次のルーチンは、X ウィンドウサーバーに対し、セッション認可上限と最下位のセッションラベルを設定します。詳細は、XTSOLsetSessionHI(3X11TSOL) と XTSOLsetSessionLO(3X11TSOL) のマニュアルページを参照してください。
セッション認可上限は、ログイン時にワークステーション所有者の認可上限から設定されます。この認可上限は、所有者の認可上限とマシンモニターのラベル範囲の上限より劣位でなければなりません。いったん変更されると、ウィンドウサーバーの認可上限よりも高い機密ラベルで動作しているクライアントからの接続要求は、それらに特権がないかぎり拒否されます。
セッションの最下位ラベルは、ログイン時にワークステーション所有者の最下位ラベルから設定されます。このラベルは、管理者の権限で設定したそのユーザーの最下位ラベルとマシンモニターのラベル範囲の下限より優位でなければなりません。いったん変更されると、ウィンドウサーバーの機密ラベルよりも低い機密ラベルで動作しているクライアントからの接続要求は、それらに特権がないかぎり拒否されます。
これらのインタフェースは、ウィンドウマネージャ用に予約されています。
void XTSOLsetSessionHI( Display *display, bclear_t *clearance); void XTSOLsetSessionLO( Display *display, bslabel_t *sl);