new replica.

スライスを MetaDB オブジェクト上にドラッグしています。ここにドロップすると、別の状態データベースの複製が作成されます。


このミラーにはすでに 3 つのサブミラーがあるので、連結方式のデバイスをこれ以上追加でき
ません。
 
You cannot add more concatenations;
mirror dn already has three submirrors

連結方式をミラー上にドラッグしています。すでに 3 つのサブミラーを持つミラーには、別の連結方式 (サブミラー) を追加することはできません。


確定済みのストライプに対してスライスを追加することはできません。
 
You cannot add slices to committed stripe dn

未使用のスライスを確定済みの連結方式上にドラッグしています。確定済みの連結方式 (ストライプ) には、スライスを追加することはできません。


交換処理中のホットスペアを交換することはできません。
 
You cannot replace in-use slices in a hot spare pool

未使用のスライスを、ホットスペア集合で使用中のスライス上にドラッグしています。ホットスペア集合で使用中のスライスに新しいスライスを追加することはできません。


スライス <スライス名> を RAID <デバイス名><別のスライス名> と交換する操作は、次の
理由で失敗しました : 
 
You cannot replace objects in committed RAID dn

オブジェクトを RAID5 メタデバイス上にドラッグしています。RAID5 メタデバイスは確定していますので、交換を行うことはできません。


複製されたデータを持つメタデバイスの一部でない限り、ストライプが作成された後でスライスを
交換することはできません。
 
You cannot replace slices in a committed stripe unless
it is part of a submirror

スライスを確定済みの連結方式上にドラッグしています。このメタデバイスがサブミラーの一部ではない限り、変更することはできません。


ミラーの構成が 1 面のとき、そのサブミラーは交換できません。
 
You cannot replace submirror dn when
mirror dn has only one submirror

サブミラーをサブミラー上にドラッグしています。ミラーがサブミラーを 1 つしか持っていない場合には、ミラーにサブミラーをドロップすることはできません。


確定済みのトランスメタデバイスのスライスを交換することはできません。
 
You cannot replace slices in a committed trans device

未使用のスライスを、トランスマスターまたはログとして使用されているスライス上にドラッグしています。確定済みのトランスメタデバイスのスライスを交換することはできません。

「ディスク表示」ウィンドウのメッセージ

「ディスク表示」ウィンドウの一番下には、オブジェクトや動作に関する情報を表示するためのメッセージ行があります。表示されるメッセージには、次の 2 種類があります。

オブジェクトにポインタを合わせているときのメッセージ

「ディスク表示」ウィンドウでオブジェクトにポインタを合わせているときに表示されるメッセージについて説明します。


スライス cntndnsn: サイズ = size, 使用状況 = use, 状態 = status
 
Slice cntndnsn: size=size, use=use, status=status

キャンバス上でディスクスライスにポインタを合わせています。スライス名は、cntndnsn の形式で報告されます。size はスライスの容量 (例:5 M バイト) です。use は、「未割り当て」、「コンポーネント」、「ホットスペア」、「MetaDB 複製」、「予約」、「マウント先」、「swap」、「トランスログ」、または「Overlap」のいずれかとして報告されます。status は、「正常」、「注意」、「緊急」、または「重大な障害」のいずれかとして報告されます。

オブジェクトをドラッグしているときのメッセージ

「ディスク表示」ウィンドウでオブジェクトをドラッグしているときには、次のメッセージが表示されます。


メタデバイスエディタのキャンバスで、スライスをオブジェクトテンプレートにドラッグします。
 
Drag slices onto object templates in the metadevice editor canvas

「ディスク表示」ウィンドウからオブジェクトをドラッグしています。他のオブジェクトの内部にスライスをドロップしたり、「メタデバイスエディタ」ウィンドウのキャンバスにオブジェクトをドロップしたりすることができます。

ログメッセージ

ログメッセージとは、syslog(3) コマンドが syslogd(1M) コマンドに渡すメッセージで、ファイルに書き込まれてコンソールウィンドウに表示されます。これらのメッセージは、DiskSuite のエラー (障害) リストには表示されません。

ログメッセージは、次のカテゴリに分類されます。

以下に、DiskSuite で表示されるログメッセージをアルファベット順に示します。各メッセージの先頭には、必ず md: がつきます。各メッセージの変数は次のとおりです。


注 -

以下のリストでは、メッセージの最初に変数がある場合には、その後の単語の頭文字によってアルファベット順に並べてあります。


通知ログメッセージ


Could not load misc /dev

misc モジュールをロードできません。存在しないか、他のオブジェクトで上書きコピーされています。


db: Parsing error on `dev'

