Trusted Solaris 開発ガイド

パッケージファイル

パッケージは、パッケージオブジェクトと制御ファイルから構成されます。パッケージオブジェクトはインストールされるファイルであり、制御ファイルは、パッケージがインストールされるかどうか、インストールされる場合にはいつ、どこで、どのように行われるかを制御するファイルです。システム上のインストール済みパッケージについての情報は、/var/sadm/install/contents 内のソフトウェアインストールデータベースに格納されています。

次に、ABI 準拠のソフトウェアパッケージの作成とインストールを行う Solaris 7 コマンドを示します。

pkginfo(1)

ソフトウェアパッケージ情報を表示する 

pkgparam(1)

パッケージのパラメータ値を表示する 

pkgask(1M)

要求スクリプトを作成する 

installf(1M)

ソフトウェアインストールデータベースにエントリを追加する 

removef(1M)

ソフトウェアインストールデータベースからエントリを削除する 

パッケージを作成するには、次のファイルを設定します。

pkgmk(1) は、pkginfo(4)prototype(4) を使用して、ソフトウェアパッケージを構築します。オプションのスクリプトは、インストールのカスタマイズとパッケージの削除を行います。