次のコマンドは、5 秒のサンプリング間隔でレポートを生成します。レポートは、5 回発行されます (各サンプル後に 1 回ずつ)。
user1machine% rcapstat 5 5 |
id project nproc vm rss cap at avgat pg avgpg 376565 user1 57 209M 46M 10M 440M 220M 5528K 2764K 376565 user1 57 209M 44M 10M 394M 131M 4912K 1637K 376565 user1 56 207M 43M 10M 440M 147M 6048K 2016K 376565 user1 56 207M 42M 10M 522M 174M 4368K 1456K 376565 user1 56 207M 44M 10M 482M 161M 3376K 1125K |
この例では、プロジェクト user1 にはその物理メモリーキャップを超える RSS が割り当てられています。pg 列に表示されているゼロ以外の値は、プロジェクトのプロセスによる物理メモリーの利用を減らすことによってキャップの条件を維持するように rcapd が一貫してメモリーをページアウトしていることを示します。しかし、これに対応するだけの減少が起きることなく rss 値が変動していることからわかるように、rcapd は成功していません。これは、アプリケーションの常駐メモリーが活発に使用され、rcapd がワーキングセットに作用していることを意味します。この状況では、ワーキングセットサイズが縮小されるか、キャップが拡大されるか、あるいはアプリケーションがそのメモリーアクセスパターンを変更するまで、システムおよび関連する入出力はページ障害を起こしやすい状態となります。