Solaris Resource Manager を動作させずにシステムを起動しなければならない場合には、/etc/system ファイルの initclass 変数を SHR ではなくタイムシェアリング (TS) に変更します。これを簡単に行うには、boot コマンドの -a (ask) オプションを使用します。これによって、システムファイルを要求するプロンプトが表示されます。他のプロンプトに対しては、システムファイル名の入力プロンプトが表示されるまで Return キーを押してデフォルト値を設定します。システムファイル名を要求するプロンプトが表示されたら、etc/system.noshrload (最初のスラッシュは不要) と入力します。次はこの手順の例です。
/etc/system.noshrload は、Solaris Resource Manager をインストールしたときに作成された /etc/system のバックアップコピーです。それ以後に /etc/system を変更した場合には、/etc/system.noshrload も変更する必要があります。この変更を行わないと、Solaris Resource Manager での変更が反映されません。
# diff /etc/system /etc/system.noshrload < # enable srm < set initclass="SHR" |