Trusted Solaris リファレンスマニュアル (1) : ユーザーコマンド

ppriv(1)

名前 | 形式 | 機能説明 | オプション | 戻り値 | 使用例 | 属性 | 関連項目

名前

ppriv- プロセスの有効な特権の取得

形式

/usr/proc/bin/ppriv

-a

pid

機能説明

ppriv はプロセスツールコマンドで、pid に指定されたプロセスの有効な特権を取得します。-a オプションを指定すると、ppriv はプロセスのすべての特権セットを取得します。pid 引数を省略すると、ppriv コマンドの特権が表示されます。

すべての特権が有効であれば、次の結果は単に all と表示されます。

$ ppriv 789

all

オプション

-a: 指定された pid をもつプロセスの、すべての特権セットを表示します。pid を指定しないと、ppriv コマンド自身の有効な特権セットが表示されます。

戻り値

ppriv は次の値を返して終了します。

0: 正常終了
1: エラー終了

使用例

例 1 `pid` を指定しないで ppriv を実行する

pid を指定しないと、ppriv の有効な特権が表示されます。

$ ppriv5771: proc_mac_read, proc_owner

-a オプションを指定すると、ppriv のすべての特権セットが表示されます。

$ ppriv -a
5756:
Effective: proc_mac_read, proc_owner
Permitted: proc_mac_read, proc_owner
Inheritable: none
Saved: none

例 2 複数の `pid` を指定して ppriv を実行する

複数の pid を指定すると、それぞれの有効な特権が表示されます。

$ ppriv 5741 5756 54755741: sys_trans_label
5756: proc_mac_read, proc_owner
5475: No such process

-a オプションを指定すると、pid のすべての特権セットが表示されます。

$ ppriv -a 5741 4435741:
Effective: sys_trans_label
Permitted: sys_trans_label
Inheritable: none
Saved: none
443:
Effective: net_mac_read
Permitted: net_mac_read
Inheritable: none
Saved: none

属性

次の属性の説明については、attributes(5) のマニュアルページを参照してください。

属性タイプ	属性値
使用条件	SUNWtsu

Trusted Solaris 7 リファレンスマニュアル

proc(1), pprivtest(1), getppriv(2)

SunOS 5.7 リファレンスマニュアル

attributes(5)

Trusted Solaris 7 最終更新日 1999 年 12 月 31 日