Trusted Solaris 開発ガイド

ユーザーデータベースとプロファイルデータベース

ユーザーデータベース tsoluser(4) と実行プロファイルデータベース tsolprof(4) 内の情報は、ライブラリルーチンを使用してアクセスできます。この例は、tsoluser データベースからユーザー情報を取得します。この情報は、システム管理者がユーザーマネージャとプロファイルマネージャを使用してシステムのユーザープロファイルと実行プロファイルを設定するときにデータベースに加えるものです

TSOL_DB_SRC_NISPLUS フラグは、Trusted Solaris 7 に対し tsoluser NIS+ データベースを読み取ってユーザー情報を取得するように伝えます。このルーチンやその他のデータベースアクセスルーチンが返す情報の詳細は、第 10 章「ユーザーとプロファイルのデータベースエントリへのアクセス」を参照してください。

この例は、次のライブラリを使用してコンパイルします。

-ltsoldb -lnsl -lcmd -ltsol

#include <tsol/user.h>
 #include <tsol/tsol.h>

 main()
 {
 	userent_t *uentry;
 	char *uname = "zelda";
 	uentry = getuserentbyname(uname, TSOL_DB_SRC_NISPLUS;
 }