Solaris Resource Manager 1.3 のシステム管理

l ノードのコピーと削除

ユーザー ID X の l ノードをユーザー ID Y にコピーするには、次のようにします。

# limreport 'uid==X' - Y preserve | limadm set -u -f -

「uid==X」はソースの l ノードを選択するための式です。preserve 識別子によって、limreport は、読み取り専用でないすべての属性値を limadm への入力に適した構文で出力します。preserve 識別子の前にユーザー ID Y を指定すると、これが limadm に渡されるデータの最初の項目になり、ターゲット l ノードの選択に使用されます。

必要なくなったソース l ノードは limadm で削除できます。


注 -

limreport の選択式としてユーザー ID を照合する場合は注意が必要です。複数のログイン名に同じユーザー ID が設定されていると、それらがすべて一致します。同じ l ノードデータが何回も保存され、読み込まれるため、上の例では問題とはなりません。Solaris 環境では、rootsmtp のログイン名にユーザー ID 0 が設定されています。