Trusted Solaris 開発ガイド

データ型、ヘッダーファイル、ライブラリ

この章で説明しているプログラミングインタフェースを使用するには、次のヘッダーファイルが必要です。

#include <tsol/mld.h>

この章の例は、次のライブラリを使用してコンパイルしています。

-ltsol

機密ラベル

bslabel_t 型の定義は、バイナリ CMW ラベルの機密ラベル部を示します。getsldname(2) システムコールは、bslabel_t 型の変数を受け取ります。

状態

stat 構造体は、指定された MLD、SLD、シンボリックリンクのいずれかの情報を含みます。この構造体は、mldstat(2)mldlstat(2) システムコールによって返されます。

型 

フィールド 

内容 

デフォルト 

mode_t 

st_mode

ファイル形式とアクセス権 

nlink_t 

st_nlink

ハードリンクの数 

uid_t 

st_uid

所有者のユーザー ID 

gid_t 

st_gid

所有者のグループ ID 

time_t 

st_atime

示す最後のアクセス時間 (秒単位) 

現在の時間 

time_t 

st_mtime

示す最後の変更時間 (秒単位) 

現在の時間 

time_t 

st_ctime

示す最後の i ノード変更時間 (秒単位) 

現在の時間