N1 Service Provisioning System 4.1 インストールガイド

OpenSSH 2.0 コマンドリファレンス

この節では、この章で扱う OpenSSH 2.0 コマンドと各種オプションについて説明します。 別のバージョンの SSH を使用している場合は、そのバージョンで、次のコマンドと同等のコマンドならびにオプションが使用できるかどうかを確認してください。

表 6–2 OpenSSH 2.0 コマンド

ツール 

説明 

ssh

アプリケーションにその他のアプリケーションのリモート呼び出しを許可する。 SSH 通信を行う構成にした場合、ソフトウェアは ssh コマンドを使ってリモートアプリケーション (Remote Agent または Local Distributor) を呼び出す。リモートアプリケーションとの通信には、SSH の標準入出力ストリームを使用する

ssh-agent

パスワード付きの非公開鍵を使用したい場合に使用する。 アプリケーションの SSH 呼び出しが ssh-agent 通信で認証を行えるように、ssh-agent を使って鍵をアップロードする

ssh-add

ssh-agent に非公開鍵をアップロードする

ssh-keygen

SSH 接続を保護するため、公開鍵 - 非公開鍵のペアを生成する 

ssh コマンドには、次のオプションがあります。

-A

認証エージェント転送を有効にする

-o `BatchMode yes'

パスフレーズクエリーを無効にする

-t

コマンドが発行されている場合も tty を割り当てる

ssh-keygen コマンドには、次のオプションがあります。

-t rsa

生成する鍵のタイプを RSA にする

ssh-agent コマンドには、次のオプションがあります。

-k

環境変数 SSH_AGENT_PID 内の pid セットを使ってエージェントを強制終了する。 その他の実装では、別の環境変数を使用する可能性がある