Sun Management Center 3.5 インストールと構成ガイド

SNMP の概要

Sun Management Center サーバは、SNMP を使用して Sun Management Center エージェントとの通信を行います。SNMP は、トポロジマネージャー、構成マネージャー、トラップハンドラなどのような他のサーバコンポーネントとも通信を行います。これに対して、Sun Management Center サーバは RMI(リモートメソッド呼び出し)を使用して Sun Management Center コンソールと通信を行います。

Sun Management Center コンポーネントの SNMP ポートは、次の 2 つのファイルで定義されます。

ファイル domain-config.x には、SNMP ベースの Sun Management Center エージェントごとに 1 つの構成ブロックが含まれます。各構成ブロックには、対応するエージェントのポートアドレスを定義する行が 1 つ以上含まれます。Sun Management Center サーバのデフォルトのポートは、ファイル server-config.x で定義されています。

161 以外のポートアドレスを使用する Sun Management Center エージェントがインストールされたホストは、Create Topology Object ウィンドウを使用して手作業で管理ドメインに追加できます。あるいは、検出パラメータにポート番号を指定してこれらのホストを自動的に検出することもできます。Create Topology Object ウィンドウの詳細については、『Sun Management Center 3.5 ユーザーガイド』の「オブジェクトのトポロジデータベースへの手動追加」を参照してください。ホストを自動的に検出する方法の詳細については、『Sun Management Center 3.5 ユーザーガイド』の「Discovery Manager を使用したオブジェクトのトポロジデータベースへの追加」を参照してください。 ポート 161 以外に指定できるのは 1 つのポート番号だけであるため、代替ポート番号を選択してすべてのエージェントインストールに使用する必要があります。