N1 Service Provisioning System 4.1 リファレンスガイド

はじめに

このマニュアルでは、アプリケーションのモデル化と管理の方法、コマンド行インタフェースの使用方法、多数の製品コマンドの使用方法について説明します。

対象読者

このマニュアルは、N1 Service Provisioning System software の初期構成を行う上級システム管理者およびシステムの保守担当のシステム管理者を対象としています。

このマニュアルは、SunTM のソフトウェアとハードウェアについて広い知識を持つ経験を積んだシステム管理者を対象読者としています。 企画や販売前のガイドとしては使用しないでください。 この文書を読み始める前に、システム要件を決定し、適切な機器とソフトウェアを購入しておく必要があります。

内容の紹介

このマニュアルでは、最初の 3 章で、コンポーネントとプランの作成および管理に使用する XML スキーマについて説明します。 残りの 13 章では、N1 Service Provisioning System software の管理に使用するコマンド行インタフェースとコマンドについて説明します。

関連マニュアル

以下のマニュアルには、N1 Service Provisioning System software を管理するための概念的な情報または手続きが記載されています。 本書をハードコピーで使用する場合は、必ず以下のマニュアルを参照できるようにしてください。

Sun のオンラインマニュアル

docs.sun.com では、Sun が提供しているオンラインマニュアルを参照することができます。マニュアルのタイトルや特定の主題などをキーワードとして、検索を行うこともできます。URL は、http://docs.sun.com です。

表記上の規則

このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。

表 P–1 表記上の規則

字体または記号 

意味 

例 

AaBbCc123

コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 

.login ファイルを編集します。

ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。

system%

AaBbCc123

ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 

system% su

password:

AaBbCc123

変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 

ファイルを削除するには、rm filename と入力します。

『 』 

参照する書名を示します。 

『コードマネージャ・ユーザーズガイド』を参照してください。 

「 」 

参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 

第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 

この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 

枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 

 


sun% grep `^#define \

  XV_VERSION_STRING'

コード例は次のように表示されます。

[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。

| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。

キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。

ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-DControl キーを押したまま D キーを押すことを意味します。

一般規則