名前 | 形式 | 機能説明 | オプション | オペランド | 使用方法 | 終了ステータス | ファイル | 属性 | 関連項目 | 注意事項
nfsd は、クライアントのファイルシステム要求を処理するデーモンです。このデーモンを実行できるのはスーパーユーザーだけです。
-a オプションの nfsd デーモンが実行レベル 3 で自動的に呼び出されます。
デフォルトで nfsd は tcp と udp トランスポートに対して起動されます。
別の nfsd デーモンを起動するときには、オプションありまたはオプションなしで起動された前の nfsd デーモンを停止する必要があります。
次のオプションを指定できます。
udp や tcp を含む使用可能なすべての非接続および接続型のトランスポートに対して NFS デーモンを起動します。
接続型のトランスポートに対して NFS サーバーが使用できる最大接続数を設定します。デフォルトでは、接続数は限定されません。
接続型のトランスポートに対する NFS TCP の接続待ち行列の長さを設定します。デフォルト値は 32 エントリです。
指定されたプロトコルに対して NFS デーモンを起動します。
デバイスによって指定されるトランスポートに対して NFS デーモンを起動します。
次のオペランドを指定できます。
サーバーで処理できる並行 NFS 要求の最大数を設定します。この並行性は、必要に応じてカーネルに作成される最大 nservers 個のスレッドによって実現されます。nservers は、このサーバーに予測される負荷に応じて設定します。nservers には通常 16 を指定します。nservers を指定しないと、デフォルトで並行 NFS 要求の最大数は 1 になります。
NFS_PORTMON 変数が設定されている場合には、クライアントは、特権ポート (ports < IPPORT_RESERVED) を使用しないと NFS サービスを取得できません。この変数のデフォルト値はゼロです。この変数は「nfs」モジュールから「nfssrv」モジュールに移動しました。この変数を設定するには、/etc/system ファイルを編集して次のエントリを追加します。
set nfssrv:nfs_portmon = 1
オープンされたがリンクされていないファイルに対するクライアントマシンのポインタ
nfsd を起動するシェルスクリプト
システム構成情報ファイル
次の属性の説明については、attributes(5) のマニュアルページを参照してください。
属性タイプ | 属性値 |
---|---|
使用条件 | SUNWcsu |
ps(1), mountd(1M), sharetab(4), system(4), attributes(5)
NFS サービスは、カーネルのスレッドを使ってすべての NFS 要求を処理します。現在、これらのスレッドに関連するシステムの使用は nfsd プロセスに負荷がかかりません。したがって、NFS 処理がサーバーで行われているにもかかわらず、ps(1) は NFS デーモンに関連する CPU 時間を 0 と報告します。
nfsd の起動や停止を手動で行うことはお勧めできません。そのような必要がある場合は、NFS サーバー起動/停止スクリプト (/etc/init.d/nfs.server) を使用してください。詳細は、「NFS の管理」を参照してください。
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