Sun Management Center 3.5 インストールと構成ガイド

HP OpenView Operations との統合

HP OpenView (HPOV) Operations (旧名称: VantagePoint Operations) は、分散環境を管理するための分散クライアントサーバソフトウェア製品です。HPOV Operations は一元化された管理コンソール (サーバ) であり、この製品を利用することでユーザは管理されているホストシステム上で稼動しているエージェントの処理を対話式で行えます。

Sun Management Center は、Sun 製品の徹底的な監視と管理を通して HPOV Operations の機能を補足します。HPOV Operations と Sun Management Center 間の統合は、HPOV エージェントと Sun Management Center サーバを通して行います。

HPOV 統合の主な特長

HPOV と Sun Management Center を統合することで、次のような作業が可能となります。

HPOV 統合の主要コンポーネント

HPOV との統合に必要な主なコンポーネントを次に示します。

HPOV 統合の前提条件

Sun Management Center と HP OpenView Operations を統合するためには、HPOV サーバホストにこの統合ソフトウェアをインストールし、続いて Sun Management Center サーバのホストとなるすべてのシステムに配布する必要があります。この統合は、HPOV 分散機能を通して容易に行えます。

HPOV Operations サーバでインストールを行うと HPOV Application Bank に多数のアイコンが追加され、オペレータは Sun Management Center コンソールを起動できるようになります。

イベント転送は、Sun Management Center サーバと HPOV エージェントに接続するマッパープロセスを通して行います。

HPOV 統合をサポートするプラットフォーム

HPOV は、Solaris 2.6、Solaris 7、Solaris 8、および Solaris 9 リリースでサポートされます。

HPOV 統合に関連するその他のマニュアル

HPOV 統合の詳細については、『HP OpenView VantagePoint Operations - Integration for Sun Management Center Software User's Guide』を参照してください。

このマニュアルを入手するには、http://ovweb.external.hp.com/lpe/doc_serv にアクセスし、IT/Operations for Sun Solaris をクリックしてダウンロードしてください。