N1 Provisioning Server 3.1, Blades Edition インストールガイド

データプレーンスイッチ接続の構成

N1 Provisioning Server ソフトウェアのデータプレーンに接続性を提供するには、Cisco 3750、4503、または 6500 スイッチを使用できます。 典型的なシナリオでは、データプレーンスイッチは、プロビジョニングサーバーのギガビット VLAN 対応ネットワークインタフェースカード (NIC) と、各シャーシのスイッチポートに接続されます。 データプレーンスイッチは、任意で、外部ルーターまたはスイッチに接続できます。

これらの接続の有無、および使用されるポートの数は、実装されるネットワークトポロジに依存します。 接続の両端でのデュプレックスおよび速度は、適切に自動交渉されることを確認してください。 自動交渉されない場合、ネットワーク性能に影響することがあります。 さらに、スイッチあるいはスイッチ—ルーター接続の間の帯域幅を改善するために、複数のポートが使用されている場合、これらのポートでのリンク集合体を有効にしてください。


注 –

ログイン手順とコマンドについては、Cisco のマニュアルを参照してください。


ポートに VLAN 規則を設定する前に、VLAN はスイッチの VLAN データベースに存在する必要があります。 データプレーンスイッチにログオンして、次のコマンドを入力します。


c3750-eng1>enable
Password:c3750-eng1# vlan database
c3750-eng1(vlan)# vlan 1 name DefaultVlan media Ethernet state active
c3750-eng1(vlan)# vlan 4 name IdleVlan media Ethernet state active
c3750-eng1(vlan)# vlan 8 name ImageVlan media Ethernet state active
c3750-eng1(vlan)# vlan 10 name VLAN10 media Ethernet state active
c3750-eng1(vlan)# vlan 11 name VLAN11 media Ethernet state active.
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サーバーギガビット NIC およびシャーシ NETP0 ポートに対するデータプレーン中継接続が、VLAN 4、8、および 10 から 255 でのトラフィックを許可することを確認します。

VLAN をすべて作成したら、Control Z キーを押して、構成モードを終了します。

次に、これらの接続に含まれるポート用の構成手順について説明します。

Procedureデータプレーンスイッチポートを構成する

手順
  1. ポートを外部スイッチまたはルーターに接続します。

    dot1q 表記を使用して、タグ付きパケットを許可する中継ポートとして、これらのポートを構成します。 デフォルトでは、ポートが中継モードであれば、ほとんどの Cisco スイッチで、作成したすべての VLAN の通過が 許可されます。 ただし、この振る舞いが、使用されている外部スイッチに対して暗黙でない場合は、ポートがすべての VLAN の通過を許可するように明示的に設定してください。

    たとえば Cisco 3750 および 4503 スイッチの場合、ポート GigabitEthernet 0/6 がこれを実現するためのコマンドセットは以下のとおりです。


    c3750-eng1>enable
    Password:
    c3750-eng1#config term
    Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
    c3750-eng1(config)#interface Gigabitethernet 0/6
    c3750-eng1(config-if)#switchport trunk encapsulation dot1q
    c3750-eng1(config-if)#switchport mode trunk
    c3750-eng1(config-if)#^Z
    c3750-eng1#
  2. ポートをシャーシの NetP0 スイッチポートに接続します。

    同様の方法で残りのポートも構成して、上記と同じコマンドを実行します。

  3. ポートをプロビジョニングサーバーの VLAN 対応 NIC に接続します。

    同様の方法でポートも構成して、手順 1 と同じコマンドを実行します。