/etc/system ファイルで、mddb.bootlist<number> への set コマンドの形式が正しくありません。metadb -p を実行して、/etc/system ファイルに正しい set コマンドを配置してください。


dnum: Hotspared device dev with dev

リストの先頭にある名前のホットスペアが、2 番目の名前のデバイスで交換されています。


dnum: Hotspared device dev(num, num) with dev(num, num)

リストの先頭にある番号のホットスペアが、2 番目の番号のデバイスで交換されています。


dnum: no mem for property dev

prop_op エントリポイントでメモリーを割り当てることができませんでした。

警告ログメッセージ


dnum: not configurable, check /kernel/drv/md.conf

このエラーは、/kernel/drv/md.conf ファイルの nmd パラメータで指定されているメタデバイス数がシステムで構成されているメタデバイス数より少ない場合に発生します。また、md_nsets パラメータで指定されているディスクセット数がシステムで構成されているディスクセット数より少ない場合にも発生します。このエラーを修復するには、md.conf ファイルを調べて、nmd パラメータまたは md_nsets パラメータを必要に応じて修正してください。


dnum: Cannot load dev driver

指定されているドライバモジュール (sdid、またはサードパーティのドライバ) がロードできません。ドライバモジュールが削除されていることが考えられます。


Open error of hotspare dev
Open error of hotspare dev(num, num)

指定されているホットスペアを開くことができないか、ドライバをロードすることができません。


dnum: read error on dev
dnum: write error on dev

指定されているデバイス名のメタデバイスで読み込みまたは書き込みエラーが発生しました。メタデバイスで何らかの読み込みエラーまたは書き込みエラーが発生すると、このメッセージが出力されます。


dnum: read error on dev(num, num)
dnum: write error on dev(num, num)

指定されているデバイス番号のメタデバイスで読み込みまたは書き込みエラーが発生しました。メタデバイスで何らかの読み込みエラーまたは書き込みエラーが発生すると、このメッセージが出力されます。


dnum: read error on dnum
dnum: write error on dnum

指定されているデバイス番号のメタデバイスで読み込みまたは書き込みエラーが発生しました。メタデバイスで何らかの読み込みエラーまたは書き込みエラーが発生すると、このメッセージが出力されます。


State database commit failed
State database delete failed

これらのメッセージは、状態データベースの複製が格納されているコンポーネントでデバイスエラーが発生すると出力されます。これらのエラーは、状態データベースの複製の過半数がエラーを報告した場合に発生します。たとえば、 3 つのコンポーネントに状態データベースの複製を格納していて、その内の 2 つのコンポーネントがエラーを報告すると、これらのエラーが発生します。状態データベースの確定または削除は、定期的に再試行されます。複製を追加すると、確定または削除が完了して、システムは動作を続行できるようになります。そうでなければ、システムはタイムアウトとなってパニックになります。


State database is stale

状態データベースのレコードを更新するのに十分な数の複製が存在しません。メタデバイスドライバへのすべてのアクセスは失敗します。このエラーを修復するには、複製を追加するか、アクセスできない複製を削除してください。


trans device: read error on dnum
trans device: write error on dnum

指定されているメタデバイス名のロギングデバイスまたはマスターデバイスで読み込みまたは書き込みエラーが発生しました。ロギングデバイスまたはマスターデバイスで何らかの読み込みエラーまたは書き込みエラーが発生すると、このメッセージが出力されます。


trans device: read error on dev
trans device: write error on dev

指定されているデバイス名のロギングデバイスまたはマスターデバイスで読み込みまたは書き込みエラーが発生しました。ロギングデバイスまたはマスターデバイスで何らかの読み込みエラーまたは書き込みエラーが発生すると、このメッセージが出力されます。


trans device: read error on dev(num, num)
trans device: write error on dev(num, num)

指定されているデバイス番号のロギングデバイスまたはマスターデバイスで読み込みまたは書き込みエラーが発生しました。ロギングデバイスまたはマスターデバイスで何らかの読み込みエラーまたは書き込みエラーが発生すると、このメッセージが出力されます。


logging device: dnum changed state to state
logging device: dev changed state to state
logging device: dev(num, num) changed state to state

ロギングデバイスと関連するマスターデバイス (1 つまたは複数) が、指定されている状態 (1 つまたは複数) に変化しました。

パニックログメッセージ


State database problem

障害が発生したメタデバイス状態データベースの確定または削除の再試行回数が 100 回 (デフォルト) に達しました。


dnum: Unknown close type
dnum: Unknown open type

メタデバイスが、未知のオープンタイプ (OTYP) でオープンまたはクローズされています。