Solstice DiskSuite 4.2.1 リファレンス

メタデバイスの使用方法

メタデバイスを使用すると、ディスクの容量を増やしたり、データの可用度を高めたりすることができます。メタデバイスを使用することで、入出力のパフォーマンスが向上する場合もあります。機能的に見れば、メタデバイスはスライスと同じように動作します。メタデバイスはスライスと似ているため、一般ユーザー、アプリケーション、ファイルシステムからはスライスと同じように見えます。物理デバイスと同じように、メタデバイスもブロック型デバイス名または raw デバイス名によってアクセスされます。メタデバイス名は、ブロック型デバイスと raw デバイスのどちらが使用されるかによって変化します。メタデバイス名についての詳しい説明は、「メタデバイスの規約」を参照してください。

メタデバイスに対しては、ほとんどのファイルシステム関連コマンド (mount(1M)、 umount(1M)、ufsdump(1M)、ufsrestore(1M) など) を使用できますが、 format(1M) コマンドは使用できません。メタデバイスにファイルシステムがマウントされていれば、メタデバイスとの間でファイルの読み取り、書き込み、コピーを行えます。

SPARC および x86 システムでは、次のディスクドライブ上にメタデバイスを作成することができます。