getfattrflag(1)
名前 | 形式 | 機能説明 | 属性 | オプション | 使用例 | 戻り値 | 注意事項 | 関連項目
名前
- getfattrflag- ファイルのセキュリティ属性フラグの取得
形式
-
/usr/bin/getfattrflag filename...
/usr/bin/getfattrflag [-t] [-m] [-p] filename...
/usr/bin/getfattrflag [-t] [-q -m ] [-q -p] [-q -s] filename...
機能説明
getfattrflag は、filename 引数が示すファイルのセキュリティ属性フラグの値を表示します。ファイルの属性フラグ情報を得るには、ファイルへのパス名に含まれるすべてのディレクトリに対する DAC 読み取り権と実行権、およびファイルに対する MAC 読み取り権を持っていなければなりません。オプションを 1 つも指定しないと、デフォルトとして -m -p -s の 3 つのオプションが指定されたものと見なされます。
属性
次の属性の説明については、attributes(5) のマニュアルページを参照してください。
| 属性タイプ | 属性値 |
|---|---|
| 使用条件 | SUNWtsu |
オプション
- -m
-
filename がマルチレベルディレクトリかどうかを調べます。
- -p
-
filename が公開オブジェクトかどうかを調べます。フラグの true の値を表示するには、プロセスが
file_audit特権を持っていなければなりません。 - -q
-
静寂モード。詳細情報は出力されません。このオプションを指定する場合、必ず他のオプションを 1 つだけ指定する必要があります。
- -s
-
filename がシングルレベルディレクトリかどうかを調べます。
- -t
-
filename がマルチレベルディレクトリのとき、下位のシングルレベルディレクトリのフラグの値を返すよう指定します。このオプションを指定しないと、マルチレベルディレクトリ自身のフラグの値が返されます。
使用例
例 1 getfattrflag の使用方法
getfattrflag は、ディレクトリと一般ファイルとを見分けることができません。オプションをすべて省略すると、getfattrflag は全フラグの現在の値を表示します。
example% getfattrflag fl1 fl1: is not a multilevel directory, is not a single-level directory, is a public object example% getfattrflag -p fl1 fl1: is a public object example% getfattrflag -m fl1 fl1: is not a multilevel directory |
戻り値
- 0
-
指定されたフラグについて true の値が返された
- 1
-
指定されたフラグについて false の値が返された
- 2
-
エラーが発生した
getfattrflag は、終了時に以下のいずれかのコードを返します。
注意事項
-m と -t オプションを一緒に指定すると、filename がマルチレベルディレクトリへの完全な装飾パス名である場合を除き、false の値が返されます。
関連項目
Trusted Solaris 7 最終更新日 1999 年 12 月 31 日- © 2010, Oracle Corporation and/or its affiliates