Trusted Solaris 開発ガイド

サーバー

次に示す、SVCXPRT 構造体のセキュリティ属性フィールドは、サーバープロセスを使用して直接アクセスできます。

t6attr_t xp_tsol_incoming_attrsp

t6attr_t xp_tsol_outgoing_attrsp

t6mask_t xp_tsol_incoming_new_attrs

サーバーは、t6alloc_blk(3N) を使用してセキュリティ属性の領域を持つ不透明な構造体を割り当て、SVCXPRT 構造体内の xp_tsol_incoming_attrsp フィールドを設定してそのセキュリティ属性構造体を指すことにより、着信クライアント要求の 1 つ以上のセキュリティ属性を受信できます。

特権を持つサーバーは、t6alloc_blk(3N) を使用してセキュリティ属性の領域を持つ不透明な構造体を割り当て、SVCXPRT 構造体内の xp_tsol_outgoing_attrsp フィールドを設定してセキュリティ属性構造体を指すことにより、サーバーへの要求にセキュリティ属性を設定できます。RPC ライブラリルーチンは、属性をピックアップし、それらを応答の属性として送信します。

サーバーは、SVCXPRT 構造体内の xp_tsol_incoming_new_attrs フィールドを使用して、確認される特定の着信属性を指すことにより、データの次のバイトと最後のバイトのセキュリティ属性を確認できます。