このページでは、Solaris[TM] オペレーティング環境用 Netscape[TM] 7.0 のダウン
ロードとインストールに関する情報を提供します。このページの内容は次のとおりです。

* システムの条件
* ダウンロードの手順
* Netscape 7.0 に必要な Solaris パッチのインストール
* Netscape 7.0 のインストール (Webstart の場合)
* Netscape 7.0 のインストール (pkgadd の場合)
* PATH への Netscape 7.0 の追加
* Netscape 4.7x から Netscape 7.0 への移行

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システムの条件

Netscape[TM] 7.0 のインストールと実行には、以下のソフトウェアとディスク容量
が必要です。
オペレーティングシステム
* SPARC[TM] 版 Solaris[TM] 7、8、 9 オペレーティング環境
* Intel 版 Solaris 7 または 8 オペレーティング環境

デスクトップ環境
* 共通デスクトップ環境 (CDE)
* OpenWindows[TM]

ディスク容量
* フルインストールする場合、160M バイトの空ディスク容量が必要。
* GUI インストーラを使用してインストールする場合、さらに 130M バイトが必要。
* SVR4 パッケージをインストールする場合、さらに 260M バイトが必要。
* ディスク容量はインストール完了後も変更可能。

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ダウンロードの手順

次の手順を実行して、Netscape 7.0 をダウンロードします。

1. ディスク容量が十分あることを確認します。
2. 何をインストールするのか確認します。
3. 次の表から、自分のプラットフォームに対応するバージョンを選択します。

____________________________________________________________________
| プラットフォーム | 説明 |
|____________________________|_______________________________________|
|SPARC 版          | Global -- 128 ビットの暗号化と S/MIME |
| | を使用する。 |
|____________________________|_______________________________________|
|Intel 版 | Global -- 128 ビットの暗号化と S/MIME |
| | を使用する。 |
|____________________________|_______________________________________|
4. ダウンロード開始時、Netscape 7.0 ファイルをダウンロードするインストール
   ディレクトリを選択するダイアログボックスが表示されます。このインストール
   ディレクトリは Netscape をダウンロードする前に存在している必要があります。

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Netscape 7.0 に必要な Solaris パッチのインストール

インストール作業中に未適用のパッチを要求するメッセージが表示された場合、
ご使用の Solaris バージョンに対応するパッチの zip ファイルを、Netscape 7.0 の
zip ファイルをダウンロードした URL からダウンロードして展開します。次に、以下のコマンドを
使用して、必要なパッチをインストールします。
patchadd -M patch_path patch_number1 ... patch_numberN
ここで、-M は複数のパッチをインストールすることを意味し、patch_path はダウン
ロードした ZIP形式のパッチファイルを展開した場所です。patchadd コマンドを実行
するには、root アクセス権が必要なことに注意してください。

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Netscape 7.0 のインストール (Webstart の場合)

Netscape 7.0 をダウンロードした後、次の手順を実行して Netscape を
 インストールします。

1. 圧縮された Netscape をダウンロードしたディレクトリに移動します。
    % cd <directory name>
2. 次のコマンドを使用して、ファイルを展開します。
% unzip NSinstaller_$ARCH.zip
3. NSinstaller ディレクトリに移動します。
% cd NSinstaller
4. Netscape 7.0 Installer を実行します。
% ./NSinstaller
5. 「カスタムインストール」を選択して、言語パッケージをインストールします。

6. Netscape をインストールするディレクトリを指定します。
デフォルトでは、ホームディレクトリに「Netscape」ディレクトリが作成され、
Netscape はその中にインストールされます。
7. インストールしたい言語パッケージを選択します。
8. 画面に表示される指示に従って、インストールを行います。
「インストールの一覧」ウィンドウが表示されますので、インストールが
     正常に終了したかどうか確認してください。
9. 「終了」をクリックして、インストーラを閉じます。
10. Netscape を起動するには、インストールディレクトリに移動して、次のプロ
   グラムを実行します。
% ./netscape &

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Netscape 7.0 のインストール (pkgadd の場合)

注: pkgadd によるインストールは、インストールされている場所によっては、
  すでにインストールされている Java を最新の JRE 1.4 に置き換えます。Java を
  置き換えたくない場合は、Webstart を使ってインストールしてください。

