Sun Update Connection System 1.0.8 リリースノート

第 1 章 Sun Update Connection System 1.0.8 リリースノート

本書は、SunTM Update Manager アプリケーションおよび Sun Update Connection Host Web アプリケーション を使用して SolarisTM 10 オペレーティングシステムのアップデートを管理する場合に起きる可能性のあるバグおよび問題について説明します。Sun Update Manager アプリケーションおよび Sun Update Connection Host Web アプリケーション は、SunSM Update Connection System 1.0.8 製品の一部であり、以前は Sun Update Connection, System Edition 1.0.x 製品と呼ばれていました。

本書は、Sun Update Connection System1.0.8 の情報によって更新されました。http://docs.sun.com/app/docs/coll/1320.1 で入手できる『Sun Update Connection System 1.0.8 管理ガイド』の詳細な製品情報を補足します。

必須のアップデート

Sun Update Connection System 1.0.8 のアップデートは直接インストールすることができます。該当するアップデートをシステムにインストールすることによって、Release 1.0.8 にアップグレードします。

要件と制限事項

Sun Update Connection には、次のような制限があります。

既知の問題と回避策

バグおよび問題点は、次のカテゴリに分類されます。

Sun Update Connection System Update Manager のバグ

次のセクションでは、Sun Update Manager アプリケーションを使用する場合に発生する可能性がある問題について説明します。

「設定」ウィンドウの「通知」ダイアログボックスで選択したオプションが保存されない。(6437063)

説明: 「ファイル」メニューから「設定」を選択して「通知」タブをクリックすると、デフォルトで「通知のアイコンとメニューの表示」が選択されます。これを変更して「通知のアイコンとメニューの表示」を選択解除し、「適用」 の次に「OK」をクリックしても、変更内容が保存されません。

原因 : 通知アプリケーションを起動する swupnot スクリプトは、その起動の前に、ユーザーが GNOME デスクトップ (CDE 互換でない) を実行しているかどうかを gnome-netstatus-applet が実行されているかをチェックすることによって確認しようとします。このアプレットが実行されていないことが確認されると、スクリプトは終了します。

回避策: 「通知」ダイアログボックスで行なった選択を保存するには、gnome-netstatus-applet を起動してください。GNOME デスクトップパネルを右クリックし、表示されるメニューから「パネルに追加」を選択します。表示される次のメニューから「インターネット」を選択してから、「Network Monitor」を選択します。次に Update Manager を起動し、「ファイル」メニューから「設定」を選択して「通知」タブを選択します。選択を行なって「適用」の次に「OK」をクリックし、「設定」ウィンドウを閉じます。これで選択内容が保存されます。


注 –

この回避策は、GNOME パネルを実行しているセッションのみに適用できます。ユーザーが実行している CDE、または Update Manager を遠隔で表示している CDE には適用できません。


Sun Update Connection Host Web アプリケーションのバグ

次のセクションでは、Sun Update Connection Host Web アプリケーションを使用する場合に発生する可能性がある問題を示します。

smpatch のバグ

このセクションでは、smpatch コマンドに固有の問題を示します。