Trusted Solaris 環境では、情報ラベルが実行されている場合、すべてのメールメッセージには機密ラベルが割り当てられます。着信メールはメールプログラムによって機密ラベルと役割別にソートされ、メールサブパネルに別々のメール通知アイコンで表示されます (次の図を参照)。この機能により、関心のあるラベルのメールを優先させ、他のラベルのメールは後回しにするといったことも可能になります。メールプログラムは同時に 1 つの機密ラベルでしか動作しません。フロントパネルのメールプログラムアイコンをクリックすると、現在のワークスペースの機密ラベルでメールプログラムが開きます。サブパネルで、ラベル付きのメールプログラムアイコンをクリックすると、その機密ラベルのメールプログラムが開きます。
メールは、メッセージを作成したメールツールの機密ラベルで送信され、同じ機密ラベルにアクセスできるホストとユーザーだけが受信します。
メールプログラムの中の不在返信メッセージオプションを使う必要がある場合、メールを受信する機密ラベルそれぞれについて不在返信メッセージを設定しなくてはなりません。不在返信メッセージに関するサイトのセキュリティポリシーについてはセキュリティ管理者に確認してください。
CDE のメールプログラムはデフォルトで装備されています。別のメールアプリケーションを使用したい場合は、そのメールアプリケーションが正しくインストールされていることを管理者に確認してください。別のアプリケーションは、アイコンをサブパネルの「アイコンのインストール (Install Icon)」ドロップサイトにドロップすればインストールできますが、この場合、機密ラベルごとの通知機能は使用できません。