Trusted Solaris 開発ガイド

シェルエスケープの回避

アプリケーション内でシェルエスケープを使用すると、エンドユーザーが信頼性を損ねる場合があります。たとえば、メールアプリケーションの中には !command 行をコマンドとして解釈して実行するものがあります。メールアプリケーションがトラステッドプロセスである場合、特権を使用して動作します。エンドユーザーは、この機能を使用し、メールアプリケーションの特権を利用するスクリプトを作成できます。アプリケーションがトラステッド環境で動作する場合は、シェルエスケープの機能を除いてください。