1. su コマンドを使用して、 root ユーザーになります。
2. 圧縮された Netscape 7.0 を展開したディレクトリに移動します。
# cd <directory name>
3. 次のスクリプトを実行して、Netscape 7.0 をインストールします。
# ./nsinstall
注: このインストールスクリプトは、ワークステーション上の /opt/SUNWns に
      Netscape 7.0 パッケージをインストールします。
4. 次に、圧縮された S7/S8 バージョンの言語パッケージを解凍したディレクトリに移動します。
5. pkgadd コマンドを実行して言語パッケージをインストールします。

例) 日本語パッケージを追加する:
% pkgadd -d . SUNWjans

6. exit コマンドを実行して、通常のユーザーに戻ります。
7. Netscape を起動するには、インストールディレクトリに移動して、次のプロ
   グラムを実行します。
% ./netscape &
または、/usr/dt/bin がパスにある場合は、以下を実行します。
% sun_netscape &

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PATH への Netscape 7.0 の追加

PATH 変数がどこに設定されているかを確認して、ユーザーのパスに Netscape 7.0
 ディレクトリを追加します。パス (PATH 変数) は、通常 .dtprofile、 .login、
 または .cshrc ファイルに設定されています。
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Netscape 4.7x から Netscape 7.0 への移行

Netscape 7.0 を試用しても、 Netscape 4.7x の使用には支障ありません。両方の
アプリケーションを同時に実行できます。ただし、同時に 2 つのメールクライアント
を使用することはお勧めしません。Netscape 4.7x とNetscape 7.0 は、ユーザー情報
(設定、キャッシュファイル、ブックマーク) をそれぞれ異なるディレクトリに記述
します。

Netscape 4.7x - ~/.netscape ディレクトリ下
Netscape 7.0 - ~/.mozilla ディレクトリ下

-installer コマンド行オプションを使用して、Netscape 4.x の設定を
Netscape 7.0 にインポートすることができます。詳細については
『Release Notes 』を参照してください。

Netscape 4.7x と Netscape 7.0 のメールプログラムを同時に使用したい場合は、
以下をよくお読みください。

Netscape 4.7x の設定 (ブックマーク、プロキシサーバー、電子メール設定など) の
移動中に、設定ファイル、電子メール設置、およびローカルメールフォルダのコピーが
デフォルトで作成されます。ローカルメールフォルダのコピーは、多くのディクス容量を
浪費するいわば不要物です。ローカルメールフォルダの移動動作を制御するために、次の
2 つのオプションが用意されています。

オプション 1:Netscape 4.7x で作成されたローカルメールフォルダを再利用する。
これにより、ディスク容量を節約できるだけでなく、Netscape 4.7x と Netscape
7.0 間でメールプログラムを切り替えることができます。これはデフォルト
オプションです。
注: Netscape 4.7x と Netscape 7.0 のメールプログラムを、同じ共有ローカル
メールフォルダを使用して同時に実行すると、ローカルメールフォルダのデータが
破壊される可能性があります。

オプション 2:デフォルトです。 Netscape 4.7x と Netscape 7.0 のローカル
メールフォルダを別個に保持して、Netscape 4.7x と Netscape 7.0 のメール
プログラムを同時に使用します。このオプションでは、追加のディスク容量が
必要となりローカルメールフォルダが分割されますが、ローカルメールフォルダに
格納された全データは維持されます。
上記のオプションは、Netscape 4.7x からNetscape 7.0 に初めて移行するユーザーに
提供されます。システム管理者とエンタープライズ管理者は、多岐にわたるユーザーに
あわせてこの決定を行うことができます。管理者は、デフォルト設定をユーザー向けに
変更したり、以下の設定を使用して、ユーザーによるデフォルト変更を許可するか
(または不許可にするか) を選択することができます。

- オプション 1 を選択して、ユーザーによるデフォルト変更を不許可にする場合には、
次のようにファイル <N7installdir>/defaults/pref/mailnews.js を編集します。

pref("mail.migration.copyMailFiles", false);
pref("mail.migration.copyMailFilesPopupWindow", false);

- オプション 1 を選択するが、ユーザーによるデフォルト変更を許可する場合には、
次のようにファイル <N7installdir>/defaults/pref/mailnews.js を編集します。

pref("mail.migration.copyMailFiles", false);
pref("mail.migration.copyMailFilesPopupWindow", true);