名前 | 形式 | 機能説明 | 属性 | 戻り値 | ファイル | 関連項目 | 注意事項
#include <stdio.h> #include <tsol/vfstab_adjunct.h>int getvfsaent(FILE *fp, struct vfsaent **vp);
getvfsaent() と getvfsafile() はそれぞれ、vp が指す構造体に、/etc/security/tsol/vfstab_adjunct ファイルにある複数の分割フィールドから成る 1 行を埋め込みます。ファイル中の各行に、<tsol/vfstab_adjunct.h> ヘッダに宣言される vfstab_adjunct 構造体が含まれています。
struct vfsaent { char *vfsa_fsname; char *vfsa_attrs; };
vfsa_fsname は、vfstab(4) に一覧表示されるファイルシステムのフルパス名を指定します。vfsa_attrs は、keyword=value の形式のキーワードまたは値の割り当てから構成される属性文字列を指します。それぞれの値は、vfstab_adjunct(4) に説明するようにセミコロンで区切られます。
getvfsaent() は、ファイル内の次の vfsaent 構造体へのポインタを返します。このため、連続して呼び出すと、ファイル全体を検索できます。getvfsafile() は、マウント先照合 file が見つかるまで、fp の指定するファイルを検索します。
成功時に返される *vp、*vp‾>vfsa_fsname、*vp‾>vfsa_attrs によって指定される位置は別々に割り当てられたものです。個々に解放するためには、free(3) を呼び出します。
これらのルーチンはファイルを開いたり、閉じたり、巻き戻したりはしません。
次の属性の説明については、attributes(5) のマニュアルページを参照してください。
属性タイプ | 属性値 |
---|---|
使用条件 | SUNWtsu |
MT レベル | MT- 安全 |
getvfsaent() によって次のエントリを読み取れた場合や getvfsafile() によって一致が見つかった場合には、0 が返されます。読み取り時にファイルの終わりに到達した場合は -1 を、エラーが見つかった場合は 0 より大きい値が返されます。次のエラー値をとります。
エントリにメモリーを割り当てられません。
これらのインターフェースの動作は確定されたものではありません。Trusted Solaris 環境のマイナーリリースでの変更は予定されていませんが、場合によっては変更もあります。