Sun Management Center 3.5 インストールと構成ガイド

Java 環境変数とパス

Solaris システムで Sun Management Center 3.5 インストールウィザード、設定ウィザード、および Java コンソールを正しく稼動させるには、環境変数 JAVA_HOMEPATH を設定する必要があります。同様に、Sun Management Center Java コンソールを Microsoft Windows で正しく稼動させるには、JDK ソフトウェアのパスを含むように Microsoft Windows の %PATH% を変更する必要があります。

環境変数とパスを正しく設定しないと、Sun Management Center 3.5 のインストールと設定は失敗します。

Solaris プラットフォームで JAVA_HOMEPATH を設定する方法

JDK 1.3.1 または JDK 1.4 ソフトウェアがデフォルトの位置にインストールされている場合:

  1. スーパーユーザとしてログインします (su - root を入力します)。

  2. JAVA_HOME/usr/j2se に設定します。

    • C シェル環境の場合:


      # setenv JAVA_HOME /usr/j2se
      
    • Bourne 環境または Korn シェル環境の場合:


      # JAVA_HOME=/usr/j2se
      # export JAVA_HOME
      

    ヒント –

    .login または .cshrc ファイルに適切なステートメントを加えます。


  3. システムパスに /usr/j2se/bin を追加します。

  4. PATH/usr/bin の前に /usr/j2se/bin を入れます。

  5. PATH/usr/ucb の前に /usr/bin を入れます。

Microsoft Windows 98 で PATH を設定する

以下の作業は、JDK 1.3.1 または JDK 1.4 ソフトウェアがデフォルトの位置 C:\j2sdk version number (例: C:\j2sdk1.4) にインストール済みであることを前提としています。

  1. ファイル c:\autoexec.bat を編集します。

  2. PATH ステートメントに JDK bin ディレクトリの位置を追加します。

    たとえば、autoexec.bat ファイルの PATH ステートメントが PATH=c:\windows;c:\windows\command である場合、PATH ステートメントは PATH=c:\windows;c:\windows\command;c:\j2sdk version number\bin になります。ここで、version number は JDK のバージョンです。

    例えば、

    PATH=c:\windows;c:\windows\command;C:\j2sdk1.4\bin

    PATH ステートメント内の各ディレクトリは、このようにセミコロンで分けてください。

  3. ファイルを保存して終了します。

Microsoft Windows NT または Microsoft Windows 2000 で PATH を設定する
  1. 「スタート」、「設定」、「コントロールパネル」の順に選択します。

  2. 「システム」をダブルクリックします。

  3. Microsoft Windows NT では、「環境」タブを選択します。Microsoft Windows 2000 では、「詳細」タブを選択し、続いて「環境変数」を選択します。

    「環境変数」ウィンドウが表示されます。

  4. 「ユーザー環境変数」と「システム環境変数」でパスをクリックします。

  5. 「編集」をクリックします。

    「システム変数の編集」ウィンドウが表示されます。


    注 –

    「システム変数の編集」ウィンドウに、環境変数 %SystemRoot% を使用した Microsoft Windows ルートディレクトリが表示されます。


  6. PATH ステートメントに JDK bin ディレクトリの位置を追加します。

    たとえば、「システム変数の編集」ウィンドウに表示される PATH ステートメントが %SystemRoot%\system32;%SystemRoot% である場合、新しい PATH ステートメントは %SystemRoot%\system32;%SystemRoot%;c:\j2sdk version number\bin になります。ここで、version number は JDK のバージョンです。

    例えば、

    %SystemRoot%\system32;%SystemRoot%;c:\j2sdk1.4\bin

    PATH ステートメント内の各ディレクトリは、このようにセミコロンで分けてください。

  7. 「OK」をクリックして各ウィンドウを 1 つずつ閉じます。