pestest が動作しているインストール中、あるいは、ファームをアクティブ化しているときの実行時、次のようなメッセージが画面またはデバッグログに出力されることがあります。
device-id: test FAILED: Reason was: - Cannot save state information for device-id: Blade Sn seems to be faulty |
回避策: 後者 (ファームをアクティブ化しているとき) の問題を回避するには、次のうちの 1 つを行う必要があります。
問題のあるブレードを交換します。 このブレードには問題があるため、できるだけ早く交換する必要があります。 次の手順に従います。
次のコマンドを入力して、メッセージ内の device-id が示すブレードのプロパティを表示します。
# /opt/terraspring/sbin/device -l device-id |
FARM_ID 列を調べます。
FARM_ID 列にハイフン (-) が含まれない場合、そのブレードはファームの一部です。
ブレードがファームの一部である場合、次のコマンドを入力して、問題のあるブレードを同じような属性を持つ別のブレードと交換します。
# /opt/terraspring/sbin/replacedevice farm-id failed-device-id |
当該ブレードが格納されているシェルフの ID を調べるには、次のコマンドを入力します。
# /opt/terraspring/sbin/device -l device-id |
次のような行を探します。
cpu:sun-b100s-blade (- -) 50100:s0 ==> pwr:sun-b1600-pwr (- -) 50160:s0 |
この例では、シェルフのデバイス ID は 50160 です。
シェルフの IP アドレスを調べるには、次のコマンドを入力します。
# /opt/terraspring/sbin/device -lv shelf-device-id |
ipaddress: というフィールドを探して、シェルフの IP アドレスを取得します。
シェルフに telnet 接続し、次のコマンドを入力して、そのブレードを削除する準備をするようにシェルフコントローラに通知します。
# replacefru Sn |
このコマンドに応答して、ブレード上の青い LED が点灯します。
ブレードシェルフのフロントパネルから問題のあるブレードを取り外します。
欠陥のあるブレードには青い LED が点灯しているため、シェルフ内のほかのブレードと区別できます。
代わりの正常なブレードをブレードシェルフに取り付けます。
新しいブレードを検出し、データベース内の情報を更新するには、次のコマンドを入力します。
# /opt/terraspring/sbin/shelfsync |
ブレードをテストするには、次のコマンドを入力します。
# /opt/terraspring/sbin/pestest |
ブレードに FAILED というマークを付けます。 問題のあるブレードを交換しない場合、そのブレードに FAILED というマークを付ける必要があります。 そうしないと、ファーム内で問題のあるブレードが使用され、ファームのアクティブ化が失敗することがあります。 次の手順に従います。
次のコマンドを入力して、ブレードのプロパティを表示します。
# /opt/terraspring/sbin/device -l device-id |
FARM_ID 列を調べます。
FARM_ID 列にハイフン (-) が含まれない場合、そのブレードはファームの一部です。
次のコマンドを入力して、問題のあるブレードを同じような属性を持つ別のブレードと交換します。
# /opt/terraspring/sbin/replacedevice farm-id failed-device-id |
STATE 列を調べます。
STATE が FAILED に設定されていない場合、次のコマンドを入力して、STATE を FAILED に設定します。
# /opt/terraspring/sbin/device -sB device-id |