Trusted Solaris 7 は SolarisTM 7 に基づいており、次に示す Solaris 7 の機能に加えて拡張されたセキュリティ機能が装備されています。
ANSI C 言語仕様
アプリケーションプログラミングインタフェース (API)
『SPARC Architecture Manual Version 8』に示された、アプリケーションバイナリインタフェース (ABI) および System V Release 4 ABI
実行可能ファイルの形式
a.out
Executable and Linking Format (ELF)
インタプリタ処理されるファイル
デバイスプログラミングインタフェース
デバイスドライバインタフェース (DDI)
デバイスカーネルインタフェース (DKI)
ファイルシステムとファイルシステムオブジェクト
ユーザー管理コマンドとシステム管理コマンド
共通デスクトップ環境 (Common Desktop Environment、CDE) 仕様
Trusted Solaris 7 の X ウィンドウシステムは、Solaris 7 の X11R5 ベースのウィンドウシステムに基づいており、一般にこのウィンドウシステムと互換性がある
Motif と OPEN LOOK インタフェースツールキット (OLIT)
Level 1、2、3 の国際化。Trusted Solaris 7 では C ロケールと日本語版ロケールが提供されます。
Solaris 7 の Pluggable Authentication Module (PAM) 機能
/usr/lib/security/pam_rw.so と呼ばれる新しい共有オブジェクトをインストールすることによって、パスワード生成アルゴリズムを交換できます。ファイルは rwxr-xr-x root sys のアクセス権を持ち ADMIN_LOW でなければなりません。この機能は randomword(3) のマニュアルページの中に記述されている構文と意味に従わなければなりません。