Sun Management Server のホストサイジング要件は、サーバレイヤで管理されるエージェントの数とそれらのエージェント上の管理作業に大いに左右されます。管理作業には、システムが生成する作業 (イベントの生成や処理など) とユーザが起動する作業 (データのブラウジング、ネットワーク検出、グループ処理、システム監視および診断など) があります。
管理作業の影響のため、サイジング要件は、サーバにインストールされている Sun Management Center アドオンパッケージの数、種類、および構成、そして管理ノードの数によって変わります。一般には、使用中のアドオンの数が多いほど管理作業の量が多く、サーバのハードウェア要件も厳しくなります。
次の図に、Sun Management Center サーバとして推奨されるマシンのクラスを、管理対象となるエージェント数とおおよその管理作業の関数として示します。この図では、サーバ上では Sun Management Center コンソールが動作していないことを想定します。また、小型サーバの場合は 5 個の遠隔コンソールセッション、中型サーバの場合は 10 個の遠隔コンソールセッション、そして、大型サーバと超大型サーバの場合は 15 個の遠隔コンソールセッションが存在することを想定します。
上記図に示したマシンのクラスは、同様な性能を持つホストの代表的なクラスを示します。
Sun Management Center コンソールアプリケーションをサーバレイヤホスト上で実行することによって、サーバは性能に影響を受けます。さらに、この影響はアクティブなコンソールセッションの数によっても変わります。サーバホストがサーバレイヤコンポーネントをサポートできる余裕がない場合、Sun Management Center コンソールをサーバマシンで実行してはなりません。