ユーザは、Sun Management Center NAT ホストごとに静的な NAT マッピングを設定する必要があります。
NAT 環境全体にわたる Sun Management Center 3.5 オペレーションに動的な NAT マッピングはサポートされません。
Sun Management Center は未定義のポート (SNMP、プローブ、RMI、コンソール統合など) をいくつか使用するため、Sun Management Center では Sun Management Center NAT サポートにポート制限を指定することはできません。
NAT 環境における処理をサポートするため、NAT は Sun Management Center 3.5 ソフトウェアが IP アドレスではなく名前を使用してほかの Sun Management Center ホストの識別やそれらのホストとの通信を行えるようにします。この名前は、標準のネーミングサービスを通して有効な IP アドレスに変換できるホストエイリアスでなければなりません。この名前はまた、Sun Management Center コンポーネントが導入される関連したアドレス範囲内で適切な IP アドレスに変換できるものでなければなりません。
このため、Sun Management Center コンポーネントがインストールされたすべてのアドレス範囲のホストマップで、すべての Sun Management Center NAT ホストに共通のホストエイリアスを定義する必要があります。
ホストエイリアスは、ファイル (/etc/hosts など)、NIS、NIS+、DNS などを含むことができる標準のシステムホストマップで定義する必要があります。この章のこれ以降のページでは、共通のホストエイリアスを NAT ホスト名と記述しています。