Solaris Resource Manager 1.3 のシステム管理

limadm コマンド

limadm では、属性値を変更するときに数字に拡張文字 [EPTGMK][B][.][wdhms] を付けることができます。大文字と小文字の区別はありません。

属性が記憶域 (メモリー属性) か増加記憶域の大きさを表わす場合は、最初のグループ [EPTGMK] の文字を使用します。この数字には、1 エクサバイト (E)、1 ペタバイト (P)、1 テラバイト (T)、1 ギガバイト (G)、1 メガバイト (M)、1 キロバイト (K) のバイト数を掛けます。読みやすくするために B を付けることもありますが、特別な意味はありません。

属性が時間 (型が日付や時刻) か増加記憶域の大きさを表わす場合は、2 つ目のグループを使用します。この数字には、1 週 (w)、1 日 (d)、1 時間 (h)、1 分 (m)、1 秒 (s) の秒数を掛けます。

記憶域と時間の単位をピリオドで区切ることもできます。たとえば、mh、M.h、MB.h はすべて「メガバイト時間」を表わします。

M という接尾辞の意味があいまいな場合は、limadm が文脈から判断します。これができない場合は、分ではなくメガを使用します。

これらの変換文字を使用すれば、桁数のエラーを避けることができます。しかし、どの入力方法の場合でも、量は内部単位で格納されます。

メモリー属性値として特別な文字 u をそれだけで使用することがあります。これは、数字がバイト数ではなく、マシン依存 (内部) 単位数であることを示します。