名前 | 形式 | 機能説明 | 属性 | オプション | 関連項目 | 注意事項
tokmapctl は、tokmapd プロセスに制御および構成用の要求を送信するためのインタフェースの役割を果たします。
tokmapctl はトラステッドパスから起動しなければならず、また net_privaddr
と net_mac_read
の特権を継承していなければなりません。tokmapctl は必ず機密ラベル ADMIN_HIGH
で実行してください。
次の属性の説明については、attributes(5) のマニュアルページを参照してください。
属性タイプ | 属性値 |
---|---|
使用条件 | SUNWtsu |
hostname が示すホスト上の tokmapd プロセスに制御および構成要求を送信します。このオプションを省略すると、要求はローカルホスト上の tokmapd プロセスに送信されます。
port が示すポート番号上の tokmapd に要求を送信します。このオプションは、デバッグ目的のためだけに使用されます。省略した場合には、要求はポート 90 に送信されます。
タイムアウトの秒数を tokmapd に指示します。他のトークンマッピングサーバーに要求を送ったが返信が送られてこない場合、timeout が示す秒数が経過したら tokmapd は送信を再試行します。デフォルト値は 5 秒です。
他のトークンマッピングサーバーへの要求の送信を、retries が示す回数まで再試行するよう tokmapd に指示します。デフォルト値は 5 回です。
他のトークンマッピングサーバーへの要求送信の再試行を行うかどうかのチェックを、retry_interval が示すミリ秒間隔で行うよう tokmapd に指示します。デフォルト値は 100 ミリ秒です。
トークンストアを再度初期化するよう tokmapd に指示します。このオプションが指定されると、メモリー中のトークンストア用キャッシュのサイズが cachesize が示す値に設定されます。この値は、各種の属性についてキャッシュ中に記録しておくエントリの個数となります。デフォルト値は 10 です。
トークンストア中のトークンのうち、hostname が示すホスト用のものをフラッシュするよう tokmapd に指示します。 hostname を省略すると、tokmapd はリモートホスト用のすべてのトークンをフラッシュします。
meter_type が示すタイプのメータリングデータを tokmapd から獲得して表示します。meter_type として指定できるのは、hostlist、general、store、all です。複数の種類のメータリングデータを表示したい場合には、-m オプションを複数回記述できます。すべての種類を獲得して表示したければ、all を指定できます。
tokmapd のデバッグレベルを level で示す値に設定します。レベル 1 では出力が最小限になり、いつメッセージが送受信されたかの情報だけが表示されます。レベル 3 では、メッセージのヘッダーの内容を表示します。レベル 5 では、バッファのアドレスや内容など詳細情報を表示します。6 以上のレベルでは、さらに内部情報が出力されます。
tokmapctl のデバッグレベルを level で示す値に設定します。レベル 1 では出力が最小限になり、いつメッセージが送受信されたかの情報だけが表示されます。レベル 3 では、メッセージのヘッダーの内容を表示します。レベル 5 では、バッファのアドレスや内容など詳細情報を表示します。6 以上のレベルでは、さらに内部情報が出力されます。
デバッグからの出力を logfile が示すログファイルに出力するよう、tokmapd に指示します。
hostname が示すホストとのトークンマッピング送受信用の メータリングデータを tokmapd から獲得して表示します。
正しい手順のシャットダウン要求を送信し、tokmapd に戻ります。
トークンストアが大きくなりすぎた場合には、-I オプション付きの tokmapctl を実行してください。これにより tokmapd は現在のトークンストアを削除して再度初期化します。
これらのインターフェースの動作は確定されたものではありません。Trusted Solaris 環境のマイナーリリースでの変更は予定されていませんが、場合によっては変更もあります。