この章で説明する障害復旧手順を進める場合は、この節に示した要件を考慮します。障害復旧手順に応じた要件を順守してください。
ハードウェアが損傷または破壊された場合は、次のことを守って新しいシステムハードウェアを正しくインストールし、構成します。
ハードウェアを交換する場合は、障害発生の前に使われていたのと同じコントローラ、ドライバ、SCSI ID を使うようにする
新しいディスクまたはシステム上に、元のサイズと同じか、それより大きいサイズのディスクパーティションを作成し直す
ディスクパーティションを、元のディスクと同じフォーマットとなるようにフォーマットする
オペレーティングシステムが損傷または破壊された場合は、次のことを守ってインストールし直します。
前と同じバージョンのオペレーティングシステムをインストールする
コンピュータ名、TCP/IP ホスト名、DNS ドメイン名は前と同じものを使う
障害発生前に使われていたオペレーティングシステムのパッチがあれば、それらもインストールし直す
デバイスドライバ、SCSI ドライバもインストールし直す
ネットワークプロトコルがすべて正常に機能しているかどうか確認する
オペレーティングシステムをインストールし直したら、システムをリブートし、スーパーユーザーとしてログインする。システムを起動してもエラーメッセージが表示されないこと、オペレーティングシステムがすべてのデバイスを認識していることを確認する
Backup を確実にインストールし直すには、次のことを守ります。インストール方法の詳細は、『Solstice Backup 5.1 ご使用にあたって』を参照してください。
前と同じバージョンの Backup ソフトウェアをインストールする
前の Backup と同じ場所に再インストールする
障害発生前にインストールされていたパッチがあれば、それらも再インストールする
Backup サーバーの場合は、さらに別の手順を実行して、Backup サーバーのインデックスと構成ファイルを探す必要がある。詳細は、「Backup インデックスと構成ファイルの復旧方法 」を参照
Backup クライアントとストレージノードについては、「Backup クライアントとストレージノードの復旧方法」を参照