インストール時に、各アプリケーションは次のように構成されます。
サーバー認証を要求する暗号群をサポートする
クライアント認証は要求しない
N1SPS4.1-home/app/data/private.store ファイル内のプライベートキーストアを検出する
N1SPS4.1-home/app/data/trust.store ファイル内のトラストキーストアを検出する
各キーストアに空のパスワードを渡す
アプリケーションごとに、次のセキュリティチェックが行われるように SSL 構成を変更することができます。
各アプリケーションの暗号群を選択的に有効化する
有効化する暗号群を明示的に指定できます。 指定しない場合、リファレンス実装はデフォルトで有効になっている暗号群を使用します。 リファレンス実装によって有効化されるデフォルトの暗号群は、サーバー認証を要求します。 サポートされる暗号群については、「「SSL 暗号群」」を参照してください。
アプリケーションが接続する SSL クライアントを認証するように指定する
プライベートキーストアおよびトラストキーストアの場所とパスワードを指定する
認証を有効にするには、アプリケーションのインストール後にキーストアを初期化する必要があります。
config.properties ファイルを手動で編集し、SSL 構成を変更します。
次の表に、config.properties ファイル内の SSL 構成関連の設定を示します。 使用する SSL 接続の種類に応じて、パラメータを変更してください。
パラメータ |
デフォルト値 |
説明 |
---|---|---|
net.ssl.cipher.suites |
SSL_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA |
有効にする SSL 暗号群をコンマで区切って表示。 サポートされる SSL 暗号群の一覧は、「「SSL 暗号群」」を参照 |
net.ssl.client.auth |
false |
SSL サーバーで、接続するクライアントを認証するかどうかを指定する |
net.ssl.trust.store.path |
N1SPS4.1–home/data/trust.store |
トラストキーストアのパス。 トラストキーストアには、このノードへの接続を許可されたノードの公開鍵が格納されている |
net.ssl.private.store.path |
N1SPS4.1–home/data/private.store |
プライベートキーストアのパス。 プライベートキーストアには、このノードがほかのノードに対して自身を認証するとき使用する公開鍵と非公開鍵のペアが格納されている |
net.ssl.key.store.pass |
|
キーストアのパスワード |