名前 | 形式 | 機能説明 | 属性 | 戻り値 | 使用例 | ファイル | 関連項目
#include <Dt/label_clipping.h>XmString Xbcltos(Display *display, const bclabel_t *cmwlabel, Dimension width, const XmFontList fontlist, const int flags);
呼び出し元プロセスの、有効な特権セットの中に PRIV_SYS_TRANS_LABEL
がなければ、現在のプロセスの機密ラベルより優位にあるラベル認可上限を変換することはできません。
X Window System 表示への接続を制御する構造体。
変換される CMW ラベル。
変換される機密ラベル。
変換される認可上限。
変換されたラベルまたは認可上限の幅 (ピクセル数)。指定された幅がフルラベルより短い場合、ラベルの長さはクリッピングされ、クリッピングした文字があることは矢印で示されます。この例では、文字は TS<- の右側でクリッピングされています。クリッピングされたインジケータについては、sbltos(3)マニュアルページを参照してください。指定された幅が表示幅 (display) に等しい場合は、ラベルは表示幅の半分の幅で折り返されます。このとき、ラベルの長さは切り捨てられません。
フォントと文字セットのリスト。各フォントは文字セット 1 つずつと関連付けられています。
フラグの値は、label_encodings(4) ファイルの中のどの語句を変換に使用するかを示しています。次のフラグ値の説明については、bltos(3) マニュアルページを参照してください。 LONG_WORDS、SHORT_WORDS、LONG_CLASSIFICATION、SHORT_CLASSIFICATION、 ALL_ENTRIES、ACCESS_RELATED、VIEW_EXTERNAL、VIEW_INTERNAL、NO_CLASSIFICATION。 BRACKETED は、Xbsltos() でのみ使用できる補足フラグです。[C] のように、機密ラベルは角括弧で囲まれます。
次の属性の説明については、attributes(5) のマニュアルページを参照してください。
属性タイプ | 属性値 |
---|---|
使用条件 | SUNWtsu |
MT レベル | MT- 安全 |
これらのインタフェースは、文字コード形式の変換済み CMW ラベル、機密ラベル、情報ラベル、認可上限のうちいずれかを表す複合文字列を返します。複合文字列に使用する言語とフォントは、fontlist に指定され、width にクリップされます。これらのインタフェースは、ラベルまたは認可上限が label_encodings(4) ファイルに定義される有効かつ必須のタイプでない場合、プロセスの機密ラベルより下位でなく、PRIV_SYS_TRANS_LABEL
特権が表明されていない場合には、NULL を返します。
フォントリストである label_encodings(4) ファイルに指定されている long word を使って認可上限を ASCII に変換し、変換した認可上限を 72 ピクセル幅にクリップします。
xmstr = Xbcleartos(XtDisplay(topLevel), &clearance, 72, fontlist, LONG_WORDS
ラベルクリッピング用ヘッダファイル
当該システムの定義済みラベルの格付け名、語句、制約、値が書かれているラベルエンコーディングファイル
label_encodings(4TSOL), bltos(3), sbltos(3)
Trusted Solaris 開発ガイド, Trusted Solaris の管理者用のマニュアル, Trusted Solaris のラベル管理, および Trusted Solaris ユーザーズガイド
attributes(5)、XmStringDraw(3X)、 FontList(3X) を参照してください。