既存の Sun Cluster に Solaris Resource Manager をインストールする場合は、次の点を考慮してください。
既存のクラスタ内のノードの 1 つに Solaris Resource Manager 製品をインストールする前に、Sun Cluster のマニュアルのインストール手順を参照して、このクラスタのすべてのノードに Sun Cluster 製品をインストールして、完全に機能するようにしておく必要があります。
Sun Cluster のインストールの完了後、Solaris Resource Manager をインストールするすべてのノードを非クラスタモードで起動してください。Solaris Resource Manager のインストール手順では、各ノードを再起動する必要があります。クラスタノードを非クラスタモードで起動する手順の詳細については『Sun Cluster 3.0 12/01 のシステム管理』を参照してください。
Solaris Resource Manager のインストール時でも、アプリケーションを継続的に利用できるようにするには、1 つのノードごとにインストールを実行しなければなりません。そして、ノードに Solaris Resource Manager をインストールする前に、ノードのすべてのアプリケーションをバックアップノードにスイッチオーバーしてください。資源グループをスイッチオーバーする方法の詳細については『Sun Cluster 3.0 12/01 データサービスのインストールと構成』を参照してください。
クラスタに Sun EnterpriseTM 10000 マシンがある場合、Solaris Resource Manager の機能が必要な各ドメインに、Solaris Resource Manager をインストールしなければなりません。
Solaris Resource Manager のリミットデータベースファイル (/var/srm/srmDB) はすべてのノードで一致する必要はありません。『Solaris Resource Manager 1.3 のシステム管理』の「Sun Cluster 3.0 環境における Solaris Resource Manager の構成」を参照してください。
2 ノードの Sun Cluster に Solaris Resource Manager をインストールする場合、30 分もかかりません。インストールの実行時間は、ノード数、ファイルシステム数、およびシステムの処理速度によって変わります。
上記以外には、特別な条件はありません。